エイプリルフールでも淡々と
明日は 4/1 (エイプリル・フール)ですが──例年通り、特に何も用意していません。いつものように、淡々と書いていきます。というか、そもそも──
「2007 年に入って、もう 4 ヶ月も経った」というのが、今年最大の「ウソつけよ www まだ 2 月くらいだろ wwwww」だと思われ。
それはそれとして──。毎日ブログを更新していると、やっぱりネタに詰まることもしばしば。それでも、自分は好きな物・事しか書かない、と決めています(実際は「書けない」が正しい)。
しかし、好きな物の中でも、特に「一番好きな物」というのは書きづらい……。
ということで、自分にとって最高のギャグ・メーカ、雑君保プ大先生(のマンガ)について、無理をしながら書いてみます。
雑君保プ
雑君保プを知るには、氏が書いたマンガを読む以外にない、のですが──Amazon.co.jp で「雑君保プ」を検索すると、すべて在庫切れ……。そう、最近は本が出ていないんですよね。『ハンター×ハンター』の中の人同様、復活を待ち望む作家の一人です。
ということで、いくつか情報ページを紹介します。
雑君保プの Web サイトはこちらです。
雑プ(ペンネームのさらに愛称)の説明が、過不足無くまとまっているのが、やっぱりはてな。
title="雑君保プとは - はてなダイアリー">シュールなギャグを得意とする。その勢いに乗った畳み掛けと毒は常人の許容量をはるかに超えるため、ついていける人には大好評。それ以外の方は要修練。
別ネームとして、根腐軸盆。
さらに付け加えると、「マンガの完成度」が凄い。
シロート(何?)がパラパラ見ると「絵が雑(雑君だけに)」というシロートツッコミが出そうな絵柄ですが、そういう人はマンガ読みじゃない。絵なんてただの飾りです。えらいh(ry ──いやいや、そうじゃなくて……。
なんの意味の無さそうな、「空気感」を伝えるだけと思われた背景のコマが、数ページ後の「オチ」に繋がっていたり。時には 1 巻の伏線が 5 巻で解き明かされたり。パラパラ読みを許さない、隅々まで読まないと本当の面白さが味わえない作風が魅力です。それでいて、万人向けのお笑いも軽く忍ばせてあるのが憎い。
自分と雑君
自分が雑君保プを知ったのは、20 代前半の頃。当時、ゲーセン店員という xxx な xxx をしていたころ、『コミックゲーメスト』(愛称はコミゲ)という夢のようなマンガ雑誌が有りました。いや、マジで「黄金時代のジャンプ」より面白かった!──かも。
コミゲで連載されていたのが、雑君保プの代表作と言っても過言ではない『ワールド ヒーローズ 2』!
『ワールドヒーローズ 2』
同名ゲームのコミック化──ですが、ストーリィは完全にオリジナル。笑いあり、ミュージカルあり、ちょっと雑学もあり、な内容(説明になってる?)。自分が読み始めたのは、たぶんコミック 2-3 巻が出たあたりですが、速攻でコミックを集めましたね(みなさんも頑張って集めてくださいな)。
コミックの、『ワールド ヒーローズ 2』1 巻のカオスっぷり!コミゲではなく『ゲーメスト』本誌に載っていた「ゲーセンおわらえ」が凄い。中でも一番好きなのが、「194X」(元のゲーム知らない)の「●チスの捕虜になって『ザ・究極の選択ゲェム』を受ける」ネタ。
「ナ●ス特製ブックカバー !! ナチ●特製せっけん !! ──ど・ち・らに なりたいですか?」
「は?(汗)」
「今なら!石けんをえらぶと あの女性士官に最後まで使ってもらえます !!」
「おおっ」
──字だけ見ると、なんだかホラー。絵付きで見たら、ちゃんと(?)笑えますよ。
『カルトクイズ 100 人伝』
あと、外せないのが『カルトクイズ──』。
雑君のデビュー作にして、オールカラー!な一冊。こちらも、雑君ファンは必携です!これまた入手難度が高くなってますが……。
「一休」とか「ソクラテス」、「ヒト●ー」のネタは、何回見ても笑えます。墓まで持っていきたい(誤用)。
さて、やっぱり好きすぎると冷静に書けず、いつも以上にメチャメチャな記事になりました。最後に、『ワールドヒーローズ 2』2 巻の 後書きに書いてあった、雑君保プを表すのに最も適した言葉を引用します。
「カッコ悪い笑いだけは死んでもやりたく無い」
──自分も、こうありたい。