『バクマン。』 50 ページ 「無茶と根性」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 39 号)
長期の連載が確実となったマンガには、おなじみの「人気投票」があります。そこで、当然のように『バクマン。』も投票が開催されたのですが──。
なんと、キャラクタではなく、作中の“マンガ”人気投票
なのです。コレは斬新! というか、キャラクタが少ないからかも……。
自分が投票するとしたら、『自信過剰ヒーロー ジシンマンマン !!』ですね。もしも投票が集まって掲載されるようになったら、ガモu ──もとい、大場つぐみさんが絵を描くのでは、と期待しているからです。
なんだ?
印刷所 止めてある
なんてこと、本当にあるんですね。マンガの中だけの話と思っていました(ん?)。
『バクマン。』以降に「柳の下」を狙って「マンガ家のマンガ」を描くくらいなら、印刷所さんの苦労をネタにしたほうが面白そう。写植職人さんの話を読んでみたい! 「インド人を右に」の誕生秘話とか(インタビューで十分な気もする)。
さて──。ここまで来て、編集長がまだ意見を曲げないことに、心底ガッカリしました。
なによりも、雄二郎の説得を評価した上で、『TRAP』を再開する時期は変えていない。これでは、亜城木夢叶をだましたことになります。せっかくの雄二郎の行動が、「オトナは汚い!」という結果になってしまう。
これは、「少年マンガの編集長」としては、絶対に やってはいけないことです。社会人としてもオカシイ。
熱くならないで
編集長の態度に、雄二郎が怒りを ぶつけようとしています。その姿を見て、今さらながら気がついた。
──『KIYOSHI 騎士』の主人公・貴好って、雄二郎がモデルなのでは? 髪型といい、芯が熱いところといい、似ています。
なんだかんだ言って、福田と雄二郎は いい関係に見えるんですよね。ちょっと違うけど、悟空とベジータみたいに、けっして馴れ合わないけれど薄い仲間意識は感じている、という感じ。
港浦もまた、雄二郎と組んで良い仕事ができそうに見えました。
以前の港浦は、作家の前で「とにかくガンバレ!」と叫ぶだけの編集者に見えました。しかし、編集部での港浦は違う。どちらかと言うと慎重派で、気が弱い。服部に近い感じです。
熱血漢ですぐ熱くなる雄二郎と、慎重な港浦は、いいコンビを組めそう。ただ、編集者同士って、あんまり組んで仕事をしないようですけどね。
そんなに元気 ……
今週の「さすがシュージン!」のコーナです(マンガが違う)。
いつも冷静な判断をするシュージンだけあって、雄二郎が編集長を説得できない可能性も計算に入れている。そこまで考えて、受験勉強のことを話しているのです。受け入れたくないはずなのに……。
シュージンのことだから、受験勉強をしなくても大学に入れるかもしれませんね。──そんなに甘くない?
ところが、サイコーはもっとスゴかった。まったく動じていません。とっくに、あきらめていても仕方がない状況ですよね。
自分達を 信じる
・俺達には マンガしかない
、とサイコーは言い切る。かつては「自分ひとりでもマンガを描いていく」と言っていたサイコーですが、もうシュージン抜きではマンガを描かない、という意識の表われですね。
どう言ってもノー
見吉が言うとおり、編集長は意地になってる だけ
に思えます。
もしも、ボイコットを止めた条件である「サイコーが退院したら『疑探偵 TRAP』を再開する」という(口だけの)約束が破られたら、「福田組」は本当にジャンプから離れると思います。話はジャンプ編集部だけではなく、集英社の上層部まで行くはず。──それでも、編集長は意見を変えないつもりでしょうか?
変えないと言えば、サイコーの意志も同じ。退院と同時に連載の再開、と信じ切って原稿を仕上げています。──もう、この根性は、どこからやってくるのでしょうね。
時には 亜豆と 2 人きりに
『バクマン。』に恋愛パートは必要なのか? ──こういった議論が連載の当初には多く語られていました。いまは、知らない。
サイコーと亜豆との「変わったお付き合い」は、サイコーが入院したころから、普通の恋人同士のようになりましたね。あまり 会話がない
のも、お互いに信頼し合っているからでしょう。
2 人の関係は、とても、いい感じです。
マンガ(などの創作物)における恋愛といえば、「牛サーロインステーキのオイル煮・バターのせ」みたいなコッテコテの描写ばかり。
そんな中、ただ 2 人いるだけで幸せ、という関係を描く。──けっきょく、幸せって、そういうことなんだよなぁ……(あじもすを)。
