『ハイテンション』
「フレンチ・ホラー」という、耳慣れないジャンル(?)の映画ですが、この一作のおかげで、これから流行るかもしれない──というくらい、衝撃的な作品です。
前半部分、ホラーを見慣れている人は「ああ、そうそう、このチープな B 級感がホラーだよね」と思い、ホラー好きではない人は「──何これ? ひどい演出だなー」と 途中で DVD を止めてしまうかもしれません。──だが、ちょっと待った!
後半、世界が一変するような仕掛けが隠されていたことが わかります。けっこう「この手」の映画は多いのですが、本作品は「まさか そう来るとは!」と見事に思わせてくれましたね。二回目は違った印象で見られます。
──まぁ、細かい矛盾はキニシナイ!
普段、ホラー映画はあまり見ない人や、全く逆にホラーにマンネリを感じている人に、ぜひとも見て欲しいですね。
ストーリィ
女子大生のマリーとアレックスは、田舎にあるアレックスの実家で静かに試験勉強をするため、車を走らせている。すっかり辺りが暗くなった頃、ようやく実家に到着する。
挨拶も早々に、皆が眠りについた頃──。
突然、謎の中年男が刃物を手に、玄関に現れた! 男は家に押し入り、理不尽にアレックスの家族たちを惨殺していく……。
さらに男は、アレックスをトラックで連れ去る。なんとか男に見つからずにやり過ごしたマリーは、密かにトラックに侵入し、アレックス救出の機会を待つのだった。
はたして、男の目的は? アレックスとマリーは助かるのか? そして、事件の意外な真相とは──?

- ハイテンション アンレイテッド・エディション
- セシル・ドゥ・フランス マイウェン フィリップ・ナオン
- 角川エンタテインメント 2007-01-12
- 楽天ブックス: ハイテンション アンレイテッド・エディション
by G-Tools , 2007/12/03