バクマン。一覧

バクマン。 #113-3 「不得意と心掛け」 隣の席と読書量

『バクマン。』 113 ページ 「不得意と心掛け」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 02 号)

市川学園旧校舎
(机と机との距離は──現在では無限大に広い)

「生きている」人間は、誰もが趣味を持っている。

ところがマンガには、無趣味──というか「無生活」なキャラクタたちが多い。マンガ家がいかに「普通の生活」をしていないのか、作品を通して見えてきそうな気がします。

そんなことを考えている自分には、『家庭教師ヒットマン REBORN!』や『BLEACH』に出てくる日常パートが大好きです! 作者も、生き生きとして描いていることが分かる。

逆に、『ONE PIECE』と『NARUTO』は戦っていない日常の場面が多いのに、生活のニオイがしてこない。ぎこちなく見えます。全員が全員、いつも同じ口調で騒いでいるだけだってばよ!(ドン!!!!)

われらが『バクマン。』のキャラは、どうなのだろう?

続きを読む


バクマン。 #113-2 「不得意と心掛け」 同率 2 位とイケメン高校生

『バクマン。』 113 ページ 「不得意と心掛け」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 02 号)

2010-10-22_101551_Canon EOS 7D_28-75mm
(イケメン──それはボクのこと)

恋愛は片想いが 基本という言葉が出てきました。

これは、マンガや小説などの創作物では鉄則でしょうね。そう言われてみると、「両思いのカップルを描いた人気の作品」と言われても、パッと思い浮かばない。

──『ラブラブファイヤー』くらいかな?


現実世界の恋愛も、片思いのころが苦しくて楽しい。甘酸っぱい思いが続くのは、つきあい始めた直後まで──だったりします。

サイコーと亜豆との付き合い方は、恋愛の甘酸っぱい期間を延ばすためには、良い方法なのかもしれませんね。極限まで、1 つの思いを引き延ばす──。

──「藍染隊長法」と名付けましょう。

参考: 【ネタバレ注意】漫画『BLEACH』の藍染惣右介さん、ここにきて再び変身。

続きを読む


バクマン。 #113-1 「不得意と心掛け」 恋の心情と外海時江

『バクマン。』 113 ページ 「不得意と心掛け」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 02 号)

Dodge ball anyone?
(ドッボールは──恋の思い出)

今回は何と! 新妻エイジの初恋の相手が登場します!

ここ最近で、一番ビックリしました。英語にするとやたらと長いタイトルになる「人気作家恋愛読切祭」の結果なんて、頭から消し飛んだくらいです。

マンガ家としてのエイジしか、読者は知りません。もっとほかの面も見てみたい……!

続きを読む


バクマン。 #112-4 「パンチと一人立ち」 ベテランと前向きさ

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

There's more than one way to scratch an itch!
(これがベテランの熟練した──もふ術)

今回の「人気作家恋愛読切祭(スーパーリーダーズラブフェスタ)」は、参加者の大半にとって新しいことへの挑戦です。

とくに、新妻エイジが描く恋愛マンガなんて、これまでの展開からは想像ができません! できれば、実際の原稿を読んでみたい!

いかにも恋愛の経験がなさそうなエイジですが、恋愛マンガを描く時の減点にはならないはず。蒼樹も岩瀬も、条件は同じです。

──亜城木夢叶のほかは、全員が同じかも……。


新しいことに挑戦すると言えば──、自分の友人が作詞でデビューしました!

お友だちの「なほべ」さんが歌詞を書いた曲は、全国で発売されています。最低でも、ひとり 10 枚は買いましょう!

友人が作詞で全国デビュー! MACK 『Call it life』 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

自分もチャレンジとして、小説(ショート・ショート)を書いてみました。ジャンルや元ネタを言うとネタバレなので、伏せておきます。

良かったら、気軽に読んでみてね!(日本語訳: ツイートやブログ・ブクマで宣伝してください)

絶対に笑ってはいけない洋館 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

続きを読む


バクマン。 #112-3 「パンチと一人立ち」 可能性は 0 と一網打尽

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

Zero & Splash
(これを飲めば 0 カロリィ──と言い切れる?)

シュージンの得意なジャンルは、ミステリィや SF などの「エグイ話」でした。そのため、「亜城木夢叶は邪道な話しか描けない」と読者は思わされる。一番「ジャンプ」マンガらしい『走れ! 大発タント』が失敗したことも大きい。

『バクマン。』という話自体も、最初は「『ジャンプ』編集部の暴露マンガ」だと思った人も多いでしょう。自分も、すこし思った。

しかし、じつは第 1 話目から、『バクマン。』は「恋愛マンガ」していたのです。ストーリィの大筋も、そのまま「(自分の作品をアニメ化して)ヒロインと結婚する話」ですよね。

サイコーとシュージンが力を合わせて恋愛マンガを描き、アニメ化を狙う──という流れは、「1 ページ」の流れからすると、当然に思えます。ここまでの複雑な過程は、すべて作者の「計算通り」だったのか……!

続きを読む


バクマン。 #112-2 「パンチと一人立ち」 戦争してる国と困った事

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

Tom & Jerry
(世界で一番──仲良くケンカする 2 人)

『バクマン。』を長く読んでいると、「マンガは原作と作画が分かれて描くものである」とすり込まれてしまう。──そんなこと、ありませんか?

なんだか、「1 人でマンガを描く」ことが、よっぽど特殊な能力に思えます。実際にそのとおりなのですが、ほとんどのマンガ家志望者は、自分ひとりの力でマンガを描こうとする。

しかし、誰にでも苦手な分野はあります。

絵はバツグンに上手でも話が作れない人や、話作りは面白いのに絵が描けない人もいる。複数人でマンガを描くことを知らなければ、彼らはマンガ家をあきらめるでしょう。

『バクマン。』をきっかけにして、マンガの世界で自分の力を試したい人は、以前よりも増えたはずです。ムリをして何でも 1 人で描く──必要はない。


個人的には、蒼樹紅の作品で「エロ担当」になろうとした、石沢のポジションが一番おいしいと思う。実際に、存在するのだろうか……(ゴクリ……)。

続きを読む


バクマン。 #112-1 「パンチと一人立ち」 「走れメロス」と温室

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

gringrin32f.jpg
(メロスは感動した──温室が美しかったからだ)

明けまして、おめでとうございます!

──って、「ジャンプ的に」という意味ですケドね。今週号が、2011 年の 1 号目です。雑誌や本の世界では不思議なことに、出版した日付は現実世界よりも未来になっている。なぜでしょうかね?

いろいろと説があるらしい:


正月とは関係がないけれど、今回の『バクマン。』は、おめでたい内容でした。亜城木夢叶の進む道が見えている。先週まではけっこう重苦しいムードだったので、まずは一安心です。

──いまのところは……。

続きを読む


バクマン。 #111-4 「口出しと信頼」 完璧な読切と合宿した甲斐

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

2010-10-22_123453_Canon EOS 7D_28-75mm
(この世でもっとも──パーフェクトな種族)

今回のラストは最高に良かった!(←ダブルミーニング)

ミステリィ読みとしては、素晴らしいトリックに出会ったあとの「ちっくしょー! まただまされた!(満面の笑みで)」という心境でしたね。最初の一回だけしか味わえないため、この感覚は貴重です。人生で、何度巡り会えるか……。

手の込んだ伏線の張り方をしなくても、心理描写の見せ方だけで読者の印象を操作する──。かなりの高等テクニックでしたね。

続きを読む


バクマン。 #111-3 「口出しと信頼」 余計なものと白紙のページ

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

Blank Sheet of Paper
(無限の可能性を秘めた──白い紙)

今回は、平丸の天才ぶりが見られました。

平丸は、何も努力をしなくても、面白いマンガを描ける。そして、それを当然のことと思っています。彼ほどマンガの才能に恵まれているのに、そのことに感謝しないマンガ家も、ほかにいないでしょう。

たとえば『ドラゴンボール』では、「最初から強かったキャラクタ」には出生の秘密がつきものでした。じつは戦闘民族の生まれだったり、どこかの王族だったり。

もしかしたら、平丸の親は天才マンガ家なのでは?

吉田:
オメーは自分の 家族の事なんて 知らねえ筈だ まだ 何もな
平丸:
どういう────… …意味だよ…?

(最近の『BLEACH』ネタ。どうでもいいけれど、意味だよ…? って口調は萌えキャラみたいだぞ、一護)

続きを読む


バクマン。 #111-2 「口出しと信頼」 1 人で暴走と 2 人が別行動

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

Charging Bull
(暴走か!? ──それとも、モー走か)

最近は、サイコーとカヤが急接近です。

2 人きりで仕事場にいるサイコーとカヤの姿は、かなり親密そうに見えて、なんだかドキドキしてしまう。

「少年マンガだから『あやまち』はない」と油断しがちですけれど──、『DEATH NOTE』で「あやまちだらけ」の夜神月を描いた作者ですからねっ!

何かあっても、おかしくはない(ことはない)。

続きを読む