『バクマン。』 71 ページ 「才能とプライド」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 09 号)
今回の感想の範囲を読んで、下記の名言を思い出しました。これから一生、自分はこの言葉を引用し続ける事でしょう。
- モラウ:
勝敗なんて 揺蕩ってて 当たり前 それが 念での 戦闘…!
だが… それでも 100% 勝つ気で 闘る !!
それが 念使いの 気概ってもんさ
『ハンター×ハンター (No.19)』 p.189
──まぁ、たぶん、ほかの人からすると「──え? どこを読んだらこんな言葉が?」と思うだろうケド。
やめろよ
ここで岩瀬が登場ですよ! 毎回のように書いていますが、「ビックリしました!」
仕事場から(あるいは見吉とのデートから?)シュージンがいつ帰ってくるか分からないのに、寂しい夜道で、ひとりで、岩瀬は待っていました。読者から見れば、健気(けなげ)という言葉が思い浮かびます。
しかし、シュージンからすると、迷惑だし、コワい。たとえ、シュージンと見吉が籍を入れることを岩瀬が知らなかったとしても、この「夜襲」は禁じ手ですよね。
ところが、最近の岩瀬は素直だった。
シュージンに謝った上で、岩瀬は自分の気持ちを素直に話しています。相変わらず単刀直入すぎますが、このまっすぐな態度は、かなり好印象を受けました。
あくまでも岩瀬は、シュージンに私を認めて欲しい
のです。最近はトゲトゲしいところも丸くなってきたし、カワイらしいところがあるな、と思いました。
──このページを読んだときには。
好きにして いい
岩瀬の本性が出てしまいました。
「これ」がなかったら、従順なところもあるし、頑張り屋だし、美人だし、岩瀬も良い人なんだけどなぁ……。いや、この性格だからこそ、ファンも多かったりして。
──あ、電波が降りてきた。「岩瀬は最終的に平丸のお嫁さんになる」(けっこう、ありがちな予想だとは思う)
前のページと印象がガラッと変わって、このページの岩瀬はコワかったです。なんだったら、右ページの岩瀬は綾波っぽいのに……。左ページでは、「シュージン──岩瀬に背中を見せて大丈夫か?」と心配してしまいました。いまにも刺してきそうなフンイキで、コワい。
恋については、いつまでも岩瀬は不器用です。ただ、この場面でも頭の回転の速さを発揮して、「もう、シュージンと付き合うことはできない」ことを岩瀬は悟っている。シュージンに対して、私より下で 結婚なんて惨め
などと言うのです。
本当に、岩瀬は自分のプライドを保つために、シュージンにこんなことを言ったのでしょうか? いや、シュージンの負けん気を引き出すためでしょうね。ここでシュージンが男を上げれば、もっと好きになってしまうのに……。せつないです。
結果的に、岩瀬の行動は、シュージンのライバル心をあおることになった。服部の目論見どおりですが、まさか、ここまでは計算していないでしょう。
当てにならない
自業自得ですが、港浦の言葉を亜城木夢叶は信用していません。
たしかに、誰もこれで絶対 通る
などと断言はできないでしょう。服部・岩瀬・エイジという強力なコンビの作品といえども、連載されるかどうかは分かりません。それでも、100% 通る気で出す !! それが編集者の気概ってもんでしょう。
エイジや福田が亜城木夢叶をライバル視しているように、山久は港浦を意識している。山久からすると、早く港浦も連載を始めて、一緒に張り合いたいのでしょう。──しかし、港浦の器では、山久の競争心は受け入れられないようです……。
雄二郎の手持ち
吉田が鋭すぎる! 編集長ですら気がつかなかったのに、MONEYS が新妻エイジだと見抜きました。
逆に言えば、吉田以外をだましきった、エイジもスゴいですね。絵も演出も 変えて
描くなんて、器用にもほどがあります。エイジのコマ割のクセ
とは何か、気になります。荒木飛呂彦先生のように、かなり凝った感じなのでしょうか。
連れて来い
雄二郎がハシャいでいるのが面白い。連載の会議に 班長以下が 出るって 初めて
だからなのは分かりますが、どう見ても、相田は歓迎しているようには見えません。ヘタをすれば、雄二郎も服部も、何らかの処分を受ける可能性があるわけですよね。笑っている場合ではない。
どこまでも、出世欲で目が曇っている雄二郎です。
