小畑健一覧

バクマン。 #44-4 「恩返しと裏返し」 真っ青な顔と変な汗

『バクマン。』 44 ページ 「恩返しと裏返し」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 32 号)

Blue Face Blowout (by The Ninja Monkey) (by The Ninja Monkey)

今週号のラストは、衝撃的でした。高校生のマンガ家を主人公にしたマンガで、ここまで描くのか……。

それでも、すこしだけ「マンガチックな展開」と思ってしまう自分が、悲しい。

本当の意味で作品を「素直に読む」ことが、だんだんと難しくなっています。ついつい、「どうせ次回は こうなるだろう」と思ったりして。

好きなモノは好きなままで、分析したり解読しなくても良いのだ! このブログでは、なるべく「解説」ではなく、「感想」を書いていきます。

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バクマン。 #44-3 「恩返しと裏返し」 加藤の告白と高浜の冗談

『バクマン。』 44 ページ 「恩返しと裏返し」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 32 号)

The Lion Sleeps Tonight - HDR (by Peter Gorges) (by Peter Gorges)

ジャンプでは毎週、どれかの作品がカラーで掲載されます。自分が覚えている限り、「カラー原稿を落とした」とハッキリ分かる号は ありませんでした(でも、実際には存在するんだろうな……)。

ごく普通に考えて、カラーの回は大変な作業になりますよね。各作家さんは、頭が痛いところでしょう。

『バクマン。』の作画担当である小畑さんは、カラーの原稿を年に何枚も──いや、ジャンプ以外でもカラー作品を仕上げています。コピックを使っているから素早く仕上げられるとしても、ものすごい仕事量ですね。じつは、「小畑」と「健」という、二人組なのでは?(正解: 三人組)

ちょっと思ったのが、「カラーで仕上げるための専門家」は いないのでしょうか?

マンガ原稿の仕上げにはアシスタントが欠かせません。しかし、カラーのページを仕上げるのはマンガ家本人、と なぜか決まっています。これが自分には不思議で仕方がありません。

モノクロのマンガは上手でも、カラーのセンスが皆無──という作家さんもいると思うのですが……(誰かとは言わない・言えない)。

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バクマン。 #44-2 「恩返しと裏返し」 平丸の逃亡癖と夜中の FAX

『バクマン。』 44 ページ 「恩返しと裏返し」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 32 号)

fax (by anomalous4) (by anomalous4)

いつの間にやら、見吉がアシスタントとして意欲的になっています。すこしは、ギャラをあげても いいのでは……。

そのうち、見吉は『To LOVEる』に出てくるザスティンのような立ち位置になってきそうです。──いや、彼よりも気が利くし、若いし、何より巨乳だし──ザスティン、あやうし!(?)

もともとは体育会系の見吉がインドア派へ転向すると、いろんな ところがダルンダルンに なってくるのが心配です……(今週の『SKET DANCE』ネタとカブっている)。まぁ、そのあたりは、シュージンと深夜の特訓をして体型を維持している、と思っておきましょう(?)。

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バクマン。 #44-1 「恩返しと裏返し」 服部の予言と 10 万部

『バクマン。』 44 ページ 「恩返しと裏返し」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 32 号)

Green means...keep out? (by Darwin Bell) (by Darwin Bell)

今週号の『バクマン。』は、急展開の連続でした。

──って、毎回、そういう感想になるマンガですが。しかし、今回は いつもとは違う終わり方で、不安になりました。次回、どうなるんだろう……?(これも毎回のように書いている気がする)。

自分は、感想を書くときに「初めて読んだときの思い」を大切にしています。

月曜日にジャンプを買ってきて、1 コマ 1 コマ目を通していく──。そのときの「ハラハラ・ドキドキ」や「──えええ !?」を大事にしたい。

感想を書き始めるときには、当然のように作品を何度も読み返します。しかし、初めに読んだ状態へ頭をリセットしてから、キィをタイプする。それが一番、自分にとって面白い感想になるのです。

「44 ページ」(不吉な数字だ……)は、ラストが分かっていると、1 ページ目からサイコーに「違和感」があることに気がつく。すこしわざとらしいですが、今回の感想では、その違和感を気にしつつも、ラストを知らない自分の視点から書きました。

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バクマン。 #43-4 「ボケとニュース」 嬉しいニュースとギャラ

『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)

水木しげるロード mizuki-shigeru road サラリーマン山田 salaryman-yamada (by puffyjet) (by puffyjet)

今週号の後半で、小河や港浦の態度に対して、疑問や不満を持った人もいるのでは?

「マンガ家の先生が休日もなく仕事をしているのに、アシスタントや編集者が休むのか!」

──と。ハッキリ言って、自分も すこしは思う。

しかし──勤め人って、大変なんですよね……(ヒシヒシと実感)。なかなか、人の夢のために自分の時間を割けません。だからこそのサラリーマンなワケですね。それに、しっかりと働くためには、休むことも重要です。

人は根性論のみにて生くるにあらず、ですよ(?)。

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バクマン。 #43-3 「ボケとニュース」 頼もしい中井と素直な蒼樹

『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)

Nippon budoukan 05f 日本武道館.JPG (by midorisyu) (by midorisyu)

自分の中で、編集者の吉田が好印象になってきました。平丸の取り扱いが上手だし、編集者としての発言も誠意を感じます。

「41 ページ」での各編集者の発言をまとめてみました。

  • 相田: 1 話完結で様子見
  • 吉田: 面白いトリックと推理を、確実に描いていく
  • 雄二郎: テコ入れするべし。ジャンプで推理物はハヤらない
  • 瓶子: 地道にy(答えになっていないので省略されました)
  • 服部: ……

あくまでも結果論ですが、実際にウマくいった方法を提案していたのは吉田です。

そして、(瓶子を除外すると)相田が一番テケトーな答えですね。相田の評価は「うなぎ下がり」(?)です……。

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バクマン。 #43-2 「ボケとニュース」 平丸の逮捕と亜城木の幸運

『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)

Busted (#4) (by Dr Craig) (by Dr Craig)

『バクマン。』は、あまりリアル志向では ありません。それにしても、平丸は現実味のないキャラクタです。その味付けはワザとなのでしょうが、反感を持つ人も多いのでは?

マンガを描く、そして多くの読者から人気を得る──これは、並大抵の努力や才能では、実現が難しいはずです。

なぜなら、マンガは、すべて絵で表現しなければならない

「絵にも描けないような素晴らしい風景」を表すには、歌や小説だったら言葉を選べばいい。しかし、マンガは絵を描く必要があります。「絶景」と書くだけでは、ダメ。

多くの読者に分かりやすい、説得力のある絵を示す。──そんな難しい芸当を、ほとんどマンガを読んだこともない平丸は、平然とやってのけている。しかも、週刊少年ジャンプという王道のマンガ雑誌で、上位を取り続けているのです。

それなのに、本人はマンガが好きではないと言っている。

──そりゃ、文句のひとつも言いたくなりますね。

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バクマン。 #43-1 「ボケとニュース」 お礼の言葉と異常な仕事

『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)

Old Lock on even older Door (by .mushi_king) (by .mushi_king)

今週号の『銀魂』では、最大限に危険なネタが描かれています!

「マンガの作画担当と原作者が会うとケンカするから、編集者が間に立って双方を合わせるな」といった主旨のことが語られていました。しかも、バクマンみたいにいかねーんだよ !!と止めを刺してあります。

──なんですか、その「見てきたような話ぶり」は……。たとえ事実でも天下のジャンプでそんなことを描いてはいけない! 本気にいる人もいるでしょう。

ジャンプでは現在、3 作品が作画と原作に分かれていますが、さて、どの先生の話なんだろう……(完全に事実として認識している)。

というか、「愚鈍尊」の名前の元となった先生の話なんですかね……?(聞くな聞くな)

武論尊 – Wikipedia

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バクマン。 #42-4 「笑いとセリフ」 人気の理由とファンレター

『バクマン。』 42 ページ 「笑いとセリフ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 30 号)

Powerful Dragon - IMGP1952 (by yuankuei) (by yuankuei)

今週号の後半で一番気になったのは、中井である。

なぜ中井は『ドラゴンボール』の T シャツを着て、悟空に なりきっているのだろうか? どう考えても、今まで見てきた『door』の作風とは合わない。ただ単に、中井が作画する時にテンションを上げる おまじないだろうか。

たぶん、「面白おかしい中井の一面」を描いただけだとは思う。しかし──もしかして 5 話目くらいから、

「え !? あの『hide out door』のメルヘンな作風で、(『ドラゴンボール』的な)バトルまで描くとは!」「しかも面白いじゃん、これ」「この作品は、まだまだ化けるな」(ざわ……ざわ……)

みたいな展開になったりして。──ないか(ねェよ)。

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バクマン。 #42-3 「笑いとセリフ」 2 人のシンクロと不安な上昇

『バクマン。』 42 ページ 「笑いとセリフ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 30 号)

Synchronized Swimming Practice (by Sister72) (by Sister72)

センスがなければ磨けば いいんだ !! と港浦は思いつく。

先輩から(見かけ上は)冷たい態度を取られて、しかも生まれ持った ものの差を言われれば、落ち込むのが普通だろう。しかし、港浦は違った。亜城木夢叶のためにも、落ち込んでいるヒマはないのだ。さっそく次の行動に移っている。

前のページからの流れを見ると、「服部が素直にアドバイスすればいいのに」と思った人もいるだろう。最近になって読み始めた読者は、イジワルな先輩に見えるのではないか。

もう少し早い段階で、服部が港浦の手引きをしていても良かったのに、という意見もあるはずだ。話の流れの都合上・盛り上げるために今回のような展開になったのか、それとも服部なりの考えがあるのだろうか……?

おそらく服部は、港浦に自分自身で打開策を見つけて欲しかったのだろう。そして、服部の態度をアドバイスとして港浦は受け取った。単純に服部から助言を受けていたら、今後も「困った時の服部頼み」になっていたかもしれない。

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