『暗殺教室』 第 48 話 「実行の時間」
堀部イトナは誰よりも強くなることにしか興味がない。
普通だと この手のキャラは、ハンディキャップを嫌い、相手と同等か それ以下の状態で戦うことを望む。
ところがイトナは、シロの策略で普段よりも極端に弱体化した殺せんせーとでも、どっちが強いか改めて決めよう
とします。
まるで『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるカーズのように「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!
」な考え方をしている。
敵キャラにありがちな油断も慢心も ありません(バナナを食べているのは栄養の補給と考えよう)。
だから強いし、恐ろしい……!
戦闘中なのに、敵と味方が楽しく昔話に花を咲かせている某・マンガとは大違いだってばよ!
マッハでは実行できないこと
現役女子中学生の柔らかな肉体をぬめぬめした触手が優しく拘束する……だと……!?
最初に助けられた女子は、目が特徴的な不破 優月だと思われます。
着地したコマで髪の毛が逆立っていて、なんだか 80 年代の■リなアニメに出てくる女の子みたい。よく見ると、彼女も茅野カエデと良い勝負をする上半身ですね!(どの部位が?)
隣にいる男子は磯貝 悠馬かな?
まるでトラブる上等! な「無人島で 2 人きり」に見える一場面でした。
そんな場合じゃないけれど。
最大の急所
殺せんせーの急所は「心臓
」らしい。
人間と同じ位置にあって同じ役割とは限りませんが、頭部や触手が普段から無防備である以上は、胴体の真ん中にあると見て間違いないでしょう。イトナも胴体に攻撃を集中している。
そう言えば、いままで殺せんせーの急所は不明でした。
「対 殺せんせー用素材」を短期間で開発した超・優秀な日本政府なのに、なぜかバクゼンと「BB 弾で撃ったりナイフで切れば勝てる──かなぁ……」みたいな情報しか E 組の生徒に伝わらない。不思議な話です。
それなのに、シロは何でも知っている。
もともとは人間だった殺せんせーが今の姿になった経緯も、シロは熟知していそうです。いったい何者なのだろう?
そして、もしもイトナが「超・生物を倒せる超々・生物」になったときに、そんな危険な生き物を世界の首脳たちは生かしておくだろうか?
自分の するべきこと
寺坂 竜馬は、最後まで格好悪いままです。
しかし、自分が弱いことを認めて、頭の良い奴に操られる運命
を真正面から受け入れました。赤羽カルマの言うとおりに動くなんて、元・ガキ大将
には かなりの勇気が必要だったでしょう。
作中では「E 組の生徒には未来がない」といった描写です。
しかし、そもそも椚ヶ丘中学校に入れた時点で、トップから数えた方が早いくらい優等生だったはず。寺坂だって、勉強ができたから入学できました。
まだまだ中学三年生で、もう将来の生き方を決めつけるには早すぎます。もっと いろんな人生経験を積んで、自分の頭で 何したいか 考えたら
良いでしょうね。
来年以降も地球が存在していたらの話だけれど……。
おわりに
"胸騒ぎ"の せいか、最後のプールに渚は いなかった
と前回の感想で書いたけれど、1 コマ目から見せつけるように潮田 渚が溺れています。何の伏線でもなかったのか……。
暗殺教室 第 47 話 「ビジョンの時間」 師を追う龍は仲間を見ず | 亜細亜ノ蛾
ぽっちゃりが売りの 原さん
や、(元?)不良グループの吉田 大成は、ほかの生徒に比べて助け方が ぞんざいに思えるけれど、きっ、気のせいですよね……。
今日の題名は「悪事千里を行く
」から取りました。
現代の日本では、「悪事」の部分が「著名人のスキャンダル」で置き換えられそうです。誰が結婚したとか離婚したとか浮気したとか、ドーデモイーようなクソクダラネーことがツイッターのタイム・ラインで 1,000 リツイートされて ひた走っている。
- 『寄生獣』のミギー
- 「
心に余裕(ヒマ)が ある生物 なんと すばらしい!!
──かなぁ……」