『ぼくのエリ 200 歳の少女』 (Let the Right One In)
ずばり、主演のカーレ・ヘーデブラントの美しさを楽しむ映画です! パッケージの上段にいる金髪の子がカーレくんで、ずっと この子が「エリ」かと思っていました。
「Google イメージ検索」でカーレくんを調べてみると、なんとなく──将来はマコーレー・カルキンやエドワード・ファーロングみたいに なりそうな気配が見え隠れします。しかし、われわれは現在に生きている。いまを味わおうでは ありませんか!
カーレくんの役名は「オスカー」で、しかも自分で 256 回くらい「女の子じゃない」と言う子を好きに なります。──完全に萩尾望都先生の『トーマの心臓』じゃないですか! 「ぼくのユーリ」じゃないことが不思議ですねー。
すっかり「オスカーに食われた」(二重の意味で皮肉)感のあるエリですが、エリ役のリーナ・レアンデションは「濡れた場面」でキラキラ光る女優さんでした。
オスカーとエリとの関係を中心に描き、美しい背景を抽象的に重ねる映像を味わえます。そして、それだけでも満足できる映画でしたね。つまり、物語としては……。
あと、この映画には美少年・オスカーの裸が何度も出てきたり、見た目は年齢 12 歳の少女であるエリが着替え中で裸の場面が映ります。だからと言って、これからアナタが映画を観る理由は尋ねませんので、ご安心くださいね!(にっこり)
Reviewer: あじもす @asiamoth,