チャールズ・ロートン一覧

『情婦』 けっして古びないオチとマレーネ・ディートリッヒ

『情婦』(Witness for the Prosecution)

これは凄い! ラストで かなり驚きました。1957 年の映画ですが、ミステリィ要素は まったく古びていませんね。ミステリィ・ファン、必見の作品です。

原作はアガサ・クリスティの『検察側の証人』で、ビリー・ワイルダー監督らしい、じつにユーモアに あふれた映画に仕上がっています。

まず、病み上がりの老弁護士、ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)が、ものすごくチャーミングなんです。ご高齢ですが、まるで悪ガキのようで、駄々をこねる姿が可愛らしい。彼を たしなめる付き添い看護婦、ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)との やり取りが、最高に面白い! この二人の漫才だけで、一本 作品が作れるのでは(残念ながら、彼らの演技は「空の上」でしか見られませんが)。

(ところで、いまの ご時世に「看護婦」という表記は問題ありですが、彼女には「ナース」よりも「付き添い看護婦」とか「看護婦さん」という表記がピッタリなんだよなー。不快に思われた方は、すみません)

殺人の容疑者、レナード・ヴォール(タイロン・パワー)と その妻、クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)も じつに魅力的。美男美女というだけではなく、演技も素晴らしい! とくに、レナードは法廷で検察側に追い詰められるシーン、クリスチーネは冷たい表情で証言台に立つシーンが見ものです。

──と、すでに書きすぎた感がありますが、この映画もなるべく前知識なく、とくにラストは絶対に知らない状態で見ましょう! 見終わった人も、「この映画の結末を未見の人に話さないでください」ね。

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