『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)
『ホームレス・マンガ家』という新ジャンルを創り出しそうな白鳥でしたが、ようやく住む場所が見つかりました。カヤの父親が不動産屋なのは、非常にありがたいことです。
サイコーとシュージンは、不動産にも才能にも恵まれていますね。才能は努力で伸ばせるけれど、土地はそうそう簡単には手に入らない。
カツオも、花沢さんとくっつけばいいのに。──まぁ、原作には出てこないケド。
参考: 今日もやられやく マジで!?
白鳥くん 何か おかしい
さすが、血液が絶対零度のサイコーです(白鳥星座?)。白鳥の異変にも、まったく気がついていない。
あと、サイコーがストップウォッチを操作するタイミングは、いつも誰かと会話をしているときです。わざとらしい気がする。最近のサイコーは、地獄のミサワの絵柄が似合いそうです。
きっと、白鳥家のお風呂は──、ライオンの口からお湯が噴きだしたり、泡がぼこぼこ出てきたり、床が大理石だったりするのでしょう(お金持ちに対するチンプな想像)。
いまの白鳥は、お風呂には入れないし、外は寒いし……。自分だったら、半日で逃げ出したくなります(どこへ?)。なにより、寒いのが苦手だ!
一方、折原は半袖だった。
公園で 待ってます ……
驚いたことに、ピースを公園で待たせている、と白鳥は言う。カヤが心配するように、保健所にでも 連れて行かれた
り、誰かにイタズラされたり、知らぬ間に成長していたり──と考えるとこわくなります。
このページの白鳥を見ていると、ピースは利口だけれども──白鳥はそうでもないかも、と思えてきました。今回はピースが無事で良かったけれど、一歩間違えたら……。
白鳥には、世間というモノを知って欲しい。──楽しそうにピースとじゃれ合っている白鳥を見たら、何も言えなくなりますけどね。
何で マンガは ダメなのよ?
初めて描いたマンガが「ジャンプ」に掲載された。──プロの原作者(シュージン)がついているとはいえ、天才的と言えるでしょう。その意味では、白鳥は平丸と似ている。
しかし、「ジャンプ」に載ったら 嬉しくてたまらなくて
──なんて感情は、平丸からは出てこないでしょうね。どこかの小説家みたいに、「マンガはビジネスで描いている」と平丸は断言しそう。
やり甲斐が あるって!
ベタとトーンだけでも 超嬉しい
、というカヤみたいな人は、アシスタントに多いでしょうね。そこからマンガ家になるためには、いくつもの試練が待っている……。プロの作家になっても、楽しくマンガを描けたら最高です。
中学生のころからずっと一緒だったシュージンとカヤは、いまだにイチャイチャ
しているらしい。3 年間も付き合えば飽きが来る、と世間では言われているのに、これは微笑ましいですね。
あたしに まかせて
とピースするカヤが、決まっています。なんだかヒロインみたい。なんとなく、安之城舞っぽい感じに見えました。
次の日の朝から 部屋探し
「白鳥は世間知らず」を描いた 1 ページです。
ここまで家事ができないところを見ると、白鳥家では家事も母親がすべて仕切っているのでしょうかね。それならば、白鳥はもっと母親を尊敬するべきです。
──いや、あの母親が食器を洗っている姿は想像できないな……。家政婦さんが家事をやっているのかも。なるほど、家族の誰もが炊事も洗濯もしていなければ、今回の白鳥みたいになりそうです。
カヤに頼りっぱなしの白鳥は「ちょいウザ」ですが、かわいらしい。年齢はそう変わらないはずなのに、カヤのことを姉か母のように慕っています。
- 白鳥:
- 「香耶さん! お風呂が狭くて体が洗えません 不良品では?」
- カヤ:
- 「もう バッカじゃないの! こうやって洗うのよ!(ごしごし……)」
- 白鳥:
- 「(計画通り……!)」
あれれ~?
