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ニセコイ』 Vol 17 「オジョウ」

IMG_5583 ことに古都では──古典が似合う

カバー裏の鶫が燃えている!
というか怒っているのですが、その対象は「ユイに抱きつかれている楽」でした。鶫からすると、桐崎以外の女性とイチャイチャしている一条は許せないのでしょう。
怒る対象が(わざとらしい)ユイではない点は、じつに つぐみんらしい。もうイエに押されていないのに、わざとらしく抱きつくユイが悪いはずなのに。

第 149 話 「オジョウ」

タイトルからの想像どおり、つぐみんメイン回です!
千棘の部屋を掃除している冒頭の鶫は、なんだか雑な印象を受けました。
まず、散らかしっぱなしの状態が気になります。衣装類の買い物袋や箱が そのままなのは、ブランド物を買うだけ買って、千棘が満足してしまったのでしょうね。それを鶫は片付けようともしていない。
また、床に寝ている人の近くで掃除機をかけるのもモヤモヤします。ホコリが飛びまくっていそう。いや、ビーハイブの開発部は技術力が(アレな方向へ)有り余っている。この掃除機も新開発かもしれません(つぐみ、逃げてーーー!)。
以上から、「お嬢」よりも大切な存在を感じてしまう。


つぐみんが一条を自宅に引っ張り込みました!
たしかに楽も料理が得意だけれど、つぐみ自身も料理上手です。作った事が ないとしても食べた事は あるはず。レシピさえあれば簡単に再現できると思う。
それらしい理由を付けて自分の家まで連れてくる。しかも、さりげなく主婦力の高さまで見せつけています! 男女ふたりきりという状況も含めて、さすがは「男心のヒットマン」な仕事ですね!(?)


つぐみの過去話は貴重です!
鶫 誠士郎」の命名秘話も完全版が明かされました。名前を付けてくれて、誕生日まで決めてもらっている。千棘に対する感謝の気持ちは大きいでしょう。
文字どおりに、つぐみに人間としての人生を与えてくれた恩人が桐崎です。彼女を裏切る事など鶫には考える余地も無い──はず。

ところで、つぐみの両親は現われるのだろうか?
つぐみは、子どものころから気品が高かった。そこからの妄想──と『ニセコイ』の お嬢様率の高さから、つぐみの家も大富豪なのかも!?
現在の所、ビーハイブよりも大きな組織と言えば叉焼会だけです。その叉焼会は血の つながりを重要視しているため、「生き別れの娘」を見過ごすとも思えない。
──「つぐみは楽の姉妹」という可能性は あるだろうか!? いまだに一条家の母親は不明だし、いい加減な父親なのもアヤシイ。
つぐみんにとって、二重に禁断の恋心だったり……。


じつに桐崎 千棘らしいラストでした。
口からラーメンをはみ出しながら お嬢様が「うまい……!!」と叫ぶ。──彼女は本当に本作品のヒロインなのだろうか……。

今回、千棘が「名付け」だと判明しました。
つまりは桐崎と鶫は「親子」と言える。そして「親子丼を食べる(意味深)」という話なのに──なんだろう、この残念な空気は。
ただ、描きおろしも含めて、今後も 3 人の あり方を示していましたね。このホンワカした関係をずっと続けて欲しい。

第 150 話 「ハンギメ」

扉絵の違和感が楽しかった!
まず、なにより つぐみんを含めてセーラ服姿です! 万里花はいつもどおり──かと思いきや、リボンの色などが違う。コミックスはモノクロですが、カラーでは真っ赤なリボンです。
(自分は Kindle 版で読んでいるが、どうしてカラーに できないのか……。ついでに言うと、目次の所からジャンプできるようにして欲しい)
その万里花が、るり師匠と親しげに話しているところも珍しい。いつも上から目線のマリーが、るりと目の高さを合わせているようにも見える。

扉絵は、わざと本編と変えているのでしょう。
せっかくのカラーだから、「本編の説明」で終わっても味気ない。作者が そう考えて描いたのだと思う。描きおろしの万里花が言うように、コスチュームの 新鮮さを狙っている。
──で、じつは一番の違和感は小野寺 小咲です! いたずらっ子っぽい目にゾクッときました! 「ぜんぶ知ってるよ 私──」とか言い出しそう!(ヤンデレ?)


今回もモテモテの一条です!
いつものように楽の取り合いになったり、つぐみとマリーの小芝居が始まっている。修学旅行でも いつもどおりの光景が見られる──と この時点では誰もが思っていたでしょう。

その前に、まず一条に声をかけたのが小咲でした!
これは見逃せません! 名目は和菓子屋巡りとは言え、積極的に自分から誘った点が大きい! さすがはトリ小野寺さんです! スキあらばブッコんでいく!
るりが聞いたら涙を流して喜びそう──なのに、舞子 集鉄壁のディフェンスを繰り出していた(本当にそんなポーズ)。


班決めの場面は大笑いしました!
ひとりだけモブい男子の群れに交じり、楽までモブ顔に なっている! こんなサル顔の主人公だったら、本当に「ニセ(しか あり得ない)コイ」で終わっただろうな……。

期せずして男子ひとりになった舞子です。
いくら くじ引きで班を分けるとしても、男女の比率くらいは同じにしておけば良いのに。それこそ班に偏りが 出来る。そのあたりが、凡矢理高校のボンヤリたる ゆえんですね。

第 151 話 「トラブル」

トリ小咲ちゃんが本領を発揮します!
前回、どうやって E 班の楽が A 班の小野寺と合流するのか、ラストまで不明なままでした。席順を決めたときと同じ「くじの引き直し」は二番煎じだし、「A 班だけ人数が足りない」わけでもない。

そこをまさかの「二人とも遅刻」ですよ!
こっそりと前日に忍び込んだ小咲先輩サッー!(迫真)と仕掛けたアイス・ティーを一条が飲んだに違いない!
るり師匠とマリーだけが、その事実に気が ついています。二人の表情が面白かった!


抜け駆け小野寺さんのターンは続く!
新幹線で二人きりという状況だけに甘えず、すかさず旅行先でも同行を誘っています。一流 NTR 師として成長したな、小咲も……。
度重なる乗り物のトラブルも、小野寺が仕掛けたのかもしれない(小野寺・母プロデュースとか)。山奥での遭難は、『To LOVEる』だったら 10-20 ページは使いそう!

第 152 話 「グッスリ」

桐崎も出し抜きに来ました!
小咲の行動力(※誤解)を見て、千棘も危機感を抱いたのでしょう。いつもはボヤボヤしているのに、ここぞとばかりにニセのコイビト特権を使ってきます。

でも、どうして楽の居場所が分かったのだろう?
この離れへ たどり着くには、仲居さんかユイ先生から情報を聞き出す必要があります。または、E 班の連中に接触する──には、部屋が変わった事を知らなければ ならない。
一条が ふてくされるまでの短時間で見つけ出すなんて、まるで熟練したヒットマンのような手際の良さです。──やはり、つぐみは いらない子だったのか……。


修学旅行の夜は、お決まりのイベントが ありまぁす!
主人公とヒロインが同じ部屋で寝る! これはラブコメものには外せない定例行事です!
定番なネタだけに、各作者が自分らしさを出そうと苦労する。いろいろと趣向を凝らしてムチャな状態になる事も多い(それは それで楽しいが)。
そんな なかでも、『スケダン』の修学旅行編は、あと 256 年は語り継がれるべき傑作でした! 少年誌の限界を最大限に解釈(曲解)して「男女入れ替わりネタ」を描ききっている……!

一方、今回の話は素直な流れでした。
「先生の見回り」「千棘は雷が恐い」「女子が先に寝る」というアリガチな状況と登場人物の性格をそのまま生かしています。「楽が近くにいると安心できる」という効果も見逃せません。
物足りなさは感じますが、同時にホッとしました。「テコ入れをムリにせず済んだな」と。マンネリだと言われている『ニセコイ』ですが、まだまだ中間あたりの掲載順位を保っています。
──ん? 逆に言えば、もっと順位が落ちたら、つぐみんあたりが「一肌脱ぐ(意味深)」展開も……!?

おまけ 「ゆったり 4 コマげきじょう」

暴力自慢 vs. ストーカ告白の対決です!
どちらが勝っても一条には うれしくない気もする。というか、勝ち負け関係なく 2 倍の被害が出続けています。

とは言え、マリーに抱きつかれるのは うらやましい!
なにしろ彼女は現役の女子高校生です! しかもゴイス・バデーな女の子でもある。これは千葉県の Y さんじゃなくても代わって欲しいはず!
(このように、『ニセコイ』の感想書きには欠かせない存在として Y さんの知名度が上がっていく)

おわりに

つぐみんの大根芝居で幕を下ろしました。
「また やっかいごとを引き受けたのだろうな」と瞬時に分かる状況です。鶫も一条も、いつも面倒な仕事を誰かに頼まれている。よく似ている二人です。
やはり きょうだいなのでは……。

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