• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

またしても森博嗣

またまた、森博嗣さんの本を読みました。

雑誌・Lapitaadの連載をまとめたエッセイ集──というよりもMORI LOG ACADEMYのような本、といえば判りやすいでしょうか。

photo
悠悠おもちゃライフ
森 博嗣
小学館 2006-06-01

モリログ・アカデミィ〈2〉1年のケーキ元旦に飽き MORI LOG ACADEMY〈1〉 モリログ・アカデミィ〈3〉日のないところに書け無理絶えず フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life 少し変わった子あります

by G-Tools , 2006/11/12

おもちゃ道のススメ

「MORI LOG ACADEMY」に雰囲気は似ていますが、中身はおもちゃと工作に特化しています。

「大の大人がおもちゃなんて……」

という人にこそ、読んで欲しい。

「──え? もしかして大人のおもちゃ?」

という汚れた大人も読め(命令)。

おもちゃが友達だった頃

少年少女時代に自分たちの《ともだち》だったおもちゃ達──《彼ら》のことを思い出して、ノスタルジックな思い出に浸ることができる一冊でした。なかでも森家では一家そろってぬいぐるみ好き(スバル氏は否定しているらしい)、というエピソードが面白く、うらやましい環境に感じました。

自分も昔(小学校低学年)はぬいぐるみ好きで、『トムとジェリー』のトムとよく遊んでいました(どうやって遊んでいたかは思い出せない)。しかし、「男がぬいぐるみ──」という見えない圧力に押しつぶされて(または勝手に思いこんで)、今では部屋にぬいぐるみはありません。──が、この本を読んで、何かぬいぐるみを飾りたくなってきました(無駄なasiamoth情報: 『こげぱん』と『グルーミー』、『THE DOG』が大好き)。

──と、別に、ぬいぐるみの話に特化しているわけではなく、どちらかというと機関車や飛行機の模型の話が中心です(そっち方面はうといんだよな)。

玩具箱をひっくり返したような

よく、「おもちゃ箱をひっくり返したような」という言葉を聞きますが、『悠悠』や「MORI LOG ACADEMY」に出てくる、森家の写真がまさにそれ。というか、今まで聞いてきた「おもちゃ箱を──」というのはまやかしだった! 生ぬるかった! というほど「足の踏み場もない(少なくとも四つ足歩行の犬は無理)」室内に唖然。

しかし、写真に写ったおもちゃ達を見ると、「ああ、《彼ら》はこうやって、仲間達と賑やかにいたかったのだろうな」と思ったり。おもちゃ箱に整列して収められるなんてとんでもない! といっているのかも。──中には森博嗣さんみたいに孤独を好むおもちゃもいるのだろうか。

森博嗣らしさ

おもちゃに関する蘊蓄よりも、森流ともいえる「世の中のジョーシキを様々な角度からやんわりと検証する」話が満載です。

中でも、

「私をおもちゃにするつもり?」

という(一生聞くことのない人が大半と思われる)常套句に対するカウンタとして、

「おもちゃが何よりも大事に思っているコレクタにとっては、『僕のおもちゃになってくれませんか?』は最大限の賛辞」

という考察が面白かったです。

あと、トーマが出てくるのもこの本が最後でしょうか……。トーマ……(トーマはどこへ行ったのかは、何となく察するか、自分で調べましょう)。

[2] このページの一番上へ戻る