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『バトル・ロワイアル II 鎮魂歌』

『バトロア II』の小説版を読みました。

小説版の方は映画版のノベライズで、戦闘の部分は基本的に同じ内容です(ラストが異なる)。

バトル・ロワイアルII 鎮魂歌 - Wikipedia

注目なのは、「ワイルド・セブン」結成のエピソードや、「桜井 サキ」がワイルド・セブンの一員になったエピソード。その他、映画の疑問点を説明している部分や(あっという間に退場する)各 生徒の背景などが描かれています。

──小説としては、薄すぎず厚すぎずな内容量なので、ぜひとも映画でもこれくらいの内容を盛り込んで欲しかった……。

映画版

映画のほうは かなり以前に見ましたが、前作のような悲壮感が少なく、「それはひょっとしてギャグで言ってるのか?」な映画でしたね。

『超映画批評』での評価は 5 点(!)でしたが、まぁ、それよりはもうちょっと点を上げてもいいのでは(10 点くらい)。

超映画批評「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」5点(100点満点中)

photo
バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版
藤原竜也 前田愛 ビートたけし
東映ビデオ 2003-12-21
楽天ブックス: バトル・ロワイアル 2(DVD)

バトル・ロワイアル バトル・ロワイアル 特別篇 バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム)外伝 バトル・ロワイアル バトル・ロワイアル II 鎮魂歌

by G-Tools , 2007/12/07

桜井 サキ

小説版『バトロワ II』の主人公は、サキ──と言っても過言ではないくらい、彼女のパートは力を入れて書いてある印象です。

なにしろ、まったく映画版では描かれなかった彼女の背景を書いているので、当然と言えば当然ですが、彼女をメインにして、一作 書けそうなくらい。

天性の狙撃手

面白いのが、彼女はスナイパ(sniper: 狙撃手)としての素養を生まれつき持っている、という設定。

元々は女子ソフトボール部で、おそらく「普通の中学生」だった彼女が、初めてライフルに触れたときの描写が良い。

サキの目は、はるか彼方で動く標的を的確に補足することができたのだ。しかも、次の瞬間に標的がどう動くかを直観的に判断することさえできた。

サキは天性の狙撃手だったのだ。(……)

銃を抱いていると、なぜか空腹も感じなかった。銃が体の一部になったかのような感覚さえある。サキはライフルと出会い、まったく違った生き物に生まれ変わったのだ。

『バトル・ロワイアル II 鎮魂歌』 p.202

実際に、そのようなことが起こり得るのかどうかは知りませんが、想像することはできます。

──ひょっとしたら、「天性の狙撃手」が、クラスに、同僚に、いるかもしれない……。あるいは、自分が? しかし、ほぼ間違いなく、本人は自覚することなく、一生を終える。

もし、自分がスナイパの才能があったとしても、できれば、そのようなことには気付かないまま、平和に終わりたいです。

しかし──サキは気付いてしまった。しかも、自分が望まない形で。

まとめ

その後の彼女の描写が、この小説の骨の部分になります。

七原 秋也だけでも、彼の首を狙う中学生だけでも、薄い内容になるところを、サキの視点と心理描写がしっかりと支えている感じ。

まぁ、はっきり言うと、サキの描写 以外は、映画を見れば済む話なので(ぶっちゃけた!)。

──ということで、『III』マダー?

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