PositLog(ポジログ)
とうとうここまで来たか、という凄すぎる Web アプリが登場しました。
この、一件なんでもないような、まるで table レイアウトのような紹介ページも、「ポジログ」で作られています。
まず、文字が書いてない場所でマウスをドラッグすると、Adobe リーダで PDF ファイルを閲覧している時のように、ページ全体をドラッグできます。それと同時に、左下にある全体マップが動きます。全体マップの中でドラッグしても画面が動きます(Photoshop みたい)。巨大なページを作成しても、見通しが良さそう。
特徴
- 自由な配置
- 文章や写真をページ上の好きな場所に置くことができる
- ページの広さに制限なし
- 地図サービスのようにドラッグしたり、全体地図の中から見たい場所をクリックして閲覧できる
- ページ上の特定の位置に対してリンクを張ることができる
- ブラウザに手描き
- 手描きの装飾や、絵、地図などをWebブラウザの画面に直接描き込むことができる
- オンライン編集
- Web ブラウザ以外のツールは必要ない
- ブラウザ上で編集し、すぐに結果が反映される
- 画像やファイルをアップロードすることもできる
- グループ機能
- グループで利用できる
- ページごとに編集・閲覧権限の設定が可能
- スプライト(ページ内に貼り付ける部品)には編集権限が設定されている
- そのほか
- 追加のソフトウェアのインストールは不要
- いわゆる Ajax 技術を使用している
- プラグイン機能
- 外部のコンテンツをスプライトに取り込むことができる
- はてなダイアリーやはてなアンテナ、ココログなどのプラグインあり
- 最新コンテンツをトップに表示するブログ風のプラグインあり
設置してみた
さっそく、みなさんが遊べる「砂箱」を作ってみました。
書き込みをしたい場合は、左下の「Edit」をクリックしてください。操作方法はマニュアルをどうぞ。
設置の注意点
一般的な CGI をインストールする、くらいのレベルの人は、特に問題なく設置できるでしょう。インストールするサーバには Perl5.8 以上が必要とのこと。
自分が借りているサーバは Perl5.6.1 がインストールされているのですが、どうもポジログに必要なモジュールが足りないようです。
「List/Util.pm が無いよエラー」が出たので、魔法の呪文を使いました。
「PositLogSprites.pm」の use strict;
の上に、下記のコードを追加しました。
BEGIN {
unshift(@INC, "/path/to/mt/lib");
unshift(@INC, "/path/to/mt/extlib");
}
上記の例の場合は、「Movable Type がインストールされているディレクトリの、lib と exlib ディレクトリ」にある必要モジュールを参照するようになります。List::Util は extlib に会ったので、2 行目はいらないかも。
ポジログを使ったサイト
PositLogで構築されたサイト集
で紹介されていたサイトで、凄かったのがこちら。
雑多なようでまとまっているような、あるいはそうでもないようなレイアウトで(ん?)、思わずグリグリと動かしまくりました。楽しい!
あ! Wii 対応だったら凄く盛り上がるかも!
「変なもの」も捨てがたい
ポジログは、意外と「直感ですぐに使える」というより、見た目とは裏腹に「しっかりとコンテンツを管理する」という感じ。なんとなく、将来的には CMS というかブログツールに発展していきそうな気がする。
以前に設置して、すっかり放置気味な「変なもの通」もどうぞ。
こちらだと「画面上をダブルクリック」で新しい付箋を作れます。ポジログも、それくらい簡単に書き込みができるといいなぁ。その辺は JavaScript のお仕事なので、ちょっとソースをいじればできそう。どうスか?>えらいひと