『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)
心の中にワダカマリがあるまま生きていくのは、ツラい。ましてや、言えないことを腹に隠し持ったまま 2 人で暮らすなんて、ストレスが溜まって仕方ありません。それが理由で別れた、ということも多いでしょうね。
新婚ホヤホヤ(死語?)のシュージンとカヤにも、ワダカマリのモヤモヤが忍び寄る……!
(まったくどうでもいいけれど、「わだかまり」は日本語だと「蟠り」というなんだかカッコイイ漢字が当てられるのに、英語だと bad feeling ですと。そもままヤンけ!)
幸せよねー
カヤは新婚旅行と温泉を満喫しているけれど、シュージンの顔は浮かない。
そして読者としても気になることがある。──この 2 人、「亜城木夢叶」を離れているときには、何をしているんだろう……? いや、イヤラシイ意味ではなくて、いまだに 2 人の趣味が見えてこないんですよね。
とくに(現実世界の)女の子って、「ヒマなとき、家で何をしているの?」とたずねても、あまり明確な答えが返ってきません。きっと、男性には言えないようなステキなことを、女性たちは楽しんでいるのでしょう。たぶん。
そんな事を言い出したら、ジャンプ(に限らずマンガの)キャラの中で、「趣味は○○です」と言える人はすくないような……。学校での生活がメインのマンガ、たとえば『SKET DANCE』だったら趣味を語るような場面が自然に描けますが、バトルマンガではムズカシイでしょうね。
帰ったら 言う
仲がいいように見えて、けっこうケンカが絶えない 2 人です。「意見が分かれたらジャンケンで決める」というルールを最初に決めておいて、本当に良かった。
──もしかして、作者の家庭でも使われているルールだったりして。と思って調べてみると、小畑健さんと
大場つぐみさんが既婚かどうか、分かりませんでした。参考までに(?)
ガモウひろし先生には、お子様がお二人いらっしゃるそうです。そうか、ふーむ(何が?)。
何で こんな時に限って
話し始める前から怒らないで よ
、と言うのはズルいと思う。それに、そんなマクラコトバを並べることで、かえって相手の機嫌を悪くすることも多いです。でも、多くの女性がこういう話し方をしますよね。アレ、何なんだろう……?
見吉は、初登場の時はツンツンしていて、ちょっとコワイオンナノコに見えました。それが今では、「秋人さん」の顔色をうかがってばかりいます。でも、肝心なところではダンナのこと(とおそらくサイフのヒモ)をピシッとしめる。典型的な「日本人のお嫁さん」という感じでしょうか。
ところで、久しぶりに昔のジャンプ(2010 年 02 号)を読むと、そもそもシュージンがカヤと結婚したのは、「いつも一緒にいれば浮気の誤解を受けない」という理由からでした。ということで、今後も高木夫婦が言い合いをしたり仲直りをしたり、「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」みたいな場面が出てくるのでしょうね……。
新妻エイジと 競いたい
シュージンにも、まだエイジと戦う意思があったようです。でも、俺に才能が ないんだから 頑張るしかない
、と言いながらも半分あきらめていた。
どうもシュージンは周りに流されやすく、悩みは自分の中に押し込める傾向があります。サイコーやカヤ・亜豆から見れば、シュージンにはギャグが合わない、というのはすぐに分かる。それなのに、担当の編集者に言われるがままに連載を始めて、自分の(ギャグの)才能のなさに落ち込んでいます。
うーん、悪循環!(と書いて「みうら」と読む)
エイジと戦える
そうそう、いまごろ「1 ページ」にイチャモンを付けます。よく考えたら、シュージンがサイコーの絵に惚れたのは 「タント」のような絵じゃない
。亜豆を描いたカワイらしい絵柄にサイコーの才能を見いだしたんですよ。
──だったら何でシュージンは、「学園ラブコメもの」のストーリィを書かずに、『ふたつの地球』というバリバリの SF ものを書くんだぁー!(いまになって気がついた)
サイコーはサイコーで、リアル系のイラストを一所懸命に練習し出すし、絶賛発売中・大ヒット御礼の『バクマン。 1』(あ、宣伝みたい)では、すこし不自然な展開だったんですよね。初めから「2 人はシリアスな SF もので行く!」と決まっていたみたいな感じ。
気になっていたことが分かったら、すぐさま他人を思いやる。ここがシュージンの良いところです。よかった、いつものシュージンが帰ってきました。
さて、ここからは『DEATH NOTE』のテニスシーンを思い出すような、ど迫力の卓球バトル(ポロリもあるよ)が始まる──のかと、期待したのになぁ……(ポロリ担当はシュージンだったりして)。
