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暗殺教室』 第 72 話 「音の時間」

鷹岡 明潮田 渚の対決に決着が付きました!
百戦錬磨な敵のボスと たった 1 人で戦う渚には、スタン・ガンとナイフ──それに貧弱なカラダしか ありません。こんな状況で勝機を見いだせるのか……。

必殺技の極意

前回、「必殺技」の正体を考えたが分からなかった。
元・殺し屋のロヴロから直伝された技が猫だましなんて、それこそ猫だましですねー(どやぁ)。

この「必ず殺すための技」は、本来、基本の暗殺術をすべて身につけたあとに、最後の最後の技として使うべきです。 それをいきなり渚に教えたということは、暗殺者としての素質をロヴロは見抜いていたのでしょう。
それにしても、一目で潮田の異質さに気がついたのは、「誰か」に似ていたのでは? 渚の両親あたりが「死神」だと予想します。

暗殺教室 第 57 話 「策謀の時間」 謀は みんなで押し通す | 亜細亜ノ蛾

特別な資質

この必殺技を「自分にも できる」と思ったのでは?
──いやいや、渚の置かれた状況をよく見てみよう。本物のナイフを持った元・軍人と一対一で向き合い、笑顔で近づいた上で、ナイフの間合いの わずかに外で技を繰り出すなんて、並の精神では絶対に不可能です。

潮田が暗殺者として向いている一番の理由は、この精神力の強さですね。どんなに技術を鍛え上げても、いざ本番で緊張しすぎていては実力が発揮できない。

新たなライバル?

渚の必殺技に反応した赤羽カルマが興味深い。
カルマは渚と仲が良い(意味深)ですが、暗殺者の実力は「オレのほうが上」と思っていたに違いない。だからといって、バカにするような態度を取らない点が良かった。

ところが今回、鷹岡を倒したことで、潮田に対するカルマの評価も一変したでしょう。
──冷静に考えてみれば、今回の技は同じ相手には二度と使えないし、敵の仲間に知られても終わりです。
それでも、カルマにとっては「あの渚が」という印象が強かったと思う。

おわりに

渚は、授業への感謝として鷹岡に笑顔を向ける──。
この場面は、『HUNTER×HUNTER』の「グリードアイランド編」を思い出しました。「賞金首ハンター」なのに自分自身も賞金首の食人鬼・ビノールトの話です。
主人公のゴンは、殺人犯であるビノールトに圧勝しながら見逃すだけではなく、鍛えてくれた お礼まで言いました。その まっすぐな心の光に照らされ、ビノールトは改心して自首を決意する。
(その後のビノールトが どうなったかは、本編を読んでね☆)

HUNTER×HUNTER 14 巻 「島の秘密」 2 - 1 つ目の危機 | 亜細亜ノ蛾

今回の『暗殺教室』は、上記の本歌取りに思えました。
相手に対する気持ちも行動も、ゴンと渚は ほぼ同じです。ところが潮田の場合は、鷹岡にとって「もう一生 その顔が 悪夢の中から 離れなくなる」恐怖を植え付けた。

冨樫 義博先生も松井 優征先生も、読者の予想の「少し斜め上」を行く ひねくれ者同士です。
この両先生が作品で競い合っているように(勝手に)想像して、個人的に面白かった!


今回の題名は「空き樽は音が高い」から借りました。
まさに鷹岡にピッタリな成句ですね! そのため、「音」を出したのは渚なのに採用しました。「鷹の『音が高い』って何……?」とか気にしないこと!

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