バクマン。一覧

バクマン。 #120-2 「ネットと顔」 逸材と寄せ集め

『バクマン。』 120 ページ 「ネットと顔」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 11 号)

Presidential Motorcade Route Ends Here - Ottawa 18 02 09
(寄せ集めでも──世界は作れる)

「ジャンプ」の編集者の中で、マンガ家の才能を見抜く目が一番優れているのは、間違いなく吉田です。名前と絵柄を変えて描かれた新妻エイジの作品を読んで、作者を当てられたのは吉田だけでした。

バクマン。 #71-3 「才能とプライド」 運命の日と次期班長 : 亜細亜ノ蛾

その吉田は、七峰の弱点をすでに見透かしています。七峰たちの作品に個性がないのは、複数人で作っているからでしょうか。それとも、七峰や「判定人」たちには、新しいアイデアを生み出す力がないのかもしれません。

数多くの作品が世に出ている現在、どこかで 見たような アイディアや台詞の 寄せ集めの作品になってしまうのは、ある程度は仕方がない。しかし、それでも作者に力があれば、個性がにじみ出てくるはずです。七峰には、その力が(まだ)ない。

ただ──、無個性だけど面白い作品と、個性的だが面白くない作品とでは、どちらを読みたいですか? おそらく多くの読者は前者を選ぶと思う。

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バクマン。 #120-1 「ネットと顔」 インスパイアと有意義

『バクマン。』 120 ページ 「ネットと顔」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 11 号)

torosan
(インスパイアの──分かりやすい例)

『緊張と それにともなう気体』の設定は『D・N・A2』(の一部)に似ている──と前回の感想で書きました。

バクマン。 #119-4 「過信と宣伝」 ユリタンとお茶友達 : 亜細亜ノ蛾

いまでは、上の記事で書いたことは公開──いや後悔しています(Togetter – 「ATOK公式アカウントが誤変換でかわいそうな状況に」的な誤変換)。

同じような体質の人が出てくるだけで「鬼の首をマミる」ようなこと言うなんて、恥ずかしすぎる。それに、すこしくらい絵柄や作風が似ていても良──くないかなぁ……。

参考: カジ速Full Auto:【ワンピース・フェアリーテイルそして・・・】尾田栄一郎先生、ついにサンデーでもデビューか 3大少年誌制覇へ

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バクマン。 #119-4 「過信と宣伝」 ユリタンとお茶友達

『バクマン。』 119 ページ 「過信と宣伝」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 10 号)

百合仙桃
(ユリの花には──お茶がよく似合う)

コカ・コーラがスポンサについた『カクレカラクリ』の著者・森博嗣さんのところには、読者からこんなメールが届いたそうです。

「小説の中にコカ・コーラが何度も登場するから、森先生ったら、コカ・コーラからいくらかもらっているんじゃないのって、友だちと話してしまいました」

MORI LOG ACADEMY (4)』 p.201-202

世の中には、ほのぼのとした考えの方もいる。

このように、アマチュアとプロとでは、報酬に対する考えが大きく異なります。──もっとも、森先生の奥さまであり、プロのイラストレータであるささきすばる氏も、読者と似たようなこと──報酬はコーラだと思っていたようですが……。

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バクマン。 #119-3 「過信と宣伝」 キャラ立てとネガティブギャグ

『バクマン。』 119 ページ 「過信と宣伝」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 10 号)

Gimpy Profile
(面白くないギャグを言うなら──これで口をふさぐ)

いつも思うけれど、大場つぐみさんは、よくもまぁ──これだけ多くのマンガを思いつきますね!

最低限、「ジャンプ」で連載中の作品に似たマンガは、作中作として出せない。他誌に掲載されている作品は、もっとダメでしょう。

架空のマンガとはいえ、こうやって限定された状況で考え出すのは、本当に新しいマンガを生み出す際と同じ苦労をするはずです。それなのに、数々の作品はタイトルと概要だけで消えていく──。けっしてかえらない卵を産み続ける鳥みたい。

そこで、昨日の(やけに長い)感想で書いた「編者」の登場です。大場さんが生み出したマンガのアイデアを彼らに調理させて、「ジャンプ SQ.」あたりで発表してはいかがでしょう?

バクマン。 #119-2 「過信と宣伝」 大ファンと冷静な分析 : 亜細亜ノ蛾

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バクマン。 #119-2 「過信と宣伝」 大ファンと冷静な分析

『バクマン。』 119 ページ 「過信と宣伝」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 10 号)

Ceiling Fan
(ファンには──巻き込まれないように)

福田のアシスタントをしている安岡は、ひょんなことからポルシェのオーナになりました。維持費が相当かかると思うので、いつかは安岡もポルシェを手放すのでしょう。

バクマン。 #114-2 「恋路と歩道橋」 無理心中と反対車線 : 亜細亜ノ蛾

ここで、たとえ話をしたいと思います。

たとえば、「そのポルシェを最初に購入した人物」の熱烈なファンがいたとする。どうしても現・オーナの安岡からポルシェを引き取りたい──。ということで、そのお金持ちなファンは、安岡から数億円でポルシェを買いました。

さて、リッチ・マンになった安岡くんは、福田のアシスタントを続けるでしょうか──?

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バクマン。 #119-1 「過信と宣伝」 革新的と言いなり

『バクマン。』 119 ページ 「過信と宣伝」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 10 号)

おいなりさん
(まぁ──言いたいことは分かるよね?)

今回の話は、すべてのマンガ家に読んで欲しいと強く思いました。たとえ、「こんなにトントン拍子では成功しないよ」という(たいして面白くもない)印象を持った上でも良いから、次の問いについて自分の意見を持って欲しい。

  • マンガ家の才能とは何だろう?
  • マンガは 1 人で作り上げるべきか?

上の問いかけは、ハッキリと本編で描かれているわけではありません。でも、自分には、作者である大場つぐみさんからの問いかけが、コマとコマとの間に書かれている──と感じました。

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バクマン。 #118-4 「裏と表」 倫理的と判定人

『バクマン。』 118 ページ 「裏と表」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 09 号)

中入り後 土俵入り
この競技自体の──判定やいかに?)

今回は、ある人物の顔つきが変わってしまう──という場面が出てきました。あまりにも極端で、ちょっと非現実的な気もします。まるで、作者が二次元と三次元の 区別もつかねー人みたい。

ゴン:
お前 なんだか トランプとか 武器にして 戦いそうな 顔だよな(笑)
ヒソカ:
トランプを武器に する奴なんて 現実にいるわけ ねーだろ!

──ということで、今週号の『めだかボックス』は、『HUNTER×HUNTER』にケンカを売っているとしか思えません。売られたケンカは、「ジャンプ」誌上で買わなきゃ──、ね!>冨樫先生

(注意: この記事は『バクマン。』の感想です)

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バクマン。 #118-3 「裏と表」 マーケティングと意気投合

『バクマン。』 118 ページ 「裏と表」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 09 号)

コミックマーケット
(この「マーケット」の調査は──骨が折れそうだ)

今回は、七峰の喜びかたが面白かったです。自分自身のことを、僕 すごい! 僕超すごい!と全身で喜びを表現している。こういう、素直な人物は大好きです。とくに七峰は、普段は礼儀正しいところも、高評価のポイントですね。

『バクマン。』に出てくるほかの天才たちも、自信家です。エイジも平丸も、自分の才能に絶対的な自信を持っている。

おそらく、天才たちがイヤミな人物に見えないよう、大場さんがコントロールしているのでしょうね。

さて、七峰は、いつまで「素直」でいられるのか──。

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バクマン。 #118-2 「裏と表」 アマチュアと不祥事

『バクマン。』 118 ページ 「裏と表」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 09 号)

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(アマチュアのモデルとは思えない──この風格)

事実は小説よりも奇なり。──イギリスの詩人・バイロンが叙事詩『ドン・ジュアン』に書いた言葉です。いまでは、ことわざのように使われていますね。

前回と今回の『バクマン。』には、「マンガの原稿をウェブに載せて人気を得る」という話が出てきました。現実の世界でも、同じことを考えているマンガ家志望者・作家は多いでしょうね。

でもまさか、こんな形で大々的におこなう有名なウェブサービスが出るとは、日本の感覚では予測ができなかった──。

参考: 百度(baidu)の新サービスが違法すぎてヤバイ: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man’s Blog

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バクマン。 #118-1 「裏と表」 左遷と手土産

『バクマン。』 118 ページ 「裏と表」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 09 号)

20081118 All confectioneries are mine!
(こういう手土産なら──大歓迎?)

今週号も「ジャンプ」は面白かった!

『めだかボックス』が『HUNTER×HUNTER』にケンカを売っていたり、『【エニグマ】』は「ある人物」のおかげで緊張感がなかったり、『BLEACH』で自己パロディを描いたりして、最高に楽しい。

──それぞれの説明は、また気が向いたら書きます。


われらが『バクマン。』も、やっぱり面白い! 毎週のように感想を書き続けていて、「今週はちょっと……」と思ったことは、なる(どっちだ)。

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