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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 空へ水へ、ヒロインのために!

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 ("Mission: Impossible – Rogue Nation")

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舞台の内と外を──悲劇が照らす

ダブル・ヒロイン危険なアクションが楽しい!
クリストファー・マッカリーが監督と脚本を勤めています。彼は、「いかに主人公を格好良く見せるか──と言うか、トム様を苦しめるか」を考えつくしたに違いない! そんな場面の連続でした。

なかでも飛行機のスタントがスゴい!
なんと、トム・クルーズ本人が実際に飛行する飛行機に しがみつく! 何と言っても、冒頭に いきなり登場する このシーンが圧倒的でした。
バイクやカー・アクションもキレがあり、見応えがある。自分好みの「本当に痛そうな衝突シーン」も楽しめます。

さらには、「ある作戦」が目を引きました。
まったく宣伝もされていないし、作中でもサラッと遂行しています。なんだったら「ギャグ・シーン」に当たるけれど、もしかしたらシリーズでも最高の難問かも?

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『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 最強・最弱のランク更新!

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』("Avengers: Age of Ultron")

LEGO MARVEL AVENGERS 圧倒的な強さをねじ伏せる──ひとつの思い

お気楽なアクション映画が進化しました!
本作品のストーリィには批判の声も多く聞きます。しかし、自分には楽しかったし、次回にも期待が持てました。意外にもミステリィ要素が あって、単純なアクションものには終わっていません。
今回の事件の発端を考えると、いったい誰が悪いのか、悪とは何か──と考えてしまう。

監督と脚本は、前作と同じジョス・ウェドンです。
ジョスは、初代『トイ・ストーリー』でアカデミー脚本賞にノミネートされました。エンタテインメント性には定評が ありますね。


さて、アベンジャーズの強さランキングを発表です!
独断と偏見による結果は、以下に なりました! 365+1 日 24 時間、いつでも反論は受け付けまs(ry

ブラック・ウィドウ >>>>>> ハルク > (「謎の赤い人」 > ウルトロン =) アイアンマン > ソー > [人類でも越えられるカベ] > (スカーレット・ウィッチ > クイックシルバー >) ホークアイ >>>> [もはや擁護不可] >>>> キャプテン・アメリカ

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『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 老若シュワ×合体

ターミネーター:新起動/ジェニシス』 ("Terminator Genisys")

airwaves 困難でも見上げれば──希望が浮かぶ

初代『ターミネーター』と『2』のファンは必見ですよ!
両作品のオマージュが ふんだんに盛り込まれています! なにしろ制作には 1・2 の監督であるジェームズ・キャメロンも関わっている!
3』の要素は少しだけでした(「磁気」くらい?)。それでは、『4』は「無かったこと」に されたのか? ──と思いきや、誰もが(自分も)忘れていた うれしいサプライズが ありました。
若き日のシュワちゃん」が(無表情で)暴れ回る!

監督はアラン・テイラーです。
テレビ・シリーズの『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を手がけました。
ターミネーター』シリーズ 3 部作を新しく立ち上げてくれた監督に感謝します! ──そう、スタッフ・ロールに挿入される映像で分かるとおり、続編が予定されていますよ!
最後まで お見逃しなく!(席を立つ人が多かった)

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 爆音も黙る女戦士の一発

マッドマックス 怒りのデス・ロード』 (Mad Max: Fury Road)

Mad Max and Interceptor 血も油も──すべてを奪われる

脳内にニトロを吹き付けられる大傑作です!
見ると IQ が 10 は下がる」とウワサの映画ですが、とんでもない! 30 は爆下がりを覚悟しましょう!

──というのは冗談で、哲学的テーマも隠されている。
女性蔑視の男性中心映画」と取ることもできるし、「戦う女性が自由を求める話」という解釈もできます。ぜひ女性と一緒に観に行って感想を言い合いましょう!
(その結果、険悪になっても知らない)

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『アメリカン・スナイパー』 戦争賛美でも反戦でもなく

アメリカン・スナイパー』 ("American Sniper")

Navy Seal V2
戦場に忘れてきた──心と愛

運命の皮肉に心を引き裂かれた男伝記映画です!
戦場での戦闘・銃撃戦が描かれる「戦争映画」であり、「伝説」と呼ばれる「英雄」が登場する。砂煙が舞い重苦しく、張り詰めた空気まで伝わってくるような戦闘シーンがリアルでした。
しかし、クリント・イーストウッド監督が見せる物語は、家族を守りたかった素朴な男の姿です。敵からは「悪魔」と称される男が、家庭では不器用で善良な顔しか見せません。
ある時までは──。

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『ゴーン・ガール』 円満な夫婦生活・オア・ダイ

ゴーン・ガール』 (Gone Girl)

Punch and Judy パンチとジュディ──彼らが幸せになる道は?

「夫婦愛とは何か」を描いたラヴ・ストーリィです!

5 周目の結婚記念日に、妻が失踪してしまう。
残された夫は妹に協力を求め、妻の行方を追った。真実が明かされた あと、「結婚とは何か」を観客にも問いかける──。

もちろん、それだけでは終わりません!
なにしろ、『ドラゴン・タトゥーの女』を監督したデヴィッド・フィンチャーの作品ですからね! 自分が大好きな『セブン』の監督でも あり、「人間の心の闇」を描かせたら天下一品です。

ホラー映画より怖い恋愛物語でした!
彼女は どこへイってしまったのか──。

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『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』 刺さる散る落ちる

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』 (Sherlock Holmes: A Game of Shadows)

Reichenbach Falls: 4th May 1891
真実は何か──目撃の時が迫る

今作もアクションが良かった!
「ホームズ・ビジョン」と名づけられたスロー・モーションを多用するアクションは、本作でも健在です。
さらには、「ビジョン」を使う別の人物も登場──!?

ロバート・ダウニー・Jrの演じるシャーロック・ホームズジュード・ロウジョン・H・ワトスンがコンビを組んだシリーズ第 2 弾です!
いわゆる「ホームズ像」や「ワトソン役」の代名詞を吹き飛ばす人物像は、今回も健在でした。そして 2 人の関係(意味深)も──?

監督も前作と同様にガイ・リッチーで、気心の知れたスタッフたちが「より おもしろく・より激しくしよう」という心意気が画面を通して感じました。

『シャーロック・ホームズ』は最高傑作のアクション映画! | 亜細亜ノ蛾

ついにジェームズ・モリアーティ教授と対決します!
原作ではホームズの最大のライバルだった教授は、ジャレッド・ハリスが貫禄タップリに演じています。
ホームズ対モリアーティの決着は──!?

シャーロックの兄も登場しました!
弟よりも優れた探偵と言われるほどの頭脳の持ち主であるマイクロフト・ホームズは、スティーヴン・フライがユーモラスに見せてくれます。

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『ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル』 世界一のビルからダイブ!

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 (Mission: Impossible – Ghost Protocol)

The NW view of Dubai from the Burj Khalifa
世界で一番高いものは──人間の志

文字どおり命をかけたアクション映画の傑作でした!

トム・クルーズが演じるイーサン・ハントが主役の『M:I』シリーズ第 4 弾です!
IMF (Impossible Mission Force) のエージェントであるイーサンの活躍は、前作よりも さらにアクションが激しくなっていて、観ている自分まで痛みや怖さを感じるほどでした!

『M:i:III』 ショッキングなオープニングで引き込まれる | 亜細亜ノ蛾

世界一高いビルであるブルジュ・ハリーファスタントも使わずトム・クルーズ本人が登ったり飛び降りたりする場面が なんと言っても最高です! アクション映画好きの自分は、この 1 点だけで満点を付けました!
ぜひ、予告編や本編だけではなく、舞台裏を撮影した「特別映像」も ご覧くださいね!

映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』オフィシャルサイト
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』オフィシャルサイト

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『カウボーイ & エイリアン』 インディ・ジョーンズ & 007!?

カウボーイ & エイリアン』 (Cowboys & Aliens)

Siege on the Rocket Caboose 人類は逃げ惑うだけ──なのか

激しいアクション意外にも泣ける話を楽しめました!

西部劇と SF を組み合わせたストーリィが まず素晴らしい。「宇宙人襲来モノ」の大半は異星人の技術のほうが優れているわけだから、わざわざ現代を舞台にする必要は ないわけです。
馬にまたがったカウボーイが、近未来的な金属製の腕輪を身に付けている映像だけでグッと来ました。

なんと言っても注目は、役者の豪華さです!
記憶喪失中の主人公であるジェイク・ロネガンダニエル・クレイグ、敵対関係から仲間になるウッドロー・ダラーハイド大佐ハリソン・フォードが演じています。
つまりはジェームズ・ボンドインディ・ジョーンズの競演だ! これだけでワクワクしながら見ました。2 人とも まったく違うキャラですけどね。

監督はジョン・ファヴローです。
彼が製作総指揮を務めた『アベンジャーズ』と同じく、深く考えずに楽しめる映画ですよ!

『アベンジャーズ』の最強は誰だ!? 脳天気に楽しめるアクション大作! | 亜細亜ノ蛾

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『ルーパー』 愛のために生きるか アイのために死なせるか

ルーパー』 (Looper)

Infinite loop ループが ねじれても──他人に閉じられたくない

SF アクション映画の大傑作です! 何度も観たい!
タイム・トラベルが主題だけにタイム・パラドックスを含む矛盾だらけの展開ですが、そこが欠点にならない魅力に あふれています。深く考えずに観ても楽しめるし、考察しがいもある。

現在(2040 年代)25 歳のジョセフ・シモンズジョゼフ・ゴードン=レヴィットがクールに演じています。
30 年後(2070 年代)55 歳のジョセフ・シモンズブルース・ウィリスが熟練した演技で魅せてくれました。
この ふたりの出会いに注目です!

意外にも、もう 1 つのテーマは「愛」でした。
それぞれのジョーが、それぞれの愛に触れる。そして離れていく──。この愛おしさと せつなさは、誰でも共感できるでしょう。
恋人同士で観て欲しい名作です!

『LOOPER/ルーパー』予告編 – YouTube

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