『バクマン。』 173 ページ 「瞬間と最終巻」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 18 号)
胸にキュンキュンくる場面が描かれました。サイコーと亜豆という恋の初心者らしい もどかしさに、こちらまで顔が赤くなってきます。若々しくて良いですね!
しかし──。
亜豆が最初に言いだしたこと とはいえ、そろそろルールを破って自分を奪い去るくらいの「男らしさ」をサイコーに望んでいる気がします。
あの新妻エイジだって、「『どんな理由が あろうとも』『女を待たせる 男は最低だ。』
ですよ!」と怒りそう(『めだかボックス』ネタ)。
正直に 言ってくれ
え!? シュージンは『REVERSI』を 10 週以内に終わらせるつもりなのか! そうなると、残りはコミックス 1 巻分と数話くらいですね。『バクマン。』らしい話の早さです。
ここまでアニメが注目を集めた作品だから、編集長も簡単には終わらせてくれないでしょう。佐々木(前)編集長は いろいろと条件を付けるのが得意技だったけれど、瓶子は何か言ってくるかな?
それに、読者から見たら「短期間で打ち切られた」と思われそう。たとえ内容が おもしろくても、「亜豆との一件で責任を取らされた」などと掲示板で騒ぎ立てられるでしょうね。
やっぱ メールじゃなくて
原作はシュージンが考えることなので、打ち合わせでもサイコーは話半分だったのでは? むしろ、そうでなくては困ります。ところが──。
こんなに喜ばしい日なのに、最初はメールで済ませようとしていたなんて、サイコーは本当に女心が分かっていませんね!
でも、電話をかけたのは偉い! 恋愛レベルが 1 だけ上昇しました。現在は LV. 3 くらいかな……
最近の亜豆は、なにげない表情がバツグンに愛らしい!
『REVERSI』のコミックス(らしき本)を手にしているから、亜豆はセリフの練習をしていたのでしょう。ヒロインの菜保役が決まってから、よりいっそう原作を読み込む機会が増えたに違いない。
それだけに、アニメ版の『REVERSI』にオリジナル要素が入ったら、亜豆は ものすごくイヤがりそう。たとえば、洗脳された場面で妙に色っぽい演技を要求されたり──とか(アリガチ)。
アニメ化が 決まった時と
もう婚約が目前の 2 人なのに、まるで恋が始まったばかりのようにギクシャクしています。は、初々しい!
赤面したサイコーの顔まで、不思議と かわいらしく見える。一時期シュージンと恋に落ちかけた(完全に落ちてた)蒼樹紅みたいですね。あのカップルも順調に──平丸一也が尻に敷かれているのかなぁ……。
そして、いよいよ婚約の言葉がサイコーの口から飛び出すのか──と思いきや、何をいまさら「確認」するのか……。本当に「業務連絡」が好きな人ですね!
しかし、電話でプロポーズするなんて、「サイコー @m_moritaka プロポーズなう」の次くらいに軽くて失礼だと思うから、今回は これで良かった。亜豆もドキドキが また味わえるから、2 倍にお得です(?)。
正確に言うと アニメが
サイコーは、良い意味と悪い意味で「デリケートな性格」です。そもそも、夢のことを語る時に「本当に叶った 瞬間
」を気にする人なんて、ほんの一握りでしょう。
その繊細さは作家に重要な要素だけれど、恋愛には大胆さも必要だ。──と恋愛 LV. 2 が語ってみましたー。
この場面で亜豆は、無意識にカーテンを開けています。「本当は外でサイコーが待っていた!」くらいの状況を期待していたのかもしれませんね。
それでもサイコーは、ちゃんと「迎えに 行きます !!
」と亜豆に伝えられて良かった。なんだか まだ 4 割くらいは煮え切らないけれど──、
半煮えのほうが恋は美味しい。
プロポーズ ちゃんとした?
ちょっとした ひと言で相手を惑わす──。そんな星の下に亜豆は生まれてきたのでしょうかね。「亜豆惑星」? 昨夜の電話で「9 月まで 地球があるか どうか
」なんて話してしまいました。
たぶん はずみで言った亜豆の言葉を真に受けて、サイコーは「明日地球がなくなるかも しれない
」なんて語っています。イマドキのハヤリ歌でも そんなこと歌いませんよ!
地球どころか、「宇宙を創造する神」(原作者)のシュージンまでドン引きしている。「サイコー達の夢が 叶うのも 早かった気も する
」という発言を取り消したかったりして。
ほっぺたに軽く右ストレートを打って「うん 上出来
」なシュージンは、なんだか「青春」って感じがする! サイコーが「ステータス: 正常」な分だけ、今回はシュージンが浮き浮きしていますね。若いなー。
そんなキラキラした時代が、自分にも あったかな──とパーソナル脳内検索してみたけれど、うん、なかった。