『暗殺教室』 第 65 話 「カルマの時間・2時間目」
『暗殺教室』もバトル編に突入です!
「『ぬ』の おじさん」(変ぬ おじさん?)こと「グリップ」と赤羽カルマとの一騎打ちが始まりました。連載の当初から殺せんせーを相手に戦っては来たけれど、一対一は珍しい。
プロの殺し屋を相手に中学 3 年生が勝てるのか!?
「カルマの時間
」1 時間目は 60 話も前です。
その感想で「殺せんせーの目的は、E 組の生徒どころか人類を進化させるために やって来た
」と書きました。案外、この予想は当たっているのでは……?
暗殺教室 第 5 話 「カルマの時間」 冷たくされたら熱く返す | 亜細亜ノ蛾
門前の小僧
見事な体さばきを見せるカルマが格好良い!
戦闘の才能は 頭ひとつ 抜けている
カルマでも、烏間 惟臣を倒した描写は ありません。おそらく、まだ敵わないでしょう。
いつか烏間を出し抜く機会を狙って、防御技術
を目で見て盗んだ
カルマは、その抜け目のなさとセンスがスゴい
よく考えてみると、カルマが防御に回される相手なんて、烏間のほかには いないはずです。ということは今回の「おじさんぬ
」戦が、いきなり本番だったのでは?
一度 つかまれたら ゲームオーバー
な状況で、よく実践しようと思うな……。
フェアな戦い?
カルマがズルい手を使うことは読めました。
正々堂々
と戦う──と言った時点で、カルマが どんな卑怯(ひきょう)な手口を出すかワクワクしてくる。クラスメイトも その展開が見えたでしょう。
それだけに、「グリップ」の奇襲に驚きました!
この麻酔ガス
を浴びせる「プロの犯行」を見せられることで、カルマ側の反撃が読者の頭から消えてしまう。素晴らしいトリックでした!
スキこそ戦いの下手なれ
敵に対し 敬意を持って 警戒できる人
戦場では そういう人を…… 「隙が無い」と 言うのです
敵の戦力を「恐れて」用心するのではなく、「敬意を持って」注意する。こんな説明をサラリと言ってのける殺せんせー(と作者)に感動しました!
格闘技の「前哨戦
」を見せるイメージ映像もイイネ! 観客からすれば、メイン・イベントの「前座」に過ぎない「エンタテインメント」でも、戦う人間には真剣勝負です。下手をすれば命を落としてしまう。
お楽しみの時間
──で、スキなく「お仕置きグッズ」も用意している!
この調味料たちは、3 年 E 組が泊まっているホテルから事前に調達したのでしょう。あるいは、自宅から持ってきたのかも。
ブート・ジョロキア
(と鼻フック)以外はコンビニでも手に入るし、万が一 職務質問をされても怪しまれない。カルマのカバンには、そんなアイテムたちが あふれていたりして。
「あんたの プロ意識を 信じたんだよ
」
──と心暖まる場面の直後だからこそ、破壊力が増しました。将来を待たずとも、すでにカルマは「大物
」ですよ!
浅野親子といい、真性ド S(※「支配者」のエス)が多い学校だな……。『魔人探偵脳噛ネウロ』と違って、責められる相手が現役女子高校生じゃ ないだけマシかな。
おわりに
「スキのなさ」から最も遠い作品が、『BLEACH』だよなぁ……。「卍解」で勝ったも同然の状態になってから、ダラダラと技の説明をし始める。
あ、あれはエンタテインメントやから……(震え声)。
「敗者だって 自分と同じ
──」の場面は、『ときめきメモリアル』の「伝説の樹の下」にカルマが いるように見えました(goto 眼科)。
そうなると、となりにいる潮田 渚まで(好感度が あまり高くない)ヒロインに見えてくる。殺せんせーなんか、『対戦ぱずるだま』そのままじゃないですか!(?)