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『バクマン。』 16 ページ 「速報と本ちゃん」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

「本ちゃん? ここでまた新キャラか !?」と思った人は──いないだろうな。

ホンチャン(ほんちゃん) - 日本語俗語辞書

名古屋生まれの三重県人である自分でもすぐに意味が分かったけど、何弁の言葉なんだろうか? 「アメちゃん」で有名(?)な関西弁っぽいような、そうでもないような……。

今回は、いろいろな所で耳にする「ジャンプはアンケートの結果を重要視する」話について深く語られた。賛否両論あると思うが、ジャンプのマンガ読みとしては見逃せない。

1 対 1 で戦ったら

服部は前回、勝利宣言をした。自信を持って二人の作品が勝てると言う、種明かしが語られる。その内容は、二人にとってショックだった。

シュージンは服部に対して珍しく不満げな顔を向けている。本誌のデビューをあせるサイコーにとっては、一段と満足できない評価だ。

マンガを描いて 10 年という新妻エイジに対して、二人は あまりにも経験不足である。それなのに同じタイミングで「赤マル」デビューを飾った──どう見ても二人のほうが急成長している。本来なら、喜ぶべき結果だろう(というか、エイジっていままでデビューを目指さなかったのだろうか……?)。

『バクマン。』を途中から読み始めた人は、そろそろ「ジャンプ本誌のデビューを二人が急いでいるのは、なぜだ?」と思い始めるころである。そして、真実を知る──「サイコーが亜豆と早く結婚するため」。

うーん、『バクマン。』は面白いと思うけど、今さらながら [これはひどい] 気がしてきた。シュージンもお金を儲けたい一心だったりする。

だが──今回のラストを読んで安心した。

当初の目的は どうあれ、本格的に「マンガで日本一になる」方向へ二人は歩き始める。──それはそれで、サイコーと亜豆のストロベリってる(©『武装錬金』)場面が減りそう。すこし、心配だ。

アンケートの結果

「アンケート至上主義」──良くも悪くも、週刊少年ジャンプを一番よく表している言葉である。

──そう言いながら、出典について自分は何も知らない。軽く調べてみると、驚くほど昔からある言葉らしい。

この「アンケート至上主義」体制は「アストロ球団」を連載中の中島徳博の「大御所というだけで人気もない漫画が載っているのはおかしい。アンケートの結果を1週で出すようにして、サバイバルにせよ」という提案が発端となっている。

週刊少年ジャンプ: アンケート至上主義 - Wikipedia

川口たろう先生は、このアンケートで 2 位から 20 位まで全部取ったが 1 位だけは 1 回もないそうだ。これを聞いて思い出したことがある。

江川達也が言っていた(と思うが)、ジャンプで連載していた『まじかる☆タルるートくん』は、ずっと人気投票で 2 位だったそうだ。なぜなら、1 位は『ドラゴンボール』だったから。

──申し訳ないことに、ソースは脳内の記憶だけ。何かの雑誌インタビューで読んだが、ウェブ上では見つからなかった。二つの作品の掲載時期がかぶっているので信憑性が高い──が、ほかにも化け物マンガが多い(『SLAM DUNK』とか)。「ずっと」は誇張かも。

本ちゃんが全て

恒例のジャンプ編集部の暴露コーナがやって来た。とはいえ、読者にはあまり読んでも得する情報ではない。「お約束な展開」や「テコ入れ」が繰り返されるのがなぜか、ちょっと分かるくらいか。

ジャンプのアンケートは、何かと批判の対象になりやすい。しかし、ジャンプが週刊少年誌の王者だった時期が長いのも事実である。ということは、それなりの成果に結び付いている、と言える。──だがそれは、「犯罪者の98%は■■を食べている」のような話かもしれない。

雑誌作りはプロに任せるとして、本当に自分にとって面白いマンガは、自分の目で決めるべきだ。どのような背景があるにせよ、『バクマン。』は面白い!

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