『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 3 巻 感想・3

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関係ないエヴァ話

4/25 発売のはずの、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版』DVD が、Amazon さんから届きました。とりあえず一言。

アスカ登場、決定~!(思わずガッツポーズ)」「あのメガネッ娘は だれだ !?」「宇宙から飛来する(ry」

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 3 巻「友達がいっぱい」

それはそれとして、『SKET DANCE』3 巻の感想、ようやく最後まで書けました。長かった……。

3 巻から始まった、読者からの お便り紹介コーナ・「部室トーク」が、巻末に載っています。このページも含め、3 巻は素晴らしく面白かったです。

ユー、読んじゃいな Yo ! そして、感想をブログに書いて、下記のページにトラックバックするん Da !

SKET DANCE – トラックバック・ピープル

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SKET DANCE 3 (3) (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社 2008-04-04

SKET DANCE 2 (2) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 1 (1) (ジャンプコミックス) サムライうさぎ 5 (5) (ジャンプコミックス) 魔人探偵脳噛ネウロ 16 (16) (ジャンプコミックス) 銀魂 第23巻 (23) (ジャンプコミックス)

by G-Tools , 2008/04/25

第 24 話「スケット団漫画化計画」

作者が出ちゃったよ! な回。明らかに作者を模したマンガ家、檜原 円太(ひのはら えんた)がスケット団の取材に やってきました。

実際は、作者と檜原では、キャラ(話し方)が違うらしいです。しかしまぁ、この、ボッスンが大人になったようなキャラを、今後は作者と見てしまいますよね。

さて、今回は待望の、「部室でダラダラしゃべる話」ですよ! しかも、(師匠と同様に)セリフが多い! このマンガの真価が発揮された、最高に面白い話でした。

ストーリィとしては、マンガ作りのヒントを得るために、マンガ家がスケット団を取材する、というもの。その過程で、スケット団の面々、主にボッスンの個性を再認識していく、という流れが自然で手慣れています。

作者自身が、自分の造形物と向き合って会話する、という話にも見えます。そうして見てみると、ボッスンって──主人公に向いていない、ように見えてしまう。地味な人柄なんじゃないの? と。

──なんとなく、作者による登場人物いじめにも、性格設定の反省会にも見えますね。

しかし! 読者は すでに、ボッスンの、主人公らしい・男らしいところを、何度も見ています。それなのに、笑いを取りながらも、「──主人公で いいのか?」と読者に思わせる、この展開が見事です。

最後は、ちゃんとボッスンを始め、スケット団に見せ場が あったので安心しました。

そして、オチがスゴい。というか、[これはひどい](笑)。

第 25 話「ガチンコ・ビバゲー・バトル」

ついに始まった、初の長期シリーズ。ジャンプの連載マンガの中でも「当たり」が多い、「ゲームの世界に入る話」に近いです。『レベル E』『HUNTER×HUNTER』『銀魂』など、ゲームの回が面白かった。

本作の『ビバゲー』は、上記の例とは、少し傾向が違います。「ゲームの世界・仮想空間に入る」わけでは ありません。実際の携帯ゲームと、それを元にした、生身で参加するゲームの話から始まり、どうやってスケット団に関係するのか、と見せる展開が絶妙です。

スケット団へゲームの話を持ってきたのは、久しぶりに登場の、ヤバ沢さん。彼女が話す、携帯電話サイトの話が、ボッスンとヒメコに まったく通じない、という場面が笑えます。当然のように やり込んでいるスイッチに対して、なぜ教えないのか、そして「いまだにトランプとか やっている」と訴えるボッスンが、ツボでした。

そうそう、いつの間にか、「友だち同士で遊ぶ、といえばケータイかゲーム」に なっていますよね。トランプゲームのルールを、知らない人も増えてきているのでは?

まだ『ビバゲー』の話は始まったばかりですが、いつものように、ボッスンと椿(マツゲ)の対抗心が ぶつかり合い、早くも乱戦の予感──。

第 26 話「開戦 !!」

前回で謎だった、スケット団の助っ人が(あっさり)分かり、『ビバゲー』の予選が始まった!

ということで、「スケットマシーン 1 号」は武光 振蔵(たけみつ しんぞう)でした。なんというか、予想通りというか、期待はずれというか……(失礼)。

ここのヒメコのセリフ、「何でコイツは すぐ引き受けんねん」は、覚えておきましょう。ちょっとした伏線に なっていて──。振蔵が、このセリフを思い出す場面は、次巻で出てきます。少し、感動しました。

それにしても──。「スケットマシーン」ってどこかで聞いたよな、と検索してみると、『SKET DANCE』ばかり出てきてワロタ。あれー? 元ネタって、なんだっけ?

スケットマシーン – Google 検索

さて、物語は まだ、予選が終わって決勝の種目が発表されたばかり。次回から いよいよ、スケット団 VS. 生徒会執行部の戦いが始まります。

番外編「『メランコリック・ランデヴー』」

えっと、なんとコメントすれば……。

いくら自分が「ロマン☆ラヴ」とはいえ、このコのマンガに付き合うのは、かなりの苦行です。

しかし、絵の上手な人が、わざと下手に描くのって、かなり難しそうですよね。書き文字まで「それっぽく」なっていて、作者は本当に、器用な人ですね。

残念ながら、ロマンのマンガ家への道は遠そうですが、彼女には演技力という武器が あります。将来が有望ですね(でも こういうコに限って、こぢんまりとした家庭に入るんだよな)。