『バクマン。』 175 ページ 「発売日と前夜」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 20 号)

Pan Am 見ているだけで──緊張する光景

担当が港浦になって最初の顔合わせで、岩瀬は「もう 恋などしない」とハッキリ言っています。「自分を捨てた男」として服部の名前も挙げている。(『バクマン。 (10)』 p.187)

バクマン。 #88-4 「表現力と想像力」 効果音とトップ | 亜細亜ノ蛾

そのわりに港浦は、なにも気がついていないという……。どんだけ鈍感なんだよ! その にぶさは、仕事にも表われています。

今回の打ち合わせでも港浦は、ノンキにジュースを飲んでいるだけで、いつものように編集者としての仕事を何一つしていません。楽な仕事だなー。自分も編集者になりたい!

久しぶり だな 編集部

前回の感想では、シュージンは自分のことを「大先生」なんて思っていない──と書きました。それは事実だけれど、本人の意思とは別に「わざわざ集英社まで作家が来る機会」は減っています。

編集長が直々に連載の終了をねぎらう──という話なのに、ものすごくラフな普段着でノコノコやってきた亜城木コンビに吹きだしました。やっぱり この 2 人は こうでなくっちゃ!

とくにサイコーは「緊張するよなあ」なんて言っているけれど、「(棒)」が後ろに付くほど落ち着いています。心臓に針金が生えている

そろそろ スタジオ 92 に

『ZOMBIE☆GUN』の可動フィギュアで遊んでいた新妻エイジは、そのままパク──プレゼントしてもらいました。2 人の位置関係から考えて、これは雄二郎の所有物ではなく、別の班員の私物だと思うけれど、いいのかなぁ……。

無言で「ペタ ペタ」と近づいてくるエイジが怖かった! なんだかインテルならぬ「ゾンビ入ってる」感じです。本気で怒っている人って、こんな表情をしていますよね。

ところが! サイコーとシュージンのほうが「恐るべき青年たち」です。あいかわらず、エイジにもアフロにも あいさつ 1 つしていない……。自分より上の立場にいる人物(編集長など)以外には、「年中無礼講」な 2 人です。

300 万部にして待ってます

エイジは大きく出たようでいて、この数字は実現可能な範囲──つまりは夢ではなく「目標」なのだと見ました。意外とエイジは現実的だったりする。

この作品で一番のロマンチストであるサイコーには、夢の 400 万部に挑戦して欲しかった!

バクマン。 #161-2 「息継ぎとパーティー」 400 万と審査員 | 亜細亜ノ蛾

まさしく 宿命の ライバル

フィギュアをパックンチョしながらスタイリッシュに去っていくエイジが笑えます。あとで編集者の誰か泣くことになるけれど、雄二郎がメシでも おごって終わり──かな。

佐々木は、瓶子に向かって「狙い通りか」と問いかけています。しかし佐々木自身も、両作家を競い合うように仕向けた人物ですよね。わるいやっちゃでェ!

読者には「瓶子編集長体勢」が あまり伝わってきません。しかし、亜城木もエイジも調子が良いし、結果的に「ジャンプ」もコミックスも全体的に売り上げが伸びているのでは?

もしかして──、佐々木が言う「瓶子の狙い」とは、「タイミング良く編集長の座を乗っ取ること」だったとか!?

何のアイディアも 用意して

岩瀬愛子の担当は、港浦から小杉に引き継ぎされました。その前には服部が担当していたし、亜城木夢叶の次に担当者がコロコロと変わる作家ですね。編集部でも「やっかいさん」という位置づけになっていそう。

でも──あれ? 『+NATURAL』って連載終了したんだっけ? サイコーもシュージンも(岩瀬がスランプの時には駆けつけたのに)話題にしていないから、ちっとも状況が分かりません。

岩瀬は編集者に作品のアイデアを要求しているけれど、そんな作家は彼女だけです。むしろ、編集者のせいで好きな作品が描けない──と高浜は嘆いていたくらい。

一方の小杉は、七峰透の作風に文句を付けながら、積極的に自分の意見を入れようとしていました。案外、岩瀬と小杉は良いコンビになりそう。というか現時点で──、

岩瀬と小杉が結ばれる展開が見えてしまった。


作中では真夏ですが、ようやく福田も「春」が恋しくなってきたようです。マジで女性に興味がない人かと思っていた……。

お相手の女性たちは──「CA って何? カルシウム?」とかボケてみたけれど、キャビン・アテンダントという和製英語ですね。

客室乗務員 - Wikipedia

男女の機会均等は大切だと分かるけれど、個人的には「スチュワーデス」や「看護婦」・「ウェイトレス」という呼び方(しかも「さん」付け)のほうがしっくり来ます。

これもゲーム機を全部「ファミコン」・「ピコピコ」と言うような古臭い考えなのでしょうね。

ただ、ヘンな和製英語を作るよりは、せめて「客室乗務員」・「看護師」・「店員」と呼ぶか、すべて「すみませーん」で良いと思う。

「マンガ家だからダサい」という認識のほうがダサい。それに「職業で相手を選ぶ」なんて失礼だけれど、それは福田たちも同じか……。

福田先生の次回コンパに ご期待下さい!(ムリだね)


ひとりで黙々と仕事を進める高浜は、満足そうな顔をしています。「打倒! 亜城木夢叶」へ向けて、アイデアを温めている──といった感じ でしょうか。

「高浜昇陽が永遠に同じ髪型であることを願う友の会」の名誉会員としては、そろそろ私生活も充実して欲しいところです。たとえば──。

加藤奈津実が北見リリカと歩いていたところ、曲がり角で高浜と ぶつかって──という『To LOVEる』展開は まだですか!?

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