「泣きっ面に蜂」
週末なので手抜き──もとい、軽めの話題を書こう! のコーナ。第(うーん忘れた)回目。
今回は、「泣きっ面に蜂」のダイナミズムに ついて。
(以下、ろくに調べずに半分酔いながら書いているので、間違いがあるかも)

「泣く子はいねがァー!」とは言ってない
似たような諺
「泣きっ面に蜂」と聞くと、脊髄反射的に「踏んだり蹴ったり」を思い出す。
──が、これも、諺(ことわざ)じゃなかったっけ? 諺の意味を聞いて諺で返すのは、「質問を質問で返す」てきに、頭良くなくない? みたいな。
ということで、意味は「災難が立て続けに起こること」だろう。
(一応、ゆとりある教育を受けた方々向けに説明すると、「泣いているときに蜂に刺された」というところから来ている諺です)
それにしても、「泣きっ面」と「蜂」という、まったく関係のない両者が隣接していることに、この諺の特異性を感じる。
それに比べ、「踏んだり蹴ったり」って──。それ、どっちも「脚を使った攻撃」じゃん。「踏んだりコロニー落とし」くらいのコントラストを付けて欲しい。そもそも、「踏まれたり蹴られたり」じゃないのか、という疑問もある。
「一難去ってまた一難」は、もっと酷い。作者出てこい、と言いたくなる手抜き諺だ。というか、それ、単なる「状況説明」じゃないスか。「長男去ってまた次男」の ほうが、ドラマティックでミステリアスだ。
(数例しか思い出せなかったが)これだけでも、同じような意味合いの諺の中で「泣きっ面に蜂」が「キング・オブ・不幸」と呼ぶに相応しいことが わかるだろう。