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バクマン。 #55-1 「3 カットと 3 作」 中井の告白と蒼樹の答え

『バクマン。』 55 ページ 「3 カットと 3 作」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 44 号)

Insofferenza all'Uso (by Alessandro Pinna) (by Alessandro Pinna)

シュージンは、味付け程度なら ギャグもいいというのが正解と思っている。しかし、『この世は金と知恵』みたいな SF モノで、ギャグを盛り込むのは難しそうですね。

ただ──そういえば、同じくハードな SF マンガである『銃夢』は、ときどきギャグが出てきて、作者のセンスの良さが楽しめました。その笑いのセンスは、『水中騎士』でも生き生きと発揮──しすぎたのか、連載は「水のあぶく」と消えたけど……。

サイコーもシュージンも、「オレたちは、コレ!」と決めつけないで、いろんな道を進んでみるべきです。今回は見送っても、数年後に亜城木夢叶はギャグマンガを描いているかもしれない。

たとえば、ヤンキーマンガで人気を取った先生が、スポーツで泣かせたりお笑いに挑戦したりしていたなぁ。──ぜひとも、週刊少年ジャンプで描き続けて欲しかった!

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バクマン。 #54-4 「ギャグとシリアス」 押しつけとハズレ

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

Bausch歯磨き (by takuhitosotome) (by takuhitosotome)

ジャンプにはバトルマンガが多いです。ほとんどのマンガがバトルマンガ、というくらいに。

バトルマンガを「主人公が何かと戦う話」と定義するならば、『バクマン。』もバトルマンガですね。サイコーとシュージンは、いつも何かと戦っている。編集者や編集長、あるいは自分自身だったり──。

それでも、「読者と戦う!」とは、さすがに なりませんね。読者を挑発するような、そんなマンガを描いたりするのも、面白いのでは? あ、福田大先生がやっていたか……。

さて、自分は、いったい何と戦っているのだろうか──?(答え: 睡魔)(寝オチで更新が遅れてすみません……)

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バクマン。 #54-3 「ギャグとシリアス」 シリアスなバトルと笑い

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

Even a smile is an act of charity (by Swamibu) (by Swamibu)

積極的に新境地を切り開くか、地道に自分らしさを磨くか──。サイコーとシュージンは、難しい選択を迫られています。

もちろん、読者よりもずっと先を見通せる作者からすれば、答えは分かっているはず。しかし、この時点では、どちらを選んでも正解に見える。そのさじ加減が、絶妙なのです。

地味な場面が続くのに、飽きない。それどころか、読んでいて心が熱くなる。──ああ、本当に自分はマンガが好きなのだな、と感じさせられる話でした。

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バクマン。 #54-2 「ギャグとシリアス」 中学の教科書と金の卵

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

DSCN6314.JPG (by Darius Capulet) (by Darius Capulet)

「54 ページ」が載っているジャンプには、『SKET DANCE』でアブナいネタをやっていました。読者から指摘があった(あるいはネットで誰かが騒いだ)ためか、ジャンプの公式サイトに謝罪の言葉が掲載されています。

週刊少年ジャンプ42号「SKET DANCE」作中においてヘリウムガスをボンベより直接吸い込む描写がありました。
こうした行為は窒息事故を招く可能性があり大変危険です。読者の皆様は決して真似されないようお願い致します。

集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com

──うん、たしかに、危険な行為だし、編集部の誠意ある対応は素晴らしい。

でも、「日本刀で(それも女性を)ぶった切る行為」とか「毒液を人にぶっかける技」とか「銃で人を撃つ」とか、それこをマネをしたら取り返しの付かない表現って、ガンガン載っている気がするけれど……。

上の段落に挙げた例は、「非現実的な世界の話である」という指摘が予想されます。では、「少年誌に歌舞伎町のキャバクラを描写」とか「高校を平気で休みまくる学生を出す」とか、問題視されないのは何故でしょうか。

──いや、別に自分は「過激な表現は規制しろ」とも「規制するな」とも主張する気はありません。ただ言いたい事は、

「マンガから悪い影響を受けるような人は、元から悪いだけ」

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バクマン。 #54-1 「ギャグとシリアス」 超理想的な連載と合コン

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

視点・論点[再] 「合コンから“婚活”へ」 (by fuba_recorder) (by fuba_recorder)

※注意: まだ先週号分の感想を書いています……

最近になって、「急がば回れ」という言葉の重みを実感しています。

──あの時、焦るんじゃなかった……(何の話?)。本当に、この言葉は、神が作ったとしか思えない。

何度も急展開になる『バクマン。』ですが、亜城木夢叶の次回作は、じっくりと腰を据えて描き始めるようです。今の状況では、最善の選択でしょう。

ということで、2 人を見習って、先を急がずに先週分の感想を書いていきます……。

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バクマン。 #53-4 「18 と 40」 機嫌の悪いエイジと燃えるサイコー

『バクマン。』 53 ページ 「18 と 40」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 42 号)

Cappuccino (by toyohara) (by toyohara)

珍しく、作中の時間がハッキリと描かれました。

ある原稿を描き終えた日は、2012 年 1 月 13 日とのこと。「ものすごく近未来」に感じる年ですが、あと三年を切っているんですよね。もう、来年は 2010 年か……。

そんなわけで、感想が一週分前のものとか、細かいことは気にしない!(ホント、すみません……)

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バクマン。 #53-3 「18 と 40」 番外編コミックスと寒い夜空

『バクマン。』 53 ページ 「18 と 40」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 42 号)

2009_07_07_165751_PENTAX_PENTAX K-7 (by asiamoth) (by asiamoth)

最近、めっきりと涼しくなってきました。──と思ったら、急に暑くなってきて、「そうか、夏休みも、もう終わりか……」みたいな感じです。1 か月前の太陽を、間違って出してしまった、みたいな(←?)。

『バクマン。』の舞台では 12 月──冬です。しかもあと 2 週間で 来年という、こちらも「終わり」に似合う季節ですね。

始まりがあれば、終わりもある。──そしてまた、亜城木夢叶の次回作が始まるのは、いつになることでしょう。急展開が好きな作者(と読者)だから、案外、すぐに次回作の話が出たりして。

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バクマン。 #53-2 「18 と 40」 夢の終わりとスケベ根性

『バクマン。』 53 ページ 「18 と 40」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 42 号)

365 day196 lemur (by Ruth Flickr) (by Ruth Flickr)

今回の感想を書く範囲で、ひとつの終局が描かれました。サイコーとシュージンの 2 人にとっては、試練の時です。

サイコーにとっては、とくにツラい「終わり」でしたね。しかし、これに関しては、「ようやく寝ぼけた夢から覚めたか」とも思いましたが。

ひとつの夢は消えましたが、また次のステップへと進む 2 人を見られて、ホッと一安心です(ヤケを起こして盗んだバイクで走り出したりしたら、どうしようかと)。

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バクマン。 #53-1 「18 と 40」 見上げる天井と鳴る電話

『バクマン。』 53 ページ 「18 と 40」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 42 号)

Strawberry Milk Splash 0034 (by Robbie's Photo Art) (by Robbie’s Photo Art)

まだまだ、先週分の感想を書いています。来週の月曜日までには、先週・今週分を書き上げたい……(希望)。

今回、パソコンが壊れて分かったことは、自分とパソコンが切っても切れない関係になっている、ということです。「関係」というのは大げさで、片思いに近いですが。

車がなくても(行くところがない)、電話がなくても(かかってこない)、パソコンだけは手放せない。

さて、では、「これから一生、パソコンが使えないのと、マンガが読めないのとでは、どっちを取る?」と聞かれたら、どうしよう。うーん……。

『バクマン。』に出てくるマンガ家たちなら、マンガと何を天秤に載せられても、即答するでしょうね。

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バクマン。 #52-4 「感想と疾走」 喜ぶ高浜と不安がる亜城木夢叶

『バクマン。』 52 ページ 「感想と疾走」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 41 号)

Praying hands (by Wiedmaier) (by Wiedmaier)

いちおう書いておくと──この記事は「52 ページ」の感想です。

2009/09/23 現在、ジャンプ誌上では「54 ページ」まで進んでいて、当然のように自分も読みました。しかし、感想を書く際には、いったん先の展開を忘れて、読んだ当時の自分を(イタコのように)呼び出して書いています。

週刊誌にマンガを連載している人は、コミックスを発刊するときに、同じような「イタコ状態」になるのでしょうか。デビュー当時のドタバタを思い起こしたり……。単行本の 1-2 巻あたりだと、絵柄がコロコロと変わる時期だから、あまり読み返したくないでしょうね。

ブログを長く続けていると、過去の記事を読んだときに恥ずかしい思いをします。「なんで、こんな事を書いたんだろう……」とか、「──これ、明らかにオカシイよね」とか。それでも、書いた当時の自分を尊重して、読者のみなさんが寛大であることを信じて、記事の修正は極力しません。

──まぁ、「『美味しんぼ』ハチミツ事件」みたいな事が起こらない限り……(←質問は一切受け付けません)。

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