『フライトプラン』
映画『フライトプラン』を見ました。
ストーリィの肝は、一緒に飛行機に乗ったはずの娘がいなくなり、母親・カイル役のジョディが、機内をくまなく探しても見つからない。だれからも目撃証言はなく、娘は死亡したという記録が見つかり──。という感じ。
なんとなく悪評を多く聞くので避けていたのですが、大好きなジョディ・フォスター主演だし、見てみると面白かったです。しかし、ジョディが知らない間にふけt ──もとい、母親役が似合うようになりましたね……。
- フライトプラン
- ジョディ・フォスター ショーン・ビーン ピーター・サースガード
- ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-05-24
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by G-Tools , 2007/07/26
物語の着地点
途中まで、どの方向に着地するかがわからないのが、この映画の面白いところ。
心理トリック? 物理トリック? それとも母親の思いこみ? 『シックス・センス』?
逆に言うと、着地点が見えてからは、ちょっと残念なところが多くなってきます。
残念なところ
おそらく、ほとんどの人が同じ感想を持つと思うのですが──。
話が、偶然に頼っているところが大きいです。
誰か一人でも、娘を「見た(かもしれない)」、と証言したら物語が成り立たなくなる。すぐ近くの席に、背格好は違うけど女の子が座っているので、見間違える人がいてもおかしくない。
さらに、そもそも母親がひとりで騒いで機内を探しまくるのがこの映画の醍醐味ですが、それもたまたま目的地に着く前に目が覚めたから。目的地までぐっすり寝ていたら、どうなっていたんだろう──。そういえば、睡眠薬をもっているという発言もありました。
その他、後半にいろいろとボロが出てくるのですが、ネタバレになるのでこの辺で。そうだなぁ、物語の真相がわかったあたりで終わると良かったかも。そうすると、一時間映画になるけど……。
あと、見た人はわかると思うけど、ラストはジョディに「一言くらい謝ったら?」と言いたくなりますね。
ジョディ・フォスターの演技
やはり、見るべきものはジョディ・フォスターの演技。少々(どころではない?)ヒステリックな母親役を、迫真の演技で演じています。
周りが「娘など見ていない」「始めから搭乗していなかった」、そして「娘は死んでいる」と口々に言う中、ジョディだけが「娘が誘拐された」、と信じ切っている。見えない敵と戦う意思を持っている。もう、ぜったい敵に回したくないくらい、執拗に追跡します。
中でも、容疑者らしき人物が見つかった時の、ジョディの表情が凄まじい!
なにしろ、レクター博士に挑むクラリスよりも勇ましい。自分の娘という、守るべき人がある母親の強さが、良く出ていました。
しかし、視聴者から見ればそこまで探したがる気持ちもわかりますが、同乗した人はたまったもんじゃないなぁ、という傍若無人ぶり。同情していた人も、途中からブーイングの嵐です。
そう、このとき、何となく自分までも「まぁ、そうなるのも仕方ないな……」と思ってしまうくらい、行きすぎた行動に見えました。
しかし、それこそがジョディの演技力です。
この映画全体を考えると、あそこは視聴者の中でもブーイングが起きるくらいじゃないとダメです。後半が活きてこなくなるから。
生半可に、全部が全部、同情を寄せられるような演技だったら、あんまり面白くなかったかも。さすがジョディ!
ということで、ジョディが主演の『ハンニバル』マダー?
コメント
ジョディ・フォスターとテイタム・オニールとブルック・シールズとソフィー・マルソーはみんな、子役の顔から徐々に劣化して思い出されるんで、オジサンは悲しいっす・・・
まぁ、ソフィー・マルソーだと、悲しいついでに劣情もそますが・・・ふがふが
まぁ、美しい思い出は胸の内に、というのがいいのかもしれませんね……。
ブルック・シールズ(懐かし!)は、「眉が太い」頃のイメージのまま固定されているのですが、最近はどうなんだろう?