『バクマン。』 108 ページ 「愛読者と一目惚れ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 49 号)
今回は、「シュージンとカヤが仕事場でイチャラブして、サイコーにしかられる」という場面が出てきます。この「仕事場でイチャイチャ→注意」の光景を見ると、高浜の自宅を思い出しますね。
あっちは、イチャが一方通行だったケド。
──元気かなぁ、加藤さんと、中……いや、中……まぁ、中……そう、中……フッヘヘw、中……まぁいい、さんは。
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今回は、「シュージンとカヤが仕事場でイチャラブして、サイコーにしかられる」という場面が出てきます。この「仕事場でイチャイチャ→注意」の光景を見ると、高浜の自宅を思い出しますね。
あっちは、イチャが一方通行だったケド。
──元気かなぁ、加藤さんと、中……いや、中……まぁ、中……そう、中……フッヘヘw、中……まぁいい、さんは。
新妻エイジが言う ALL YOU NEED IS LOVE
とは、The Beatle の超有名な曲のタイトルです。聴いたことがある人は、そろそろ減ってきているかな……。
YouTube – The Beatles – All You Need is Love (HQ)
このサビにも使われているシンプルな英語のタイトルは、日本では『愛こそはすべて』と訳されることが多い。でも自分は、誰かがブログで描いていた「君に必要なのはさ、愛だろ、愛」という訳しかたが好きです。
「愛こそはすべて」と言われると、人類全体への愛だとか世界平和だとか、なんだか対象が大きすぎるに感じる。マンガでたとえると、「オレは 家族や仲間だけが 救えれば 十分なんだよ……」と言っていた主人公が、知らぬ間にセカイを救っている感じ。
「君に必要なのは──」のほうだと、ちょっと訳がつたない気がしますけれど──、愛を伝えるのにうまい・ヘタはない! 愛の対象は「君」ひとりだ──という部分が重要なのです。
愛は、ギョウザの皮やピザの生地みたいに、何でもかんたんに包み込んだり載せたりする。でも、できれば、地に足の着いた・出所のハッキリしたモノだけにして欲しい。──愛だって、つかれる。
サイコーが「自分には趣味がない」なんてウジウジと悩んでいる──。たまりませんなぁ。そんなマンガ、意外とほかには見当たりません(『家庭教師ヒットマン REBORN!』で一瞬あったような……)。
「ジャンプ」の主人公と言えば、「非日常で戦う少年」ばかりです。それはそれは格好いいバトルを繰り広げて、読者からは尊敬と期待の目で見られる。「自分も彼らのようになりたい」と思う人も多いでしょう。
しかし──、いわゆる「普通の人たち」が体験できる幸せからは、マンガの主人公は遠ざかっています。
たとえば自分は、『ドラゴンボール』の孫悟空を、「かっこいい!」とか「すごい!!」とは思ったけれど、感情移入も共感もできなかった。本当に考え抜いた上で「悟空みたいになりたい!」と思う人は、ほとんどいないのでは?
「戦いが青春」──それで良いのか?
あいかわらず蒼樹紅は美しい!
今回は、見開きの 2 ページを使って、何通りもの蒼樹が出てきます。『青葉の頃』の表紙にも、蒼樹にソックリの女の子が出てくる。注目して欲しいのは、ほとんどの表情が「口を半開き」であることです。
「ギャルゲー」だとか「エ■ゲー」と呼ばれるジャンルのゲームを初めとして、美少女たちが出てくるマンガなどでも「口を半開きにした女の子の絵」がよく描かれる。会話の途中であることを表現するためか、愛らしい・悩ましい表情になるためか──。
でも、みんな同じ口の開き方でゲンナリする。
ようするに、「(^▽^)」というアスキー・アートで置き換えても大差がない絵ばかりなのです。極めし者の絵は、「判子絵」などと呼ばれたりする。
今回の蒼樹は、みな似たような表情のはずなのに、どれも違う印象になっています。口の開き方だけではなく、顔の角度や手の位置も違う。小畑健さんの画力を充分に生かしています。素晴らしい!
今回のエントリー させてください
というサイコーのセリフは、なんだかシモネタっぽい(──か?)。映画・『インシテミル』のタイトルもあわせて思い浮かべると、いやらしさが倍増です。
もしくは、『新世紀エヴァンゲリオン』(旧エヴァ)の第拾九話・「男の戰い」を思い出しました。
──ずんぶんとタラコくちびるなゲンドウだな。
『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である荒木飛呂彦先生は、『死刑執行中 脱獄進行中』や『変人偏屈列伝』といった短編集も出しています。どちらも『ジョジョ』とは違う世界を描いていて、面白い。
でも、ほとんどの人が「『ジョジョ』の荒木先生」「『ドラゴンボール』の鳥山明先生」という認識でいることでしょう。「の」の前には、無自覚に「だけ」が付いている。
「ジャンプ」出身の作家で、さまざまな作風を描いたマンガ家は、何人いるのでしょうか? どうも、長年「ジャンプ」の世界にいると、似たような作品しか描けない(売れない)気がします。
『寄生獣』『七夕の国』『ヒストリエ』の作者・岩明均先生や、『ギャラリーフェイク』『ダブル・フェイス』『さすがの猿飛』の 細野不二彦先生のような──、もっと言えば手塚治虫先生のような、多芸多才な作家は今後の「ジャンプ」から出てくるのか……。
──ということに危機感を持った編集者やマンガ家が、今回の『バクマン。』や現実世界の「ジャンプ」に出てきた、「連載作家の読み切り企画」を考えたのでしょうね。
今週号の「ジャンプ」で一番驚いたのは、『保健室の死神』のカラーで花巻さんのお腹が見られたこと(ゴクリ……)、──ではなくて! p.429 の広告です。
上のページでは、『ハイパーアングルポーズ集 vol.2 shape of men』という男性のポーズ集を宣伝している。この本の出版は集英社じゃなくて創美社なのに、どうして? ──と思ったら、荒木飛呂彦氏 推薦
だからという、ふわふわした理由のようです。
前作の『ハイパーアングルポーズ集』は、女性のヌード・ポーズ集でした。「芸術」という名の下に、かなり実用的な写真集が一般誌として書店に並んでいる(年齢制限・包装なし)事実は──、イイネ!(えっ?)
マンガ家を目指す人もそうでない人も、必携の 2 冊です! たぶん、サイコーも持っているはず。「──マンガ家を志望しない人が、なぜポーズ集を買うの?」と考えてはいけない……。
マンガは芸術なのか? という話題が出てきました。
森屋にとっては、「マンガ」と「芸術」とはイコールで結ばれている。それは、自分も同じ主張です。
ただ──、マンガの世界で「芸術のための芸術」を実現しようと森屋は苦労している。いろんなジャンルで、森屋のような人を多く見かけますね。芸術って、そんなに「上の存在」なのか?
もうすこしシンプルに、「人を感動させる物」または「それを生み出そうと活動すること」が芸術だ──と自分は思う。
だから、ワケの分からない絵画よりも、心を動かされるマンガのほうが芸術です。──これは芸術・マンガ全般の話ではありません。素晴らしい絵画も、くだらないマンガも当然ある。
世の中には「一部の人間にしか価値を見いだせないモノ」を、とりあえず「芸術」と呼んでいるように思います。そして、その「高尚なモノ」に大金を支払いたがる人間が多い。まぁ、趣味はお好きに……。
森屋も母親も、着地点が違うだけで「芸術至上主義者」ですね。よくよく見れば、なんとなく顔が似ているし。
今回のラストは、燃える終わり方でした。
『バクマン。』が面白いのは、こういう「少年マンガ的に熱い場面」をガンガン投入してくることです。最近は「ずっと白鳥のターン!」だったのが、一気にシュージンを中心に持ってくる。この見せ方がうまい!
大場さんは意外と、キャラクタに対して愛情がなさそうな原作者なんですけどね……。話の流れのために、人物をコマのように使っている感じがする。
蒼樹・平丸・福田・中(ry、何やってるのかな……。