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ソウ (SAW) – この一作から映画史の新しい時代が始まる

『ソウ』 (SAW)

big foot
(そう、バスルームと言えば──足)

もう、何も言うことがない最高の映画です!

大ざっぱに言えばジャンルは「ホラー映画」になりますが、ハラハラドキドキのサスペンス要素あり、犯人を捜すミステリィ的な楽しみもあり、親子愛・家族愛を確かめ合う場面もある。ちょっぴりセクシィなシーンもあるよ!

どのみち、「家族がみんな集まるひととき」に観るような、のどかな作品ではありませんが……。

「謎解き要素のあるホラー・スリラ映画」は以前から存在したのでしょうが、『SAW』以降はより加速した──、と私のゴーストがささやいています(?)。これからも確実に、『SAW』を意識した作品が作られ続けるでしょう。

それくらい、影響力・存在感の大きな作品です。

映画の大半は「老朽化したバスルームの中」だし、屋内の場面ばかりが出てくる。でも、その閉じられた感じが心地よい。最後の場面に向かって一直線に駆け抜けていく快感があります。

また、「劇場で観たからもういいよ」という人も、DVD・ブルーレイは必見ですよ! アダム・フォルクナー役であり脚本を書いたリー・ワネルと、監督のジェームズ・ワンが解説をするオーディオ・コメンタリィ(音声による解説)が楽しい! 2 人の悪ふざけが面白すぎる。

ここから、この最高傑作について語っていきます。

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ソウ ザ・ファイナル 3D (SAW 3D) – ノコギリが残した甘美な痛み

『ソウ ザ・ファイナル 3D』 (Saw 3D)

Game Over
(ゲームオーバーではなく、これからだ──といいな)

『SAW』シリーズの最後となる作品を観てきました。

去年から今年の初めくらいまでは『SAW VII』と呼ばれていたはずなのに、いつのまにかタイトルに「3D」と付くようになって、さらに日本では「ザ・ファイナル」と名付けています。

日本の配給側はシリーズのプロデューサー、マーク・バーグに「本作が完結編となり、続編・外伝さらにビギニングも製作はしない」と確認をとったうえで邦題を決定した。

ソウ ザ・ファイナル 3D – Wikipedia

このシリーズは何から何まで「容赦がない」。

「いよいよこれが最後か……」と緊張感や期待・不安が混じった中で劇場の席にいると、いきなり「ソウ集編(総集編)」から始まります。これがなんと、シリーズ 1-6 までのソウ大(壮大)なネタバレ特集なのです!

前作までのあらすじを追うだけではなく、「『SAW ○』生存不明者」──とナレーションが登場人物たちの生死をわざわざ教えてくれる(おいおい)。でも、何人も何人もいるから初めて観た人には覚えられないし、あまり意味がないような気がしました。

なによりも、最初の『SAW』でラスト付近に出てくる「世界が反転するような衝撃の映像」がサラッと映るのです! これは──やりすぎでしょう。『3D』のあとで『SAW』を観た人は、がっかりするのでは?

さて、初代からのファンには「待ってました!」と叫びたくなるシーンから『3D』は始まります。そして、ラストも期待通りに終わる。

でも、あまりにも「そのまま」すぎて、なんだか物足りない……。3 作目あたりで「このまま終わればいいのに」と思っていましたが、いまでは「あと 5 作は作れるのに」と感じています。

ひとことで言えば、「『SAW』を好きでいて良かった!」ですね。ぜひ、シリーズの 1-6 まで味わってから『3D』をご覧ください。

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