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『バクマン。』 99 ページ 「悔し涙と嬉し涙」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 40 号)

Dice
チンチロリン♪──「裏の目」だったら良かったのに!)

最近、寝る前に『バクマン。』を再読しています。すると、面白くて眠れなくなる……。

あらためて読むと、極端なまでに「良いことのあとには、悪いことが起こる」展開が多いことに気がつきます。そのたびに、サイコーとシュージン・カヤあたりが一喜一憂する。

今回のサブタイトルにもありますが、登場人物たちは何度も涙を流してきましたね。──まぁ、だいたい泣くのはシュージンとカヤの仕事ですケド。

凍った血液が流れるサイコーは、あまり泣かない。

そう言われても仕方ない

いままであれほど頑張ってきたのに、あり得ないくらいに消極的な態度のサイコーです。服部からの電話がかかってきた時点で、ほぼ打切りだと思っている。

いや、これまでに何度もツライ目にあってきたので、悟りの境地に至った──のかもしれませんね。『疑探偵 TRAP』の再開直後に 4 位を獲ったのに、すぐに打切りになったりして(いまだに、あの順位の急変は不自然な気がする)。

服部の第一声は「NATURAL」 抜いたぞとのことで、まずは一安心です。

惜しかった

亜城木夢叶の『PCP』は、ついに新妻エイジの『CROW』とも接戦するまでになりました。それでも、今回のように、シリーズ物のラストでようやく数票差に近づける状況なので、まだまだ 2 作品には差がありますね。

エイジは、あの「ジャンプ」に初めて連載して、そのままアニメになり、看板作家の座についた──。やはり、とんでもない才能ですね。「天才度」で言えば、平丸のほうが上だけど。

現実世界では、あの久保帯人先生ですら、『ZOMBIE POWDER』──いや、なんでもない(『ゾンビパウダー』、面白かったよなー)。

服部は、同じ室内──しかも近距離に編集長がいる状況で、誰にも 文句は 言わせない、と大声を出す。これは、策士の服部らしい──いや、服部らしからぬ、見え見えの作戦ですね。

佐々木編集長も、「仕方がない、担ぎ出されてやるか」という感じで歩いてくる。服部からするとビビったと思いますが、なんだかオチャメな編集長に見えました。

代わってくれ

編集長からの電話に、亜城木夢叶は姿勢を正す。

サイコーもシュージンも、編集長には過去に何度も立ち向かったのに、いまだに緊張するのですね。なにしろ、今回は編集長のさじ加減で打切りか否かが決まる。そりゃ、かしこまった態度になりますね。

理不尽な言動には真正面から対抗するけれど、普段は目上の人間に敬意を払う──。意外と、「ジャンプ」の主人公には珍しいタイプかも。

亜城木の 2 人は、「ジャンプ」で連載を開始する前に、集英社で編集長と会っていました。サイコーからすると再会になるとはいえ、あの時はリラックスして話していましたよね。それが今回は、ものすごく緊張している。

──このやり取りを見て、バトルマンガやスポーツマンガでよく見る、「ラスボスとは早い段階で戦っており、また再戦した際に相手の実力を思い知る」みたいな展開だと思いました。分かりにくい!

妙にサワヤカな編集長を見ると、「終わりよければすべてよし」と思います。──が、われわれは、「入院→高校卒業まで休載」という不条理な条件を出す編集長を忘れてはいない……(いま考えると、休載のほうが良かったりして)。

「ジャンプ」を 盛り上げてくれ

編集長が亜城木夢叶に送ったねぎらいの言葉は、個人的な感情なのか、社交辞令なのか……。

これだけ長い間『バクマン。』を読んできたのに、「編集者・編集長」と「作家」との関係がよく分かりません。普通の会社・会社員とは、明らかに違いますよね。

ようするに「営業の社員」と「お得意さん」といった関係に近いのか……。それにしては、ビジネスライクに敬語で話して──はいない。むしろ、部活動の先輩・後輩と思えばいいのかも。

6 位だったんですか?

『正義の三肩』すごいな!

高浜の潜在能力には、いつも驚かされます。あの「不幸を呼び込む女」──加藤や中ナントカと一緒に仕事をして、港浦のダダすべり企画で連載をツブされたのに、V 字復帰ですよ!

師匠がようやく乗り越えた『+NATURAL』を、高浜はアッサリ抜いている。もしかして──、亜城木は、最終的に高浜と頂点を競うようになるのでは……。

服部が言うには、『+NATURAL』の人気が落ちたのは、クロウを何話も出し続けたのが 裏目に出たとのこと。この分析は面白い。

何ごとも、加減が大事ですね。たとえば、映画版の『DEATH NOTE』で、夜神月が■ぬ場面は、メチャメチャ長かったよなー……。体感的に、30 分くらいは絶叫してた。

サイコーとシュージンのように、お互いに褒め合う関係は素晴らしい! けっこう長期間にわたってコンビを組んできたのに、仲が悪くなったのは、高校時代のアレくらいです。アレすらも、見吉に対するサイコーのヤキモチ焼きだったし……。

どんだけラヴラヴやねん!

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