暗殺教室第 24 話「仕返しの時間」敵に苦土を送る

『暗殺教室』第 24 話「仕返しの時間」

獲物に近づくため──姿を変える

誰得すぎるセンタ・カラーでした！
渚や茅野・神崎・倉橋・イリーナなど、もっとカラー向きの人選があるだろうに……。まだ底力を見せていない狭間綺羅々や不破優月も気になるぞ！
にゅるんと曲がっていて小ぶりな殺せんせーが、ムダに かわいらしい。いずれは下のサイトにも「殺せんせー弁当」が並ぶ日も来るかも？
──もうあった！「殺せんせーのキャラ弁当」！

意味ありげに座席表も公開されました。
最後列の空席が目を引きます。「律」こと「自立思考固定砲台」（オレ命名: JK ちゃん）の隣くらいに、どこかの国から派遣されてくる暗殺者が座りそう。
今度もかわいらしいアサシンだと良いな！

個々の特性を生かす

菅谷創介の造形力は素晴らしい！将来は芸術家を目指しそうですね。
一昔前（旧『エヴァンゲリオン』ブームあたり）ならフィギュアの原型師で食べて行けそうでしたが、最近はどうなんだろう……。

とうとう奥田愛美の化学力が実践的・実戦的になってきました！
「ビクトリア・フォール」は、滝の名前でしょう。世界三大瀑布の 1 つです（×世界三大幕府）。
最初は著名人（ベッカムの奥さまであるヴィクトリア・ベッカムとか）のパロディかと思ったけれど。

ヴィクトリアの滝 – Wikipedia

報復の果てに

今回の仕返しは、初めての殺せんせーが間違った判断になるのでは？ ──と前回の感想で書きました。現役の女子中学生とカレシをイジメ返す展開だからです。
その予想は、半分は当たっていたと思う。

暗殺教室第 23 話「湿気の時間」雨フラレ恥固まる | 亜細亜ノ蛾

前原のことを思う生徒たちは仕返し作戦でスッキリしたし、多くの読者も気分が晴れました。
前原はどうでしょうか？あまり乗り気ではなかったけれど、本当に仕返しが不要なら彼が止めたはずです。少なくとも自分までナイフを持ち出さない。自分のためにみんなが協力してくれたことで、心強くて喜んだでしょう。

ただし、「話を大きくしてくれて」という言い方をする前原は、完全に何から何まで感謝したわけではない。やはりどこか「大げさすぎる」とか「バカバカしい」といった気持ちがあったはず。
──それで良かったのです。

「この先弱者を簡単にさげすむ事は無い」と殺せんせーは前原に教えたかった。このことが最重要です。
ほかに方法もあったでしょうが──、マンガ的には盛り上がったから今回で正解でしょう。
たとえば、ここまで手の込んだ作戦を思いつく殺せんせーだから、もっと単純で効果的な計画も練れたはず。しかし、それでは作中の生徒は当然として、読者も簡単にマネできてしまう。

愛さえあれば

殺せんせーと生徒たちはスッキリして良かったけれど、土屋果穂と瀬尾は「店内でスッキリ」したら立ち直れないだろうなぁ……。店員がアレな人だったら、すぐに「バカッター」で【拡散希望】してしまう。
でも、本当に愛し合うカップル同士だったら、お互いに譲り合う──のではなく、「一緒にスカッとする」ですよね！フォローとシェアが基本の現代です！
──まぁ、ボクはゴメンやけど。

おわりに

おばあちゃんのマスクを脱いだ茅野カエデが良かった！
本来はババ臭いファッションのはずが、まるでピッチピチのビッ■に見えてしまう。「楽しそうにトイレで折り紙を折る」ところも、ちょっと病んでる系な風■嬢みたいな感じ。

「交渉担当」の倉橋陽菜乃と矢田桃花を見れば分かるように、ビッチ先生直伝の接待テクは威力バツグンだから、このクラスの女子は将来が有望です！
女は愛嬌！

タイトルの「苦土」（くど）とは、下剤にも使われる酸化マグネシウムのことです。英語では「bitter salts」（苦い塩）なので意味的にもピッタリ！

マグネシウム – Wikipedia