『暗殺教室』 第 1 話 「暗殺の時間」
「ジャンプ」に松井優征先生が帰ってきました!
前作・『魔人探偵脳噛ネウロ』の読者だった中高生も、もう孫がいるくらいの年齢ですからね。待ちわびました!
ごく普通の(?)女子高校生が名探偵(?)だった前作に続き、今作も平和な(?)高校が舞台です。教師(?)と生徒との交流(?)を描いた感動作(×)ですねー。
女の子も かわいくて良かった!
まず、どう見てもタコ型宇宙人の「先生」へ、号令と同時にクラス全員が一斉射撃という冒頭から ぶっ飛んでいます!
主人公・潮田 渚(なぎさ)の髪型も斬新すぎる! ツイン・テールとショート・ボブとツー・ブロックを混ぜたような感じで、「彼」は男なのが不思議なくらい中性的な容姿です。もしかして──。
読者を引きつける序盤、忘れようのない登場人物、物語の方向性と目的、笑いと感動──。設定の奇抜さばかりが目につくけれど、じつは連載マンガの第 1 話に必要な要素が詰まった内容でした。
ほかのマンガ家が目新しさを出そうと努力しつつ(あるいは惰性のまま)描き続けるなか、松井先生は余裕でマッハ 20 のまま突き進んでいる。そう、人類では到達不可能な速度で──。
CNN.co.jp:マッハ20の極超音速機、飛行実験中に通信途絶 DARPA
渚の正体とは
謎だらけの本作品のなかでも、まず主人公の渚に引っかかりました。──あからさまに女性っぽい! 「殺れるかも しれない
」のコマでは、胸があるように見えます。
そもそも、ズボンを履いている・一人称が「僕
」というだけで、どこにも「渚は男性」とは書いてありません。
さらに そのズボンも、渚だけ別のデザイン(ワーク・パンツ風)です。ニット・ベストも女子みたいな感じがする。
──まぁ、松井先生のことだから、3 話目くらいで「あー 暑い暑い」とか言って、普通に渚が上半身裸に なっていそう(もちろん男で)。
先生の目的は
椚ヶ丘中学校 3 年 E 組
にも秘密が あふれていそうです。先生が この教室に来た目的は、回想シーンに出てきた女性(?)と関係しているのでしょうね。
渚が E 組になった原因とも関連してきそう。
マッハ 20 で逃げ回れる先生が、渚の抱きつきを許した点も気になる! たんなる「主人公補正」ではなく、先生は渚を特別扱いしているように感じます。
地球の爆破をわざわざ一年先に延ばしていることから考えて、その間に生徒たちを「有能な暗殺者
(アサシン)」に育て上げることが目標なのかな。
おわりに
普通に教育マンガ的な感動も描けそうだし、「松井優征の平常運転」としてドーピングコンソメスープを食らわす展開も出せる。これからが楽しみな連載です!
茅野(かやの)が命名した「殺せんせー
」という名前は、本編では先生に無視されているみたいで笑いました。本当に次回では別の名前だったら楽しいなー。
悲劇のヒロイン・茅野(きゃわわ!)の誕生です!