『暗殺教室』 第 101 話 「反撃の時間」
ハシラに書いてあるアオリ文句が秀逸です!
「去来する、性と死の影
」って──、ビッチ先生を「性」の一文字で片付けている! でも たしかに、彼女を一言で表わそうとすると、性的な言葉しか思い浮かびません。
それに、タナトスと対比される相手は、たいていがエロース(エロス)です。なるほどー。
アオリは、単行本では ごっそり削除されてしまう。
できれば、オマケのページなどに まとめて欲しいです。でも、そうすると編集者の主張が強くなりすぎて、読者の拒否反応が強くなるかも しれないですね。面白いものだけを限定すれば良い、かな。
花を狩る者
死神の弱点は何だろう? どうすれば倒せるのか?
少年マンガ(とくに『BLEACH』)のラスボス・中ボスにアリガチな、慢心による油断を突くことが考えられます。今回で、すでに何点か付け入るスキが見られました。
とくに、花束に盗聴器を仕掛けたことは失策です。
殺せんせーの臭覚なら、花の香りに ごまかされずに、機器の臭いを感じ取れたのでは? そもそも「花ビンに飾ろう」としただけでバレたはずです。
そこから考えて、殺せんせーが「サッカー観戦のためブラジルに行っている」のはウソで、すぐ近くで生徒を見守っている──とも想像しました。
しかし、いくら何でもイリーナを危険な状態で放置するはずが ありません。イリーナや生徒の安全を「今のところは」保証しているけれど、それは死神の口約束でしかない。
死神は、花屋の仮面を脱ぎ捨てました。
いよいよ素顔をさらすのか、それとも別人に化けるのか──。烏間(やイリーナ!?)に化けて、生徒をだまそうとするかも しれません。
烏間 惟臣を花束に 加えよう
として、逆に死神が拘束される展開も あり得そうです。
いずれにせよ、「世界一の殺し屋」こと死神が、なんだかシロに劣る二流の人間に思えて残念だなぁ……(とか言ってたら、次回で度肝を抜かれそう)。
無言の彼女
今回もイリーナ・イェラビッチにはセリフがない。
──あれ? それは普段の「日常編」でも同じか……。
死神がマガマガしい印象を重ねる一方で、イリーナは本編のイメージ映像や扉絵で、いつもの「白目をむいて不満顔」や「目玉飛びだしギャグ顔」でナゴみました。
しかし、何一つ安心できる状態では ありません。いつ交渉のため見せしめ
にされるか分からない……。
だまし討ちに仕返し
岡島 大河の演技力に注目です!
彼の「びく びく
(クリムゾンお姉様?)」した態度は、本作品を読み慣れている読者には初見で演技と分かってしまう。しかし、E 組の生徒たちを完全には把握していない死神は、本当にビビっていると思っていた。
──変装の達人である死神をだますなんて、キムタなんとかさんを超えていますよ!(いろいろ失礼!)
岡島と言えば、着替えのシーンも すこし笑いました。
真っ先にネクタイに手をかけた人物は中村 莉桜とは言え、岡島はジャケットを素早く脱いでいる。──釣られて女子が脱ぎ出すことを計算していたのでは!?
いつの間にか命名されていた「超体育着
」にもワロタ。
おわりに
だまされると言えば、倉橋 陽菜乃です!
死神が「実は良い人
」だと期待していて、じつに天真爛漫で純真無垢(希望)な彼女らしい。将来の倉橋は、片岡メグ以上にだめんずから利用されそうで不安になってきます!
あー、心配だー(夏コミの新刊をチェックしながら)。
奥田 愛美の「カプセル 煙幕!!
」が魔女っ娘みたいで可愛かった!
『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらみたいに、そのうち奥田も「化ける」可能性が大です! 休み明けに赤羽カルマと登校してきたりして(そっちの「女は化ける」!?)
題名は「窮寇は追うなかれ
」から借りました。
「窮鼠猫を噛むとは」の類語から たどり着かなければ、「窮寇
(きゅうこう)」なんて一生 知らなかったし、読めなかったと思います。
『兵法三十六計』は、FPS・TPS(ゲームの種類)で戦う者には必読でしょうね!
あと、『ワールドトリガー』も、最近のゲームの戦術をふんだんに取り入れていて、タメになるしニヤニヤします!