『暗殺教室』 第 38 話 「訓練の時間」
今週号は巻頭カラーと表紙が『暗殺教室』です!
いつものように、殺せんせーがヌルヌルと一面を飾る「誰得カラー」──では なかった!
潮田 渚・赤羽 業の仲良しコンビ(意味深)のほかに、茅野カエデと奥田 愛美が(毒々しく)花を飾っています!
巻頭カラーの 9 割はオッサンを含む男性ですケド。
本編の内容も男くさかった!
烏間 惟臣を中心にした話に加えて、彼と同僚の男性が新登場です! 当然のように一癖も二百五十六癖も ありそうな人物で、E 組の生徒たち──とくに女生徒が心配だ……(期待に満ちた目で)。
渚、目覚める!?
古今東西、「ヘビ」の象徴はアレと決まっています。
ということは渚って──男のコだったのか!? (「コ」って、「子」なのか「娘」なのか)
潮田は いつもナレーション役に徹している。
性格的に「いまいち燃えないコ」な渚です。見方を変えれば、赤羽カルマと同様で暗殺に対して熱心さがない。
ところが、渚にも隠された力が眠っているようです。
いかにも「ジャンプ」マンガの主人公らしく、激情に駆られると髪の毛を逆立てて「スーパー渚人」に変身するのでしょうか(ナギサジンって?)。
烏間の受難
烏間の好戦的な性格は以前にも示されていました。
(「元」が付くとはいえ)人間を相手に暗殺業を続けていたロヴロに対して、当たれば重傷か即死の蹴りをうれしそうに放っていた烏間が、いつまでも忘れられません。
暗殺教室 第 26 話 「師匠の時間」 三尺下がらず師の影を踏まず | 亜細亜ノ蛾
空挺部隊
にいたころの烏間も すごかった。
回想シーンだから大げさに表現されているとしても、教師だったら体罰で訴えられそうな鬼教官
です。
これほどの戦闘能力を誇る烏間を、なぜ政府は「暗殺者の手引きと 生徒の訓練
」だけに限定するのだろう?
しかも今回、烏間は さらに「外部からの 暗殺者の手引き
」へと降格しました。これでは烏間の力が ますます発揮できない。
イリーナ・イェラビッチと同じで、烏間が「お笑い担当・アンド・解説役」に落ちていく──。
むしろ烏間は、生徒たちと一緒になって現場で暗殺活動に専念したほうが良いと思う。
そうしない理由は──「物語の都合上」だろうけれど。
鷹の爪は熱く燃える
鷹岡 明はヤバそうです!
岩明 均先生が描きそうな人物だな──と初めて鷹岡を見た時に感じました。
いま思いだしたけれど、『寄生獣』の宇田さんと似ている。
しかし それよりも、岩明氏の描く「乾いた狂気」を秘めた怪物性を感じ取りました。
もちろん松井 優征先生も、「鳶が鷹を生む」ように、普通の家庭で育ったのに極めて危険な異常者
を描かせれば天下一品ですよね!
男子にも女子にも殺せんせーにも受けが良い鷹岡が、どんな異常性を隠し持っているのか──、その差異に期待します!
神崎 有希子の「台無し」の続きが見られるか──!?
暗殺教室 第 16 話 「台無しの時間」 修復できない過去と現在 | 亜細亜ノ蛾
おわりに
第 4 話で烏間の「よしよし
」を求めていた倉橋 陽菜乃が今回もキュートでした!
暗殺教室 第 4 話 「基礎の時間」 握手は悪手じゃない | 亜細亜ノ蛾
厳しいけど 優しい
態度の烏間は、女子にも人気です。
とくに倉橋は、いつも烏間と仲良くしたがっている。
──このブログでは「お約束」としてイヤラシい方向へ持っていきがちですが、陽菜乃の誘い方には裏表がなくて、中学生らしい すがすがしさを感じます。背伸びもコビもない等身大の自分を持っている。
日本の女性よ、これが女子力だ。