古味直志一覧

『ニセコイ』 2 巻 「ザクシャ イン ラブ」 – ライバルは男らしくない

ニセコイ』 vol.2 「ザクシャ イン ラブ」

#727 白鶇晗桐
好敵手との出会いが──世界を変える

とうとう作者が本気で読者の命(タマ)獲りにきたでェ──という第 2 巻でした! 古味直志先生は、読者(おもにオレ)を何回 萌え殺す気なんだ……!

表紙のカバーをめくった絵も百合の花のように輝いています! ぜひ、いろんな角度から描いて欲しい!

ところが、来月・2012/08/03 に発売予定の『ニセコイ 3』のほうが、もっと破壊力が上なのでした! 今回が長ドス(日本刀の一種)くらいとすると、次はマジチャカ(本物の拳銃)くらいでしょうか。

こんなインフレ・バトルなら、いつでも受けて立ちま──ふぅ(謎の開放感)。

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『ニセコイ』 1 巻 「ヤクソク」 – 約束と優しさはニセじゃない

『ニセコイ』 vol.1 「ヤクソク」

two lovers point locks 5 愛の錠は──鍵をかけたままが良い?

ニセコイ』は、古味直志(こみ なおし)氏が描くラブコメ・マンガです! 前作の『ダブルアーツ』は──正直あまり読んでいなかったのですが、この作品は第 1 話から引きつけられました。

さて、ラブコメとは何でしょう?

コメディ作品の基本は「勘違い」です。登場人物が A のことを B だと思い込むことで話が広がる。読者を勘違い(認識違い)させるとミステリィ作品になりますね。じつは視点の違いだけで両者は似ている。

恋愛作品の基本は「すれ違い」です。「ボーイ・ミーツ・ガール」という言葉があるけれど、好きな者同士が出会って一瞬で恋に落ちていたら、「週刊少年ジャンプ」では連載が取れません。だからガンガンすれ違いまくる。

コメディと恋愛が合わさったラブコメ作品である『ニセコイ』は、勘違いと すれ違いの嵐が吹き荒れます! その上、「分かりやすいベタなノリ」が軽妙で楽しい!

しかし、それだけの作品では、わざわざ自分が何時間も使って感想を書いたりはしません(何様!?)。

ある種のミステリィ的な要素──「10 年前に主人公と約束した女の子は誰だ?」の謎で、読者をグイグイ引っ張っていきます。この謎も「志村ァー! うしろ うしろ!!」な見え見えでベッタベタと思わせて──。

ところで、第 1 巻の帯にはデカデカと「始まる、恋物語 !!」と書いてあります。──同じ雑誌に いらっしゃる『偽物語』と『恋物語』の作者・西尾維新先生に怒られるでェ! だから『ニセコイ』は片仮名にしたのかな。

それでは、軽々と読める感想をどうぞ!

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