暗殺教室 第 162 話 「思い出の時間」 教員 矢の如し

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暗殺教室』 第 162 話 「思い出の時間」

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目前に迫る──純白の幸福

殺せんせーの暗殺よりも高校の受験は難しかったか?
第二志望以内で全員合格 おめでとうございます!!」という殺せんせーの祝福も少し苦しい。
運動能力だけを見るなら、E 組は全員が全国一どころか世界一だと思います。それが(試験)勉強となると、急に「全国平均をやや上回る」程度に落ちる。マッハ 20 が時速 20km くらいに落ち着いた感じです。
そのくらい、脳内の世界は広大だ!

脳髄で勝負

殺し屋たちは、誰一人「知能対決」を挑まなかった。
強いて あげれば浅野 學峯理事長くらいです。そして、理事長ほどの超人でも殺せんせーには勝てなかった。
もしも「世界一の天才」が名乗りを上げて、正々堂々と殺せんせーに知恵で勝負を挑んだとする。殺せんせーは喜んで対決を受けるでしょう。そうしたら──早々に「超生物を始末」できた可能性は高い。
とは言え、殺せんせー以上の頭脳は存在するのか?

じつは照れ屋

ついに速水 凛香がデレた!
普段から「ツン: 9・デレ: 1」の比率が好みだと自分は力説しています(例: 初期・海原 雄山)。それでも、速水には「もうちょっとデレてくれたら……」と思ってしまう。

それが ここに来てネコデレです!
凛香だったら『山賊ダイアリー』ばりにウサギを撃【自主規制】美味しく【自主規制】していそうですが、じつは動物が好きだったのか。
速水と言えば、「イリーナとキャラが被る」という理由で髪型を変えたエピソードが興味深い。同様に、倉橋 陽菜乃とカブるから動物好きを封印していたのかな?
あと、写真を見せられたあとの凛香が超絶カワイイ! 彼女が「恥ずかしくて震える」(西野カナかな?)姿なんて激レアです!

女王の風格

女神・神崎 有希子は今日も美しかった!
あやうく「台無し」に されかけたのに、いまでも神崎はゲーム・センタに通っているようです。悪徳ゲーマー程度なら(ゲーム上で)成敗できるでしょう。しかし、また不良に目を付けられないだろうか……。
そんな心配は置いておいて、「勝者の上から目線」で敗者を見下ろす場面が良かった! これこそ神崎の真骨頂です! この子には、産まれながらに女王の素質がある……!

和服のコスプレ衣装も有希子らしかった。
おそらく卑弥呼の格好をしていて、彼女の女王体質が現われています。あるいは女神だけに天照大神かな? どちらにしても、殺せんせーも よく分かってらっしゃる!

姫と王子の その後

片岡メグ姫系な衣装が素晴らしい!
ところが、どうしても「オタサーの姫」ならぬ「百合サーの姫」に見えてしまう。プリンセスと言っても、宝塚歌劇団に出てきそうな印象です。


片岡は、高校で恋が成就するだろうか?
殺せんせーが予見したように、ダメ男と「共依存」な関係を結ばないか心配です。多川 心菜みたいにダメ女のほうかも しれませんが、今後もメグは誰かに依存され続けるでしょうね。

しかし、片岡なら自力で幸せをつかみ取るはずです。
その時に隣にいるパートナは、もちろん磯貝 悠馬──ではなく竹林 考太郎だったりして!? (トリした目で)

学園祭の裏側

潮田 渚の「着替え」がヤバすぎる!
なんだかギャグっぽく描かれているけれど、普通に「イジメ」──もとい性犯罪ですよ! 中村 莉桜赤羽業の嬉々とした表情は、「陵■系エ■ゲ」で何度も見てきた……!
何回も書いたけれど、「白昼堂々と教室で、現役女子中学生が現役■子中学生のズボンを脱がせてスカートを履かせる」異常事態に驚喜してきました。しかし、渚の立場で考えると、よく「思い出の一場面」で済ませられたな……。

過去を書き換え

そんな(どんな?)中村は目の小ささを気にしている。
莉桜は、その性格からするとギャルというよりはヤンキーに近い。ところが、目を大きく加工すると急にギャルっぽくなる(ややキモいが)。メイクしだいで完全なギャルに なれますね! (本人が そうなりたいかは不明)

現実と仮装

後半のコスプレ大会もネタが多すぎて追いつかない!
ちょうど時期的に現実世界のハロウィンとも重なっています。──うん、ハロウィンは「子どものためのイベント」だから、今回の話とも合っている。一方、現実では(ry。

この件に関する自分の意見は以下の とおり。

「ハロウィンで若者たちが荒らした町を子どもたちが掃除する」と話題だが、良いことだと思う。どうせ十数年後には成人した子に支えられるから、その予行演習だ。というか、すでに老人を支えて若者が潰れかけている。

水棲機械

」のイソギンチャク(?)が笑えます!
前から「律」は「ゆっくり」に似ていると思っていました。彼女の目は普段から眠たそうで、冷めているときの潮田を思わせる。言い換えると「カワイイのに憎たらしい表情」です。つまりは「ゆっくりフェイス」だ!
そんな顔の「律」が頭部だけを見せているから、完全に「ゆっくり化」しています。彼女らしい「CG 芸」を楽しみました。

見慣れた光景?

またもや「木桃カップル」が登場です!
木村 正義矢田 桃花が おそろいのコスプレで並んでいる。しかも、殺せんせーも事情を知っているのか、お互いの肩を寄せていますよ!

なにより注目なのは正義の視線です。
ほんの少し下に向けるだけでチョモランマ(エベレスト山)というかチチョリーナな絶景が見られる! それなのに、後ろにいる殺せんせーを見ています。
普段から何回も何回も「登頂」しているからか!?

突然の予行演習

殺せんせーは、教師たちの事情も知っていたのかな?
前回、イリーナ・イェラビッチ烏間 惟臣がプロポーズしました。今回の様子からすると、その事実を生徒たちは知らない。また、烏間からは絶対に「標的」に話さないでしょう。おそらくイリーナも秘密にするはず。
ということは、お得意の盗撮・盗聴で殺せんせーは告白の場面を目撃したのでしょうか。あるいは、いままでの二人の仲を見て予想しただけかも。それにしては「結婚式で着る衣装の試着」という核心を突いている。
どちらにせよ、イリーナが幸せそうで良かった!

おわりに

今週号の『食戟のソーマ』も副題は「思い出」でした。
両者に共通するテーマは「前へ進む意思」です。そこには未練など存在しない。時には過去を振り返るけれど、それは先へ進む前の息抜きや準備です。


カブっていると言えば、『斉木楠雄のΨ難』もある。
しばらく前の『斉木』で、「夏休みの思い出の写真を一日(数分間)で撮ってくる」ネタが ありました。超能力者と超生物では可能なことは異なるけれど、考えることは似通ってくるのかな。
楠雄が本気で暗殺に来たら、殺せんせーは勝てるのか?


カメラ警察」としては見逃せないコマがある!
秘蔵の自撮り 3 万枚!!」と殺せんせーが叫んでいる場面は、どうやっても撮影は不可能です。レンズ一体型か一眼レフのカメラを使っているけれど、超々々々広角レンズでも このカメラ位置では殺せんせーは写らない!
ムリに考えると、殺せんせーの右手が何メートルか手前にあって、このコマ自体が超々圧縮されて描かれている──くらいかな。それでも苦しい。


題名は「光陰矢のごとし」から借りました。
本当に月日の経つのは早い。年を取るごとに そう実感します。「精神年齢: 17 歳」な自分は、いまだに昭和の世界に心を置いてきている。なにしろ遊んでいるゲームは今も『ストリートファイター』や『メタルギア』ですよ!
今年が 2015 年だったとは信じられません。『新世紀エヴァンゲリオン』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな未来は来ませんでした。