『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)
編集部の班長たちによる連載会議で「アリ」と判断された作品だけが、「ジャンプ」で連載されるそうです。──会議の結果を待つ間は、担当の編集者も、作家も、不安でしょうね。
連載した作品がもう 2 つ──、いや、まだ 2 つしかない(はずの)大場つぐみさんは、『バクマン。』を会議に出す時には、かなり緊張したはず……!(とっても! ワザトラシーマン)
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編集部の班長たちによる連載会議で「アリ」と判断された作品だけが、「ジャンプ」で連載されるそうです。──会議の結果を待つ間は、担当の編集者も、作家も、不安でしょうね。
連載した作品がもう 2 つ──、いや、まだ 2 つしかない(はずの)大場つぐみさんは、『バクマン。』を会議に出す時には、かなり緊張したはず……!(とっても! ワザトラシーマン)
トウトツですが、『HUNTER×HUNTER』に登場する優秀な(万年)受験生である、トンパさんのありがたい御言葉を拝聴しましょう。
挙手による多数決は 最大の愚行 !!
匿名性が失われ 自分に反対する者が誰かは わかるのに 少数派には 反論さえ許されない 最悪のシステム !!
『HUNTER×HUNTER (3)』 (p.35)
──ああ、心が洗われるような、なんという美しい論理なのでしょうか……!
集……英社? とかいうところで、ジャン……プ? みたいな名前の雑誌を作っている、どこかの編集長なんか、トンパさんに論破されて欲しいところです(我ながらウマくいったな)。
編集者たちが『完全犯罪クラブ』を読んで、うれしそうに話している場面が出てきました。
子どもたちが『完全』を読むと、自分たちのことが描いてあるように思えて、のめり込める。オトナたちは、自分自身の体験を思い出して、話に引き込まれる──そんなマンガのようです。
これも、『完全』がリアルな絵柄と話だからですね。いくら面白くても、現実味がなければ、
「マンガの世界だけのこと」
と割り切って読んでしまう──ってばよ! ……だと…… !? ドン!!!!
──えっと、いちおう書いておくと、リアルだから良い、マンガ的だから悪い、ということは断じてありません。いろいろなマンガがある、ということですね。
それに、マンガを通して自分のことを語ることは、たとえば、
「『ドラゴンボール』を読んでいた、あの当時のオレ」
でもできるわけです。
このブログを書いた人(オレオレ)が語尾で遊んでいるだけのことを、真に受けないように!(なら書くな)

(「最後のクリスマス」──という意味ではない)
今回は、カヤがケーキを作る場面が出てきます。ところが、あまりにもムチャクチャなデコレーションなんですね。「カヤは料理が得意」と思っていたのに──、こんなにも不器用でしたっけ?
──いやいや、これは、カヤなりに「シリアスな笑い」をダンナ様に見せよう──という試みでしょう。さすがに、頭にクリームが付くなんて、ギャグとしか思えない。
カヤがクリームをひねり出す時の擬音が「ブリブリ」だったり、
クリームで書いた文字が「おめ」のあとに「S 字に似たヒネリ」だったりするのは──、
──天然なのか、狙いなのか……。
参考(?): 日刊スレッドガイド : 【TV】“○んこ”の○に入る文字は? 1位う 2位あ 3位ち 4位い 5位ま 6位わ(ランク王国)
今週号の『バクマン。』は、サブタイトルが「勝ちと負け」でした。
──ん? どこかで見たことがあるタイトルだな……。そう、『HUNTER×HUNTER』のサブタイトルが「勝負」なんですね。
その前にも、『バクマン。』で「シリアスな笑い」の話題が出れば、『H×H』で「ゴンさん」と登場させて応える──。
ううむ、何というシンクロニシティなのでしょうか! これは、そのうちに何かが起こりそうですね。
──たとえば、誰かが休暇に入る、とかね……(ジャンプのネタバレはマジかんべんな!)。
改めて考えてみると、亜城木夢叶が出した条件は、あまりにも難易度が高いですね。
サイコーとシュージンのように、
「この雑誌に載っている人気作品と、同じくらい面白い作品を描いたら載せてくれ!(キリッ」
などと言う新人作家が、ほかにいるのでしょうか。
──いや、いない!(反語) ──かもしれない!(二重否定) ──だらう!(文語)

(文字通りの意味で「涙をのむ」なら、ワタクシにお任せあれ──女性限定で)
今回の新妻エイジは、ベロを出したりフィギュアで遊んだりしています。おまけに、この男性らしからぬ座り方は──。
──この場面はどう見ても、『DEATH NOTE』の“L”やニアを思い出しますよね。
子どもっぽく振る舞っているようでいて、言葉は本質を突いている。それに、周りの人間(W 服部)がまったく動じていない、というのも『デスノ』っぽい。
これは作者からのメタな読者サービスなのか、それとも「エイジの中で『デスノ』ブームが起きている」ということなのか……。

(「舞」と言えば日の丸のついた扇子を思い出す)
「76 ページ」で雄二郎は、編集の仕事は 作家にいかに気持ちよく 描いてもらうかだ
、と言っています。この言葉通りだとすると、「オダテの港浦」は、良い仕事をしているはずですよね。
でも、実際には、
「雨とムチとムチとムチ──たまに飴」(※ガチムチではないので注意!)
という吉田や、けっこうキビシいことも言う服部・山久のほうが、実績を挙げている。
──このことが何をあらわしているのかというと、
「マンガ家は──マゾが多い」
ということ──ではなくて! 「マンガ家を褒めてばかりいても仕方がない」ということでしょうね。もっと、本質を突いたことをアドバイスする必要がある。
ようするに、港浦には編集者としての「軸」がない──ように見えるのが問題なんですね。彼にビシッとした芯が通るのは、これからでしょうか。
今週号の『バクマン。』は、いよいよ亜城木夢叶の『完全犯罪クラブ』(仮題)が見られます!
ほんの数ページだし、ネームの段階ですが、「マンガ内マンガ」を描くのはタイヘンでしょうね。亜城木の自信作なので、読者に「面白そう!」と思わせる必要があるからです。
正直なところ、『完全犯罪クラブ』の出だしを面白いと感じる読者は──、少ないと思う。
しかし、それは「先の展開を想像させる」描き方をしていることが原因です。「ここが面白いですよ!」とアピールするマンガに慣れていると、『完全』の面白さは伝わりにくいかもしれません。──それがこのマンガの弱点でしょうね……。
『バクマン。』だって、「1 ページ」の前半部分(サイコーが教室へ戻るまで)を読んで、こんなにも面白いマンガになるとは、想像ができませんでした。なんか、暗いオトコノコの話かな、と。
そう考えていくと、『完全』を温かく見守ってくれる読者が多いかどうかが、カギになってきそう。

(「これは、プレゼントですか?」「いいえ、彼は大統領です」)
ふと思ったけれど──。
「男の世界」をテーマにした作品は数多くあります。「男の浪漫」(ロマン)とかね。
青臭いことを吐きながら、汗臭い男たちが、(不自然なまでに密着して)ガッシリと肩を組み合ったりする──というさわやかな話がチマタにあふれています。
でも、「女の世界」を前面に打ち出した作品は、少ない気がする。具体的にどんな話なのかが、見えてこない。
──いや、それは自分の観測範囲だけのことかもしれません。自分には、女性たちが住まう世界など、想像を絶するパンドラ(『アバター』)です。長年付き合ったカノジョがいたけれど、けっきょく南極まったく全然これっぽっちも、彼女のことは分からなかった……。