リコー GR DIGITAL 4 は白ボディが新鮮! 手ブレ補正・外部 AF 搭載

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RICOH GR DIGITAL IV (GR DIGITAL 4)

Try! GR DIGITAL IV
(止まらない黒と──真新しい白)

リコー GR デジタル IV が 2011 年 10 月 20 日(木)に発売されます! 初代から操作性と速写性が評判だった GRD も 4 代目になり、ますます完成度が上がりました。

「前機種の RICOH GR DIGITAL III と ほとんど外観は変わらない」と言われる GRD4 ですが──、

ご覧ください! 限定版で白いボディが発売されます!

ボディ色のほかにも、新しい特長がありますよ!

ここから先は、実際にベータ機で撮影された shiology の塩澤一洋さんと、Photo of the Day の田中希美男さんの感想などを紹介します。GRD シリーズ全体についても触れました。

shio 流 GRD4 使いこなし術

shio さんは、まず GRD4 の画質に感動されています。透き通る解像感という表現が素晴らしい!

2505-110920 GR DIGITAL 4の透き通る解像感: shiology

GRD4 の電子水準器は、水平とアオリ方向の傾きが分かるようになり、Canon EOS 7D に搭載されている機能と近くなりました。すごい時代だな……。

アマチュアとプロの写真を分けるが、じつはこの「水平・垂直・アオリの角度に どれだけこだわるか」というにあったりします。写真は二次元という「」でしかないだけに、まっすぐ向き合いましょう。

2507-110922 GR DIGITAL 4のまっすぐ: shiology

GRD シリーズといえば、スナップショットが得意分野です。今回の GRD4 では、シャッターボタンを「一気押し」すると、その瞬間が「即」撮れる! 「速写」というより、これはもはや「即写」です。

2506-110921 GR DIGITAL 4の「即写性」: shiology

一瞬を「切り撮る」瞬発力は、リコーの専売特許ですね。兄貴分の GXR も、同様に「即写」性に優れたカメラです。いわゆる「シャッタ・チャンス」を逃さない!

2504-110919 GXR+28mmユニットのタイムラグほぼゼロを実感: shiology

田中希美男さんは こう見た!

スナップショットとして最高のカメラだと、田中希美男さんは GRD4 を評してします。

Photo of the Day 最高のスナップショットカメラ

また、明るいシーンでのモニター画面の視認性が抜群とのこと。これは、ファインダのないカメラには重要です!

高感度で撮影した時も、GRD3 に比べて GRD4 は進化しているらしい。ノイズの目立ち具合がIII型とⅣ型では「月とすっぽん」ぐらい違うとのことです。手ブレ補正も内蔵されているし、夜でもガンガン使えますね!

Photo of the Day なぜ、最高のスナップショットカメラ、なのか

平民さんの GRD 観

GR デジタルといえば、平民新聞の平民さんが頭に浮かびます。同じように思った人が、インタビューしていました。

色々考えたけど、GRデジタルって手の延長なんですよ。(……)同じような大きさでもっときれいに撮れるカメラなんて今いくらでもあるけれど、ここまで「手」みたいなカメラってGRデジタルしかないんで、今も使い続けています。(……)手だな、GRは。

平民さんといえば昔からGRDを使っているイメージがあります。今たくさんのカメラがあふれる中で、ずばり平民さんにとってGRDとはどんな存在なのか。よろしければ魅力と使い続ける理由を聞かせて下さい。よろしくお願いします。 – 平民金子インタビュー

平民さんは言葉がキレイ! といつも思う。

どういうことかというと、正しい日本語を使っているとか、文法を考え尽くす──ということではなく

話す相手に対して真剣に向き合っている

たとえウェブ上の文章でも、一直線に心は読者のほうを向いて書いている──と思います。すくなくとも、自分の心を毎回 揺さぶってきました。

Flickr で公開している写真も真剣さは同じなのですが、言葉と違って「優しさがない」点は面白い。挑発的な写真が多いのです。

IMG_3543

スナップにも作品づくりにも

「映像素子とレンズは GRD3 と同じ」という点に、過剰な反応を見せる「カメラ・マニア」も多いと思います。カメラの業界では「世界一の○○!」や「何千万画素!」と宣伝することが普通ですからね。しかし──、

写真機は、スペックで語るもんじゃないですよ!

初代の GRD でさえ作品としての写真が撮れることは、blackeyes ことフォトグラファ・渡辺伸次さんGR Digital snaps – a set on Flickr を見れば分かります。

CHUM APARTMENT #02

まっ白なライバルたち

質実剛健で「道具」という言葉が似合う GRD にしては、大胆なカラーリングで攻めてきましたね!

リコーがペンタックスを子会社にしたこと関係しているのでしょうか? ──って、時期的に合わないか……。でも、K-r を発売したペンタックスなら、確実に白を出しますよね。

PENTAX K-r – 120 とおりのボディ・カラーと 12 色のレンズたち | 亜細亜ノ蛾

「ボディ色が白のコンパクトなカメラ」ばかり、最近は紹介しています。カメラ業界のトレンドということもあるけれど、かわいらしくて好きだから取り上げている。

このビッグ・ウェーブに乗っていないのは──、キヤノンくらいでは? 愛しい愛しい Canon EOS 7D くんの限定ホワイト・バージョンが出たら、グラグラ心が動くかも。

Canon EOS 7D でポートレイト撮影するための便利な機材 | 亜細亜ノ蛾

おそらく、最後の最後まで白いカメラを出さないメーカは、シグマでしょう。シグマのカメラは、黒以外が想像できません。