第97回大撮影会 ファンタジック大撮影会 – PENTAX K-m 編

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第97回大撮影会 ファンタジック大撮影会

ナディアパークの天井 (by asiamoth) (by asiamoth)

今日(2009/03/22)、カメラのアマノが主催している「ファンタジック大撮影会」に行ってきた。

撮影会・フォトスクール|カメラのアマノ

全裸の女性をカメラで撮ってきたのだ。──芸術のために、である。

残念ながら、モデルさんたちの肖像権(レバー前・レバー下・レバー斜め前下)の関係で、撮影会での写真は載せられない。会場のフンイキだけでも文章でお伝えしよう。

ナディアパークにて

場所は、名古屋のナディアパークという、田舎(いなが)モンにはビックリの、超・オシャレなビルだった。あんなに天井が高い建物を見たのは、久しぶりだったな……。

ナディアパーク

撮影会は、そこの一室で行なわれる。一般的な体育館くらいの広さだろうか。モデルさんが 6 人、撮影者が 200 人近く(!)も集まって、同時多発テロ(エロ?)的に撮影する。

各ブースをあわただしく移動して撮影するも良し、これと決めたモデルさんに張り付いても良し。だが、一瞬の判断力と度胸が必要だ。ヤワな男は、戦場では生き残れない……。

会場の広さといい雰囲気といい、「東京ビッグサイトでコスプレイヤを撮っている感じ」と言えば、分かる人には分かるだろう。自分もコミケでレイヤ(森博嗣風表記)を撮ったことは二度くらい、しかも 10 年近く前のことだが、撮影会というと どこも同じだろう。

合計で 1,300 枚くらい撮ってきた。これでも、けっこう少ないほうだと思う。しまった、JPEG ばかりではなく、RAW 画像でも保存すれば良かった……。メディアがかなり余ったのだ。

人によると思うが、シロートがドタドタ会場を回って、2 時間で 1,000-2,000 枚の写真が撮れる。これが、当日に持ち込むメモリーカードの目安になると思う(たぶん、ネット中を探せば 2 時間で 5,000 枚以上撮ったツワモノとか、いるだろうな……)。

カメラを借りよう

コンパクトデジタルカメラを持って、撮影に挑んだ人も何人かいた。──もったいない!

こういう撮影会場では、手のひらサイズのカメラでは、モデルの魅力が引き出せないのだ。最近のデジタルカメは高機能とはいえ、「いかにもデジカメ」な画像しか写らない。

会場のすぐ横に、カメラのレンタルをしているブースがあった。キヤノン・ペンタックス・ニコンが主催である。撮影会の間だけだが、一眼レフデジタルカメラとレンズを無料で借りられるのだ。ぜひ、(次回は)これを利用しよう。

自分は、SONY α300(これもレンタル品)を持って参加したのだが、前から興味があった PENTAX K-m を借りた。

ちょうど前日に大好きなブログを読み返していて、「COCO さんはPENTAX K10D を使っているのか……」と知ったことが、ペンタックスに決めた要因だったかもしれない。

coco’s bloblog – Horror & SF

PENTAX K-m

K-m は、ひと言で言うと「すべてが軽い」カメラである。

まず、ボディが軽い

さすがに、「世界最小」のボディである。(フォーサーズとかマイクロフォーサーズとか、ややこしい話は置いておく)。

同時に借りられたレンズは「18-55mm」の標準ズームだった(たぶん)。K-m のセットになっているレンズかと思ったが、「全域で F2.8」なのだ。いわゆる「(比較的)明るいレンズ」である。

──いま検索すると、PENTAX で 18-55mm・F2.8 のレンズが見つからなかった。「16-55mm F2.8」の見間違いかも。広角で撮る場面なんてなかったので、どうでもいいが……。

つぎに、動作が軽い

F3.5 スタートのに比べれば明るいレンズを借りたおかげか、シャッタが早く切れた。ピントが合うのも高速だ。サクサク撮れた。

シャッタの軽さ

そして、シャッタが軽い

「──え? さっきと同じことじゃん」と思われただろう。しかしこれは、別の意味である。

カメラには、ピントが合った状態を保つために「半押し」という操作がある。今まで使ったカメラは、文字通りに半分くらいシャッタを押し込むと半押しになった。

ところが K-m は、「0.1 mm 押し」くらいで半押しになり、「0.5 mm 押し」でシャッタが切れる(切れてしまう)のだ! これは、ちょっと微妙な感じである。

──上の数字は、だいたいの自分の感覚だ。あんまりウノミにしないように。とか言いながら、「シャッタに置いた指にカタツムリが載ると半押し、ハムスターが載ると全押し」とも思った。本当に、ちょっとの はずみでシャッタを押してしまう。

しかし、10 枚も撮れば、その感覚にも慣れるのだ。慣れると、「気軽に撮るための仕様なのだな」と理解できた。

たぶん、ターゲットとなっている奥さまには、半押しなんて面倒なことはせず、バシャバシャ撮って欲しいのだろう。──標準的なカメラの使い方からは遠く外れるが、「いきなり全押し」でも、そこそこピントが合っていた。それもスゴいことだ。

デジカメユーザーで「半押し」知らないのは約5% – japan.internet.com デイリーリサーチ

おまけ

この撮影会では、SONY α300 が大活躍した。次の記事で、その魅力をお伝えしよう。

さて、文字情報(と広告)ばかりの記事になった。自分は目の保養をタップリしてきたのに、これでは申し訳ない。

そこで、こっそりと秘蔵の画像をお見せしよう。会場内の写真は公開できないが、会場の外で撮った裸なら、問題ないだろう……。

名古屋・ナディアパークの「夢の女神」1 (by asiamoth) (by asiamoth)

コメント

  1. coco より:

    撮影会お疲れ様でした。
    私も気になっていたんですよ、ヌードモデr…じゃなくって、
    ペンタのK-m。
    やっぱり軽いんだなあ。しかもシャッターまで軽いのか。
    はまるほどに機材は重くなる一方なので、こういう売りの
    部分ってのはやはり魅力的ですね。
    ただ、重いレンズとあわせたときにバランスが悪くならない
    か、それだけは心配ですが。
    記事続編も楽しみにしております。

  2. asiamoth より:

    こんにちは、お久しぶりです!(まさか、このような記事で名前が出るとは思わなかったでしょう……)
    初めて購入する一眼デジカメとしては、K-m は最適ですね。パッと出して、サッと撮れる。「二台目もペンタックス」と思わせるだけの、使いやすさと実力を持っています。
    でも、coco さんには、ライブビュー付きの K20D か、乾電池が使える K200D か、どちらかでしょう。両方とも「防塵・防滴仕様」ですよ。
    ボディが軽くても、その分、レンズを増やすでしょうし……(笑)。
    子どものころに住んでいたところは山の近くで、昆虫もたくさんいました。いまは、中途半端な都会モドキな場所なので、被写体に困ってます。──という、撮影会に参加した言い訳でした。