マンホール
これは最高に面白いマンガです!
まず、絵が上手ですね。リアルでありながら「劇画調」ではなく、線が整理されていて読みやすい。絵が話のジャマをしないため、すんなりと物語に入り込めます。
そして、ストーリィが非常に良くできている。伏線がウマく回収されていて、読後に「あれは何だったのか?」という余分なモヤモヤ感が残らない。
読み終わってみると、タイトルの『マンホール』も意味深であることに気がつきます。manhole ──「人」の「穴」ですからね……。
いくらでも話を引き延ばすことができるはずなのに、単行本 3 冊分で完結している──、という点が成功の要因でしょうね。
──それでも、同じ作者による同じ世界観で、派生した作品が読んでみたいです。それくらい、この作品も作者も好きになりました。
ジャンルで言えば(バイオ)ホラーになるため、「コワイのは苦手だから……」といって尻込みをする人もいるかと思いますが──、大丈夫です! なぜなら、
いま、アナタが生きている世界
のほうが、何十倍もコワイのですよ……(ホラ、アナタのうしろに──)。

