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『バクマン。』 14 ページ 「御馳走と卒業」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

珍しく風邪を引いた。病気に対する免疫力も落ちて、「ブログ書きたくない病」にかかってしまった(Tumblr はオーケーだけど)。よって、このブログのウリである「毎日更新」の頭に「ほぼ」を付けるしかない状況になったのだ。まぁ、読者の大半が気にしないだろうし、何日も休まないようにしよう。

今回の『バクマン。』は今後の展開の鍵になりそうな場面が多い。

前半は地味なのだが、じつにこの作品らしい場面で味わい深い。それに、服部の言葉が心強く感じた。こんな編集者が付いてくれたら、面白い作品ができるのは当然だ──と いかないところがマンガの難しさである。

面白いマンガって何だろう? マンガの面白さは どこにあるのだろう? ──これからずっと自分は考えていくだろう。そして、ほかにも多くの人が影響されるに違いない。『バクマン。』以降のマンガ界が変わることを望む。

焼き肉

サイコーとシュージンが服部に焼き肉をおごってもらう場面を見て、ジャンプ編集部は体育会系ノリなのかな、と思った。MORI LOG ACADEMY を読んでいると、出版業界の人間は文系が多い、と思ってしまう。業種によって違うのだろうか?

いや、そもそもマンガ雑誌によっても得意なジャンルは異なる。ジャンプはバトルマンガが多いので、自然と体育会系の編集者が集まるのかもしれない。その論を進めていくと、体を使うマンガばかりが載っている雑誌は、体育会系ノリな編集者しかいないのだろうか。たとえば──。

COMIC快楽天 - Wikipedia

それにしても、服部の話によれば「赤マルジャンプ」はバトルマンガばかりなのだそうだ。11 本中 8 本はバトルマンガ、ということは──(この間 2 秒※)じつに 7 割強がバトルマンガだ(←※ Google で計算)! 多っっっ !!

気になってジャンプ本誌で調べてみた。現在の連載から、バトルマンガとバトル展開があったマンガを除くと──『いぬまるだしっ』・『バクマン。』・『こち亀』・『魔人探偵脳噛ネウロ』・『SKET DANCE』・『To Loveる』・『バリハケン』・『ピューと吹く!ジャガー』くらいか(毎週の連載ではない『へたっぴマンガ研究所R』は入れない)。20 作品中 12 本、6 割がバトルマンガである。過半数とはいえ、意外と少なく感じた。

そうそう、自分から見て悪い意味でジャンプらしいマンガは、「不条理ギャグ物」だ。ようするに、うすた京介リスペクトな作品である。ひょっとしたら、うすた先生すら誰かの亜流かもしれないけど、(自分とタメ年! の)彼が当時 21 歳で描いた『マサルさん』を超えるギャグマンガって、いくつあったっけ……。

うすた京介 - Wikipedia

じゃ 2 コマ目

最近の服部の成長が著しい。いや、もともとある程度の経験を積んでいたのだろうか。服部ウォッチャ・asiamoth としては、うれしい限りだ。オ、オレ、服部サンになら■られてもいいかも……(ゴメン、やっぱキャンセル)。

連載前の作品を一コマずつ編集者とチェックする、というのは普通に行なわれることなのか、疑問に思った。二人だけ特別待遇されているようにも見える。そうではないと──たまにヒドい作品が載っている理由が見えてこない。

自分が中高生のころ、大人は全員「オトナ」でしかなく、自分は「コドモ」でしかなかった。そうやって、オトナとコドモという「違う生き物」としての付き合いしか記憶にない。

サイコーとシュージンに対して、一緒に作品を作る仲間として、真剣に服部は接している。もちろん、完全に対等な立場ではない。しかし、親以外でこれほど親身になって相手をする大人は、二人にとって初めてだろう。将来の大きな力になるはずだ。

──ただ、よくよく考えてみると、子どもと大人が対等の立場というのは、ほとんどのジャンプマンガで当たり前に描かれている。ほかの少年誌は知らないが、当然のことなのだろうか。もしかして、コドモを特別扱いしているのは──上に例で挙げたコミック雑誌くらいだったりして(警告: 深く考えないように!)。

もうちょっとこの話を引っ張ると──子どものころに大人を特別視していたのは、自分だけ、とか? そんなことはないと思うが……。自分が大人になってみて、ガッカリした覚えがある。大人なんて、子どもより少しだけ自由に生きられるだけじゃん、と。子どものころは、絶対に自分が敵わない大きな存在に見えたのに……。自分が子どもを欲しがらないのは、自分の子どもにガッカリされるのがイヤだから、かもしれない(ヒント: 相手は?)。

3 年あれば

服部の顔芸が続く。──じゃなくて、編集者としての服部の的確な判断が多く聞けて、興味深い。『編集王』に出てくる編集長なら、まず間違いなくムリヤリに二人をデビューさせて、エイジと共に骨までしゃぶり尽くすだろう。

この辺りは、サイコーが言う「18 歳までにジャンプ本誌で連載デビュー」がどれほど困難なことかを分かりやすくさせている。ハッキリ言って、読者から見たらそのスゴさは分かりにくかった。ここで服部が二人に同調してデビューを急いでいたら、簡単に実現が可能な夢に見えただろう。じつに巧みである。

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