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『バクマン。』 13 ページ 「チョコと赤マル」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 50 号)

巻頭カラーで新妻エイジが吠える!(一切の誇張なし)

『DEATH NOTE』の L の素顔を初めて見たときは、ものすごく違和感があった。すぐに慣れたが。コミック派の人は、2 巻の表紙で先に明かされてm9(^Д^)プギャーーーッだった。やっぱりジャンプマンガは、週刊連載を追うべきだ。

L に負けないくらい、エイジも初登場のインパクトがスゴかった。さらに、今回の執筆シーンが突き抜けている。タイトルは見開きのカラーイラストで、エイジがまるで死神のようだ。構図も色使いも素晴らしい。小畑健さんは、ほかにもイラストをいろいろな場所に提供している。いったい、どれくらいのスピードで描いているんだ……。

今日は、「13 ページ」の前半について感想を書いた。あらすじやネタバレを避けているが、なるべく本編を楽しんでから読んで欲しい。

カレーライス

スンマセン、自分はエイジをなめてました。編集長とのやり取りで無茶な要求をたたきつけている場面や、奇声を発しながら原稿を描くシーンは、全部エイジの演技と思っていたのだ。それが今回、全部「素」であることが分かった。新妻エイジと名前が似ている芸能人の鳩(はと)好きくらい、初めは信じられなかった。その芸能人もエイジも、「本物」だったんだな……。本物の何か、は書かない(書けない)けど。

天才とアレは紙一重──。

ジャンプの内部事情をリアルに描きながら、マンガらしい虚構が混じっているのも楽しい。まさか、いくら天才でも、デビュー前の新人のためにマンションを与えるなんて話は、実際にないだろう。

ここで、ジャンプ作家さんへの提案:

再来週あたりの作者コメントは、全員一斉に「新妻エイジがうらやましい。自分もマンションの一つくらい欲しいです>編集長。」で統一する、というのは いかがですか。

カラー描きたいです

同じ大場つぐみキャラである本作品のエイジも、『DEATH NOTE』の L も、敬語の使い方が面白い。絶対に、エイジも L もこの世に尊敬する人物などいない、という感じがにじみ出ている。ひとことで言えば、慇懃無礼(いんぎんぶれい)。しかし、憎めない。

理想的なマンガ家の化身としては、岸辺露伴先生がいらっしゃる。「越えられない壁」の存在感は大きいが、エイジには乗り越えて欲しいところだ。

アンケートハガキ

シュージンが持っているアンケートハガキには笑った。よく見てみよう。そこには『バクマン。』の名前はない

その代わりが──『バター マン』! 何というベタ !!

リアルタイムのジャンプを描いている作品なので、ここで『バクマン。』が出てくると おかしくなるのか。合わせ鏡みたいな感じ?(意味不明)

ややこしい話だが、『バクマン。』が掲載されていない以上、この作品に出てくるジャンプは架空の雑誌ということになる。ふつうは そういう場合、ほかの掲載作品のタイトルを変える。『金魂』とか『漂白剤』とか『女子高生にトリコ』とか(おっと、ツッコミは無用だ!)。なんとなく、ジャンプマンガの作中でジャンプ(に似た雑誌)を出す場合は、本物のタイトルを使わないルールと思っていた。『バクマン。』だけ特別なのだろうか。

あと、よく考えたらエイジの新作が始まると、ほかの作品が終了するはず。今週の『いぬまるだしっ』でもネタされていた、「エイジが嫌いな作品」を終わらせる前に、現時点で一番人気のない作品が切られるのでは。まぁ、順当なのは『バター マン』だろうが──何か やらかしてくれないか、ちょっと期待してしまう。

アンケートで 10 人中 2 人の支持を得られれば、人気作品になる。──第三者から見ると楽勝に思えるが、改めて考えると厳しい。それは当たり前のことだ。読者の支持を集められないような作品は、容赦なく終わる。しかし──かつてのジャンプで、「人気のあるマンガ」と「面白いマンガ」がイコールではない、という問題が挙がっていた(ソースは脳内で申し訳ない)。それは、いまも変わらないように見える。

世の中には、面白い作品を自分の基準で決められない人がいる。自分には驚きだ。誰々先生が言っていたから、アンケートで人気だから、売れているから──面白い作品と判断する。なんとなく言われるままに買って、消費して、捨てるか売るかする。それを繰り返す。

そういう人たちがいるから、業界が支えられる──という声も聞く。たとえば、特典付きの DVD が売れなければ、次回作が作れないそうだ。

第三者なので自分勝手なことを書く。そんな業界なら、一回つぶれたほうが良い。そのあと、どうやったら面白い作品を作り続けられるか、考えて再出発してほしい。

そんなことは、選民思想のように無茶なことだ、と自覚はある。それに、言うだけ言って、自分から何もする気はない。でも、何か言いたくなる。ちゃんと目を開けて、面白いモノは面白い、と言い切る人が増えて欲しい。

自分の頭の中

シュージンのネームを見て、この下手な絵に見覚えがあった。大場つぐみ先生のネームだ。先生の貴重なネームは、『DEATH NOTE (13)』で見られる。未読の方は、ぜひとも(下のリンクから)どうぞ。

photo
DEATH NOTE (13)
大場 つぐみ
集英社 2006-10-13

DEATH NOTE (11) DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 L change the WorLd DEATH NOTE/Aアニメーション公式解析ガイド (ジャンプコミックス) DEATH NOTE デスノート / DEATH NOTE デスノート the Last name complete set

by G-Tools , 2008/11/13

自分だったら、脳内は他人に見せたくない。他人の考えていることも、とくに見たくはない。──それを言ったら、マンガにならないが……。

ただ、考え直すと、天才と呼ばれる人の脳は覗いてみたい。そのためには資金がいるので、けっきょく自分の脳を売ることになるだろう。う、売れるかな……。

自分の頭の中を知り合いが見たら、ショックを受けるだろうな……。まさか、あんなことを考えていたり、こんなことをしていたり。こうやってブログや mixi・Wassr を書いていても、自分の気持ちには最低限のガードがかかっている。『幽☆遊☆白書』のムクロみたいに、他人にすべてを見せたい、という欲求は完全にない。ふつうは、あるのだろうか。自分を理解して欲しい、とも思わない。

──そう言っているヤツに限って、寂しがりやサンなんだよね。というところで、明日へ続く……。

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