バクマン。 #51-2 「再開と下位」 アンケート順と単行本の売り上げ

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『バクマン。』 51 ページ 「再開と下位」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 40 号)

«A photographer for dinner would be a good idea!» (by Tambako the Jaguar) (by Tambako the Jaguar)

福田がイチオシしてサイコーもエイジも大納得だった、『To Love る』は──ビックリする展開になりました。ネタバレなので、詳しくは書きませんが……(ほとんどバレバレ)。

ただ、最終ページを見る限りでは、しばらく面白い展開が続きそうですね。コミックスが楽しみです。お得意のなんとか券が発行されるのでしょう。

そこで思ったのが、「続きはウェブで」ならぬ、「続きはコミックスで」というマンガです。今後は増えるのでは。実際に、週間連載と単行本では内容の違うマンガがありますよね。

「雑誌での連載とコミックスとの違い」について、今回の『バクマン。』で出てきました。

本当ですか?

高浜の『Business Boy ケンイチ』は、サイコーもシュージンも大絶賛です。これ、面白そうだもんなー。

シュージンはツボを説明するのがウマいですね。さすが、話作りが専門だけはあります。言われたほうも気分が良くなる。高浜のうれしがっている表情が素晴らしい。

『バクマン。』は、高浜がアシスタントから人気マンガ家へと成長する過程を描いた作品である──と思ってみたり。

それにしても、ストーリィやコマ割などを「亜城木先生」に相談せずに、自分で描き上げた高浜はエラい! サイコーの入院中でも、シュージンにアドバイスをもらう機会はあったはずです。なんとしても、自分自身で作品を描き上げたかったのでしょうね。

僕でも読んだ事ある

一流の推理小説家というフレーズに、どこか懐かしさを感じました。いま、「一流の」って枕詞の付く作家は、だれだろう? しかも、推理小説──ミステリィの世界で一流か……。

こうやって『疑探偵 TRAP』のライバルが増えていくと、不安になってきます。打切りになるのでは──と。『TRAP』の連載までに苦労があったし、まさか、亜城木夢叶が次に描く作品こそが真打ち、という展開は ないでしょう。

ということで、『バクマン。』そのものが終わらないか心配です。せめて「アニメ化が目前!」まで描いて欲しい。

不思議だよな

意外にも、『TRAP』『KIYOSHI』よりも『hideout door』のほうが、コミックスの売り上げは良いとのこと。コミックスの表紙がカワイらしいから、未読の人が手に取るのかもしれませんね。

『TRAP』の休載中にもファンレターが大量に届いていました。──お見舞いの時に持ってきたらいいのに……。後半を読むと分かるとおり、これは伏線なんですけどね。

本当に大丈夫なのか

シュージンの 話より上だ、とサイコーが心の中で言い切っている。口調はアッサリとしていますが、それが逆に、ショックなのだと感じました。

自分たちの作品が掲載されたジャンプを見て、素直に喜んでいるシュージンと見吉が良いです。とくに見吉の表情とセリフは、「ジャンプ作家の募集」や「ジャンプの販促」に そのまま使えそうですね。

速報の結果は良かったけど、もう少し上を 2 人は狙っていた。──そういえば、いままで目標どおりの結果になったことがないですね。今回の「再開時にエイジを抜く」とか「連載の 1 話目で 1 位を取る」とか……。

気合い入ってるな

新妻エイジの『CROW』は安定して人気があるらしく、とうとうアニメも始まりました。わずか 2 コマ描かれただけですが、シュージンと見吉の反応からすると、良くできたアニメのようですね。ジャンプ編集部とアニメ制作側の意気込みを感じます。

少しあせりを感じながらも、サイコーは『TRAP』のアニメ化について考えていますね。決して心が折れることなく、将来を見ているのは良い傾向です。

ところが、まだまだ『TRAP』には苦難の道のりが残されていたのだった……。