ベニチオ・デル・トロ一覧

『21 グラム』 カットバック演出で迫真の演技が台無しに

『21グラム』(21 Grams)

──いやはや。久しぶりに「やっちゃった」な映画でした。

豪華なキャストで、それぞれが最高の演技を魅せてくれるのですが、脚本と演出が残念な感じ。いや、正確には、演出のせいで脚本の善し悪しが わからなかった、という感じです。

というのは、作中に(広義の)カットバックが何度も起こるのですが、これが、まったく映画の雰囲気を台無しにしているのです。この演出のせいで、「ミステリィなのか?」と途中まで勘違いしていましたが、それもマイナス要因ですね。

タイトルの「21 グラム」の意味も、何となくわかったような わからなかったような……。

ただひたすらに、俳優・女優の演技を楽しむための映画、と割り切ってみるなら、お釣りが来るくらい素晴らしい演技が見られます。とくに、三人の女優の、演技を越えた狂気と来たら……。

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『シン・シティ』 豪華な監督と出演者たち

『シン・シティ』

シン・シティ – Wikipedia

シン・シティ – allcinema

『シン・シティ』は、フランク・ミラー原作のコミックを、見事に映画化した作品です。モノクロームの映像に一部着色した画面が特徴で、登場人物もコミックそのまま。

「シン・シティ(罪の街)」ことベイシン・シティを舞台に、三つのエピソードが展開されます。ハーティガン(ブルース・ウィリス)、マーヴ(ミッキー・ローク)、そしてドワイト(クライヴ・オーウェン)という三人の主人公は、それぞれ自分の愛する者のために闘います。

しかし、三人ともヒーローという感じではなく、目的のためには手段を選ばない残忍さで、「15 禁くらいじゃ甘くないか?」という残酷な描写が多い。

さらに、エピソードが三つとも、「最後にスカッとする」ような、カタルシスを与えてくれる単純な話ではないことも含めて、大人向きの映画ですね。

続編の制作も決定しているようで、こちらも楽しみです。

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