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『可愛い写真を撮るには』

森博嗣さんのブログ、『MORI LOG ACADEMY』で、面白い記事を読みました。

パスカルの写真について沢山メールをいただく。「私も犬を飼っているけれど、なかなか可愛らしく写真が撮れない。どうすれば可愛く撮れますか?」という質問がわりと多い(1カ月に数通ある)。これは難しい。というのも、僕もこれと同じ悩みを持っていて、今のところ解決していない。一度もパスカルを可愛く撮れたことがないのである。

ようするに、飼い主(あるいは親)というのは、そういう特殊な目で普段見ているのだ。だから、撮った写真を見ると、「こんなふうじゃない」と違和感を抱く。しかし、写真は常に正しいのだ。ありのままを写している。したがって、ギャップはいつまでたっても埋まらない道理なのである。

MORI LOG ACADEMY: 可愛い写真を撮るには

これ、深いなぁ。それに、いろんな分野で使える話です。

──が、もしかすると「可愛いワンちゃんの話」として読み流した人がいるのでは。そうだとすると勿体ないので、ちょっと自分なりに解説してみますね。

好きな物を見る

抽象すると、

「人間は、正しい物ではなく、好きな物を見る」

ということですね。

「好きなように見ている」とか「見たい物だけを見る」とも言えます。──が、どちらかというと、見た物を脳内で「好きな物に置換している」のだと思います。

ようするに、「目で見ている物と脳が見ている物が違う」という話ですね。自分は、10 年ほど前に『姑獲鳥の夏』でガツーンと やられました。劇中の関君と同様、「自分という存在」が揺らぐような、そんな気持ちに なりましたね。

このテーマを描いた作品は多く、探せば いくらでも見つかります。

──ひょっとして、まだ、

「自分の目で見た物だけが真実だ」

という、きわめて曖昧なモノを信じている人が いるのなら、自分は小説版の『姑獲鳥の夏』を勧めますね(映画版は観ていない)。

まとめ

「もう、好きな物(可愛い二次元のあのコ)しか見ない!」と引きこもる ならば、まずは鏡(or 顔 or 目)を叩き割ろう。

──みたいなことは、一切 関係ないとして……。

「見たい物を見る」と「目と脳が違う物を見る」というテーマで話を広げようと しましたが、広げすぎて畳めなくなったので、ヤメ。この話だけで、いくつも記事が書けるよなぁ……。

ネットから TV、恋人から二次元まで──。ひょっとして、全部、この話かも?

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