『暗殺教室』 第 153 話 「覚悟の時間」
宇宙から渚とカルマが帰ってきました!
数々の任務をこなしてきた 2 人からすれば、ただ座っているだけの時間です。その直前までは、UNO で遊んだりしてリラックスしている。E 組の生徒には、宇宙船ですら遊び場です!
しかし、予想しなかったトラブルが起こり、一転して絶望が見えてきて──!?
救われた命
パラシュートの不備にはドキドキしました!
実験の目的からすれば、ダミー人形や実験機が壊れても「ン億円の損失」程度で済みます。それどころか、「失敗した場合のデータ」が取れる。
ところが今回は違う。
宇宙から持ち帰った貴重な研究結果と、さらに重要な将来ある少年 2 名が失われるところでした。しかも、潮田 渚と赤羽 業は宇宙船の状態を知りません。その状況が恐ろしい!
落ちるよりも速く
殺せんせーが来てくれて本当に良かった!
打ち上げの時と違って、殺せんせーでも追いつける速度だったことも幸いです。ただ、本当に自由落下の加速より殺せんせーは早く飛べるのか?
下記サイトにて、宇宙船オリオンの重量・8,913kg を仮に代入してみます。すると、落下時間をいくら増やしても時速 2,200 弱までしか上がりません。空気抵抗の影響ですね。マッハ 20・24480km/h には ほど遠い。
堅物をほぐす
烏間 惟臣の説得も殺せんせーらしかった。
誰よりも責任を重んじる烏間には、相応の見返りを用意しています。ここまで計算した上で、殺せんせーは生徒たちを上空に送ったのでしょう。
烏間も、本当は生徒の無事を祝いたかったに違いない。それなのに、なによりも仕事を優先する──という顔を見せています。どこまでも苦労人ですね。けっきょく、各省庁への謝罪も やらされるでしょう。
化学ガール
奥田 愛実のターンが来ました!
専門用語だらけの英文をすぐに要約しています! ──科学・化学に長けているとは言え、中学生に解読できる文章なのだろうか……。
と言うか、「律」が訳せば早かったのでは?
データを入手した瞬間から律は解析を進めていたはずです。しかし、なぜか沈黙を守っている。『エヴァンゲリオン』のゼーレみたいにも見えます。
前回のラストで律は人間らしい感情に目覚めたので、「ここは奥田さんに任せたほうが良い」と判断したのでしょう。元から持っていた「あざとさ」に加えて、「奥ゆかしさ」まで身につけたのか……!
答えは過去に
意外なところに解決の糸口
が隠れている!
もともと超生物の実験は、実験体である「死神」に誘導されていました。自身が触手生物・殺せんせーと化したことで、さらに反物質生物について理解が進んだと思われる。
以上から、殺せんせーは無意識に「凝りをほぐす
薬品」にたどり着いたのでしょう。それこそ、背中の かゆい人が「孫の手」を作りだしたような自然さで。
残された不安
偶然に思えた解決策は、命がけで つかんだ必然だ。
──茅野カエデが そのように経緯をまとめています。クラスメイトも未来への希望に歓喜している(さりげなく、めがねを取って泣く奥田さんに注目!)
しかし──、本当に喜んで良いのだろうか?
「1% 以下じゃ無いも同然だ!!
」と杉野 友人は叫ぶけれど、「地球が爆発して人類が滅亡する確率」としては大きすぎる。
おそらく、別の解決策が見つかるのでは?
殺せんせーが寿命を迎えるまで、推定で 90 年以内
の猶予が あります。それまでに、殺せんせーが人間に戻る方法も見つかるかも しれません。回想シーンではイケメンだった死神ですが、「思い出補正」の可能性もある。
──真の殺せんせーを受け入れる「覚悟」は あるか!?
待ち構える脅威
別の危機も残っています。
仮に、超生物の危険性を完全に取り除く方法が存在したとする。それでも、「シロ」こと柳沢 誇太郎は絶対に認めません。いまでも殺せんせーを「愛なき暗殺」する機会を狙っているはず。
──でも、あっさりと柳沢が あきらめて、「二代目」と仲良く暮らすエンディングも見てみたい。その確率が 1% だったりして。
おわりに
「覚悟」と言えば──。
『HUNTER×HUNTER』が最後に掲載された直前のサブ・タイトルでした。「蠱毒」に飲み込まれたのは、冨樫 義博先生の方だったのか──(?)。
お元気そうで安心したケド。
題名は「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
」から借りました。
死神は、産まれたころから いくつもの死線をくぐり抜けています。その彼が殺せんせーに なり、人類と共に生き延びる手段が「リラックスすること」という──。
