『インサイド・マン』 (Inside Man)
スタイリッシュな怪盗モノ映画でした!
ただし──、スタイリッシュ(粋・いき)でスマートなのは、「怪盗」の容姿ではありません。彼の頭脳と心意気ですね。映像はどちらかと言うと汗臭い・泥臭い場面が多いのに、怪盗が見せる切れ味によって、画面がビシッと締まります。
怪盗と対決する捜査官も小粋でしたね。
先ほどから「怪盗」なんて呼んでいますが、実際は銀行強盗なのです。銀行を襲うなんて成功率の低い事件を起こすようなバ■だ、と思って接していた捜査官が、途中から犯人の実力を肌で感じる。
銀行強盗のリーダであるダルトン・ラッセル(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク市警のキース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)との頭脳戦が見ものです。
あらすじは、こんな感じです:
──マンハッタン信託銀行に 4 人組の銀行強盗が入り込み、行員と客を人質にとって立てこもる。担当の捜査官が説得するが、なかなか犯人の要求は満たせない。一方、銀行の会長から派遣された弁護士がやってきて──。
なぜ、弁護士──マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)がかかわってくるのか。観客には明かされますが、捜査官には理由は知らされません。だんだんと、観ている側にも「ただの銀行強盗ではないな」と分かってきて、いっそう盛り上がってきます。
この映画の最大の見どころは、「どうやって犯人グループが銀行から逃げるのか」。大きなトリックは 2 つで、そのうちの 1 つが素晴らしい。そのトリックは、『イーグル・アイ』と同様に、ハッキリと画面に示されています。
みなさんも、トリックの答えを考えてみてくださいね。


