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『バクマン。』 92 ページ 「意地と決断」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 31 号)

Emergency Off (by Gilbert R.)
(緊急事態を取り消せるボタン──があればいいのに)

DEATH NOTE (13)』を読んで驚いたことに、『DEATH NOTE (7)』での「あのデキゴト」も『DEATH NOTE (12)』での終わり方も、ほぼ初めから作者は決めていたそうです。

この作品でデビューした大場つぐみさんは、なんと才能あふれる人なのでしょう……!

同じ作者が描く『バクマン。』も、きっと先のほうまで展開が決めてあるのでしょうね。

とはいえ──、今となっては「なかったこと」にしたいことも、細かい部分ではいくつか出ているはずです。『走れ! 大発タント』とか、仲井? 中居? という人とか……(細かくない細かくない)。

一番の困ったデキゴトは、新妻エイジの「権限」でしょう。誰よりもマンガを愛する、エイジはそんなこと言わない。これ、いまだに真意が分からないなぁ……。

もし僕が ジャンプで一番人気の 作家になったら 僕が嫌いな マンガをひとつ 終わらせる権限を ください

バクマン。 (2)』 p.46

ところが今回、エイジは「権限」を発動するのです!

役を断りに 来たんです

オンナの戦い! というページです。亜豆と岩瀬は、主張のぶつけ合いをしている。

ものすごい迫力のため、新妻エイジと港浦──男はスミっこで縮こまっているしかありません。エイジは、今回のことがキッカケで、「女性のコワイ一面」を上手に描けるようになる──のかも。

亜豆はもちろん、個人の恋愛という私情を優先しています。しかし、岩瀬だって、沙也乃を最高のヒロインに作り上げるのは、個人的な感情からですよね。

つまりは、どっちもどっち。

意地っ張りは、これで 3 人目です。

それにしても、この場面での亜豆の態度は、異常なほどカタクナすぎる。岩瀬に対して何かを反発しているのか、自分の意思の固さを示したいだけなのか、よく分かりません。そもそも、亜豆自体が──よく分からない。

行こう

いきなりここで、『卒業』をしにサイコーが乱入してきました。おお、格好いい!

好きな相手からギュッと手を握られて、連れ去られるなんて、女の子なら一度は経験したいのでは。自分だって、一回はやってみたい(一度で十分)。

まぁ、結婚式から花嫁を奪いに来ているわけでもないし、べつに誰か追っ手が来るわけでもないので、全力疾走する必要もないのだけれども。

超カッコイイ です !!

ついに、新妻エイジの僕の権限が施行されました! デビュー前に編集長とした約束は、いま、ようやく果たされたのですね。うんうん(?)。

サイコーは思い切った行動に出ましたが──、初めからエイジは亜豆を落とすつもりだっただろうし、亜豆も断った直後でした。

ようするに──、サイコーがやったことは意味がない。

でも、そんなことはドーデモイーのです。周波数 ピッタリのままと確認ができたし、サイコーの思いは確実に亜豆へと伝わりました。

言葉でしか伝わらない気持ちと、

行動でしか示せない思いがあるのです。

離して ごめん

普通の恋人同士のように、亜豆とサイコーは並んで歩いて行く。ハタチの 2 人とは思えないくらい、ぎこちないけれども……。

このブログで何度も書いていますが、亜豆はもう──普通の恋愛がしたいのだと思う。せめて、月に一回くらいは会いたいのでは。

しかし、サイコーの夢を壊すことになるため、亜豆はガマンをしている──と見えます。たぶん、結婚したあとで、「じつは──」と亜豆はサイコーに話すつもりなのでしょう。

サイコーはそれまでに、気付くのだろうか……。

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