トリコ一覧

バクマン。 #41-2 「テコと我慢」 編集者の態度と作品の方向性

『バクマン。』 41 ページ 「テコと我慢」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 29 号)

Telephones - Bangkok ; "City Of Angels" (by Sailing "Footprints: Real to Reel" (Ronn ashore)) (by Sailing “Footprints: Real to Reel” (Ronn ashore))

今週号の『トリコ』にはビックリした。表紙を見ると、ある女性キャラが描かれている。彼女が楽しげに笑っている表情を見て、「作者は残酷だなぁ……」と思ってしまう。マンガ本編を読むと、「そういうことか!」と納得した。

現象だけをみれば、最近の『NARUTO』に起こった「あるできごと」と似ている。

しかし、この 2 作品の見せ方には、大きな差があるのだ。

『NARUTO』の展開は、正直なところ納得ができなかった。御都合主義にも ほどがある。「あれ、このマンガって『ドラゴンボール』でしたっけ? それとも『ドラえもん』?」とファンレター(という名のイヤミ)を出したくなる。

自分とは逆に、『トリコ』のほうが都合のよすぎる描写で、『NARUTO』は許せる──という人もいるだろう。たんなる好みの差かもしれない(「サスケくんがいれば、それでいい」という人もいるはず)。

それでも、話を盛り上げる演出と、ぶち壊す展開があることだけは、意識したほうが良いと思う。バクゼンと読んで「マンガだから」と流すのは、あまりにも悲しい。

そんな無神経な読み方では、安易なテコ入れを許してしまう。そのおかげで、ほら、そこにもここにも、テコがゴロゴロと転がっている……。

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バクマン。 #41-1 「テコと我慢」 それぞれの意見と明日の決断

『バクマン。』 41 ページ 「テコと我慢」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 29 号)

20080608_001 (by radialmonster) (by radialmonster)

作品内で「バトル方向へ進むのは最悪」と繰り返し描かれると、ジャンプ内で連載されている作品を変な目で見てしまう……。アレとか、ソレとか。

そういえば、『遊戯王 』がヒットしたあとでも、安易に「カードバトルマンガが乱立」しなかったのは良い。低年齢向けのマンガ雑誌(コロなんとか・ボンかんとか)だったら、どうなっていたことか……。

まぁ、マンガから設定とキャラだけ抜き出して、いまもカードは売られ続けているのだが。

カードバトルの作品が増えなかったわりに、いまだに「人気が落ちたらバトル」へ移行する。ほかに手はないのだろうか──?

とはいえ、お色気路線が増えるのは雑誌の色ではないし、バトルってる『トリコ』は面白いしな! けっきょく、「マンガによる」ということだ。

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バクマン。 #38-1 「窓と雪」 冷たすぎる蒼樹と努力する中井

『バクマン。』 38 ページ 「窓と雪」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 26 号)

Flower of Life (by WTL photos) (by WTL photos)

少年マンガでは次回への「引き」がお約束となっている。先週号の『バクマン。』では、非常に気になる終わり方をしていた。どうなったのだろうか?

テレビ番組がコマーシャルへ移る際の引きは うっとうしいだけだが、連載マンガの引きは燃える。続きが気になって仕方がない。中学生の時に週刊少年ジャンプを読み始めてから、ずっとこうだ。

「少年の心をいつまでも忘れない」と書くと美しいが、実際には(省略)な今年 35、である。

いま、ジャンプのマンガで引きが一番ウマいのは、『トリコ』だと思う。上手というか、独特だ。

次回への引きは、当然ながら「先が読めない」ような描き方をする。当然だ。しかし、だいたいは予想のできる材料が残されている。たとえば、「主人公が大ピンチに落ち入った・これからどうなる?」──という引きには、リスクのある必殺技や生き残っている仲間の存在を臭わせる、という具合だ。

それに対して『トリコ』では、それまでに出てこなかった単語をポンッといきなり出して、次回へ つなげたりする。先週号の「オートファジー」がそうだ。たしか「GT ロボ」という単語も話の終わりで急に出てきた覚えがある。

この引きには、分かりにくくなる危険性が高い。

自分は、先週号の終わり方を見て「これまでに自食作用なんて出てきたっけ?」と必死に思い出そうとした。それより何より、トリコが口に入れるべき「最高に 美味いもん」とは、リンの■■と思った人も多いのでは?

『バクマン。』では、そこまで分かりにくい引きは少ない。それよりも、各話の最初から最後まで、目まぐるしく状況が変化することが特徴である。1 ページ目を読んで、ラストの場面を予想することが不可能に近い。

今週号の話を読み終わると、蒼樹紅への印象も大きく変わるだろう。

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