『バクマン。』 160 ページ 「頑張りと 90 万」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 03・04 合併号)
今回は「蒼樹紅が可愛らしかった」の一言で終わる回でしたね! このブログでダラダラと書いている駄文なんて、すべて蛇足にすぎません。──けれども、全部 読んでね(にっこり)。
ドキドキしてキュートな蒼樹と言えば、シュージンと秘密の交流をしていたころを思い出します。あの時点でトゲが すっかりなくなっていました。初期バージョンの蒼樹は、いったい何だったんだ。
バクマン。 #61-1 「同盟と同級」 ヤキモチとパートナ | 亜細亜ノ蛾
岩瀬愛子の胸も ときめかせていたシュージンは、本当に罪作りな男ですね! 以前の岩瀬はピカピカに光っていたよなぁ……。
バクマン。 #98-3 「握手と手直し」 絶対負けない! と不動の 4 位 | 亜細亜ノ蛾
シュージンが『DEATH NOTE』の主人公・夜神月みたいな人格であれば、カヤも蒼樹も岩瀬も相手にしていたでしょう。そして 3 人とも幸せに──できなかっただろうなぁ……。
これで 1 周
まさかの観覧車 3 周目です。アツアツのまま回り続けたら、バターになってしまいそう。2 人ともモジモジとして、どちらがヒロインなのか分かりませんね。
プロポーズされた日を女性は一生 覚えていますが、男性は すぐに忘れてしまう。でも、1 日に 3 回も観覧車に揺られた思い出は、平丸も蒼樹も忘れられません。
昔の蒼樹がウソみたいに、ツンツンしている姿も かわいらしい! ツン要素は 0.1mg も入ってないですケド。
吉田氏の 所へ
せっかく最高のムードなのに、早く 降りたい!
は台無しですよね。さらに ふんいき打ち壊しのネタがあります。
この場面を見ると分かるように、平丸とのスキンシップの濃厚さで言えば、まだまだ「蒼樹 <<< (越えられない壁) <<<<< 吉田」なんですよ!
これは──油断をしていたら、まさかの(当然の?) NTR エンドがあるでェ……!
いや、冗談を抜きにしても、吉田のことを親以上の 人
だと平丸はハッキリ言っています。『HUNTER×HUNTER』の『ドキドキ 2 択クイズ』でもあったように、親は唯一無二の存在だけれど、恋人はまた作ればいい。
つまりは、吉田のほうが蒼樹よりも上ということです。
この問題を もうすこし深く掘り下げてみる。「蒼樹が存在しない世界」と「吉田が存在しない世界」を想像してみましょう。平丸にとって耐えがたい世界は、どちらでしょうか。
──おそらく吉田が いない世界だと思う。吉田がいたからこそ、平丸は大成功した。一方、マンガ家として大成してしまえば、恋人は いくらでも作れたはずです。というか、恋人探しも吉田が仕切る。
婚約ですか
小杉があり得ない !!
と叫んでいる。これは意味が分かりません。平丸と蒼樹のことを、小杉は そんなに知らないはずですよね。新年会のほかには面識すらないのでは?
ちょっと配役ミスというか、ここはいつもの「デリカシィ・ゼロ男」こと港浦に言わせるべきでしたね。彼が言うのであれば、どんな暴言も 5 月の朝日のように すがすがしく受け入れられる──わけがない。
すっかり小杉と港浦コンビは「司会進行役」が板に付いてきました。個人的には、ここに山久が加わって欲しい。
蒼樹が一人前のマンガ家になれたのは、山久の力──が何分の一かは生かされている。もっと活躍しないかな。
そうそう、上のコマを見ると、山久まで一緒に驚いています。え! こんな重要なことを、蒼樹は山久に伝えていなかったのですか!?やっぱり、いまだに生理的に嫌だ
と蒼樹は思っているのかな……。
バクマン。 #60-1 「男性と女性」 偏った恋愛観とミス東応大 | 亜細亜ノ蛾
上の「60 ページ」の感想でも書いているように、昔は「福田真太×蒼樹紅エンド」になると思っていました。ただ、この 2 人だと、両方とも意地っ張りで芯が強すぎて、うまくいかなかった可能性が高い。
やはり、蒼樹がリードして平丸が尻に敷かれる──という付き合い方のほうが、バランスが良いでしょう。
そう言えば一回目の告白の時も、みんなから応援されていましたね。その時から「蒼樹が上」という結末は読めていたけれど、まさか「告白相手の蒼樹から告白の応援をされる」とは思わなかった。そんなの、誰にも読めません。
バクマン。 #114-4 「恋路と歩道橋」 一瞬と 100 回以上 | 亜細亜ノ蛾
編集部は 今その話題で
サイコーとシュージンも、平丸たちのことは知らなかった。平丸との親交も それほど深くなかったですよね。それを言い出したら、亜城木夢叶と仕事以外の話をする人なんて、ほとんどいませんケド。
冷たい 2 人組は さておき、せめて蒼樹はカヤに言うかと思っていました。しかし、その報告も なかったらしい。
これだけ婚約のことを誰も知らないと、吉田が勝手に言いふらしているだけに思えます。正式に発表するまでは黙っていて欲しい──と蒼樹は思っているのでは?
コミックスの初版が 30 万部で、重版も確実というのは、かなり幸先の良いスタートですね! いつかは 100 万部
──なんてシュージンは控えめに計算していますが、すぐに達成するでしょう。
それでも、初版の発行部数が 390 万部! の『ONE PIECE』とは比べものにならない。すごいよなー、数字だけは……。
マンガ「ワンピース」曲がり角? 最新刊「部数記録」なのに「面白くない」の声相次ぐ : J-CASTニュース
上の記事を読むと、前のページで刷りすぎて 余ったとかが 1 番カッコ悪い
と言われているのは、もしかして……!?
幸せすぎて
吉田が心配するべきだったのは、平丸が蒼樹に振られることよりも、いまの幸福な平丸でした。
「ネガティブな感情になりさえすれば面白いマンガのネタが出る」という平丸の特殊能力は、作家なら誰でも うらやむでしょう。しかし、幸せになった平丸は、もう能力を使えないのでは?
ただ、『バクマン。』で もっとも才能に恵まれた平丸のことだから、スランプにも ならないと予想しました。仮にマンガが描けなくなっても、ちょっと蒼樹が しかるだけで復帰すると思う。
ある程度はダイエットに成功した中井は、まだまだ「ぽっちゃり体形」とも言いにくい容姿です。吉田が目標に挙げている 40kg
の減量が完了したら、中肉中背くらいになるのかな。
でもそれ、中井さんじゃないような……。