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『バクマン。』 137 ページ 「巻頭カラーとセンターカラー」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 29 号)

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(飛び出すほど──うまいシャンパン?)

蒼樹紅は、どうしているんだろう? 本編にも登場しなくなったし、編集部でも まったく話題に上がっていません。『神様がくれた…』のネームを編集者が読んでも、順位が上がる気配もない──のでしょうね。

平丸一也は、こういう時こそ彼女を元気づけるべきです。負けん気の強い蒼樹のことだから、「今の順位を守っていく」と決めた以上、絶対に弱音は吐かない。でも、誰かに──「頼りがいのある男性」に、すこしは自分の気持ちを聞いて欲しいのでは?

その「誰か」が山久にならないよう、平丸は動くべし!

来た! 祝杯の 用意!

福田真太は、絶対にカラーの回で『CROW』を抜けるものと信じ切って、シャンパンまで用意していました。アシスタントもノリノリですね。ノリが良すぎて、アシの 2 人は顔が おにぎりみたいになってる。

『ロードレーサー GIRI』の順位は──思ったとおり、2 位でした。何だか水木しげるキャラみたいな顔で、福田が悔しがっている。ページ数からして、この展開が読めてしまったところが悲しい。

しかし、本来であれば 2 位は十分に喜ばしい結果です。祝杯の 1 つでも上げて良いと思う。それくらい、福田は今回に賭けていたわけですね。彼のことだから、落ち込んだりせず、すぐ次のネタに取りかかるでしょう。引きずらなければよいのですが──。

諦めがつくんだけど…

吉田編集の指摘は、的を射ています。「新キャラと巻頭カラーを同時にぶつける」という高浜と同じ戦略で、福田も攻めるべきでした。ただ、それでも 70 票差を埋められたかどうか──。

この『CROW』の圧倒的な強さは、「『ドラゴンボール』と そのほか」という感じです。そう簡単には勝てない。


平丸一也の『僕には通じない』は、まったく順位が伸びていません。「絵が上達しても票につながらない」という状況を普通に考えれば、「話が面白くない」のでは? 平丸の才能にも、カゲが見え始めたのか……。

ネガティブな感情が湧くと、面白いアイデアが出る。これが平丸の能力です。ほとんどギャグとして書いているので、厳密な設定はなさそうだけれど──、その負の感情は「蒼樹紅に関係すること」限定なのかもしれませんね。

つまり、中井が平丸を追い込むことは、ムダなのでは?

とはいえ、ずっと 6 位くらいをキープしているのは、すごいことのはずです。「ギャグマンガの順位は安定しやすい」という港浦の分析を思い出しました(『僕通』はギャグじゃないケド)。

「福田組」の周辺では、「順位のインフレ化」が進んでいるから、「なんだ 2 位かよ」「たったの 6 位か」──と感覚がマヒしてきます。もっと下の順位で頑張っている作家も多いのに……。


高浜・福田と続けて「新妻エイジ討伐隊」が失敗したため、編集部の士気が下がりました。前回の盛り上がりは、なんだったんだ……。まぁ、「吉田に乗せられた」だけでしたね。

この場面で一番 落ち込むべきなのは、担当のマンガが終了する──雄二郎のはずです。それなのに、なぜかアフロは、他人ごとみたいに話を聞いている。完全に あきらめていますね。

扉は扉でしかない

亜城木夢叶の『PCP』は、また 3 位でした。── 3 位でドンヨリするのも、ぜいたくな話ですよね。主要人物の全員が Z 戦士と化している。

1 位から急に転落したマンガ(たぶん『ONE PIECE』)の作者が この場にいたら、目から悔し血涙を噴き出しそうです。現実世界の「ジャンプ」で、この展開が問題視されていないと良いけれど……。

あと、『GIRI』でも 届かずというセリフは、平丸の読み切り・『君に届かず』みたいで笑えました。


福田の描いたスゲー絵は、ちょっと油絵っぽい印象です。アクリル絵具かも? 1 か月も時間をかけるのであれば、この手の「重ね塗りが自在にできる画材」は最適でしょう。

でも、福田の画力からすると、「構図と構成」に時間の ほとんどを使った──と推測しました。勢いを重視する彼には珍しく、過去のヒット作を読みあさり、絵の構図を勉強した──とか。

こういう地味な展開を妄想するのが、大好きです。

『GIRI』の扉絵は、いかにも少年マンガの絵という感じでした。残念なことに、セリフで半分が隠れてしまっている。ぜひとも、ポニーテールの子を大きな絵で見せて欲しい!

センターカラーの 1 ページで

『正義の三肩』は、練りに練ったシナリオと巻頭カラーで挑みましたが──、『CROW』を抜けなかった。『GIRI』の、気合いを入れまくったカラー扉でもダメです。

『PCP』は、別の切り口で攻めるしかない。


シュージンは、「福田(の絵)よりも、サイコー(の絵)のほうが魅力ある」──とハッキリ言っています! サイコーも、まんざらでもない様子だったりする(?)。

これなんて『ふたりはリキュア』?

発想は面白いが 難しいぞ

マンガに出て来た「仕掛けのある絵」といえば、『あやつり左近』の一コマを思い出します。あとは、『HUNTER×HUNTER』で、イカルゴが「密室から脱出するアイテム」の絵くらいでしょうか。

こういった『5 分間ミステリー』的なネタは、「ジャンプ」では、あまり見ませんね。最近の『めだかボックス』にあった暗号のように、たまには謎解きを楽しみたい。


そして、今回のカヤは、この一コマだけの出番なのであった……。どう考えてもカヤがこのマンガのヒロインなのだから、もっと出して欲しいな(異論は受け付けません)。

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